不来方賞:盛岡 2000m

1969年創設の歴史あるレースで、長年にわたり盛岡のダービーとして位置づけられてきた非常に大切なレースでもあります。読み方は「こずかた賞」で、「3歳秋のチャンピオンシップ」シリーズにも指定されている競走です。

現在は岩手3歳三冠競走のラストを飾るレースとして、世代を代表する有力馬が揃って秋の大目標としています。もちろん東北優酸やダイヤモンドカップも大切なレースではありますが、今もなお「岩手競馬の3歳最強決定戦」と考えている地元ファンも少なくありません。

過去の勝ち馬も当然、岩手を代表する名馬たちが名を連ねます。東京大賞典・川崎記念などを制覇したカウンテスアップ (1984年)、ダービーグランプリなどを制覇したスイフトセイダイ (1989年)、フェブラリーSや南部杯を制覇したメイセイオペラ (1997年)などは、ここでの勝利を足掛かりに、全国へ名を轟かせる活躍を収めた名馬たちです。

人気馬が期待に応えるレースが多い一方で、三冠達成をかけて敗北したマヨノエンゼル (2009年2着)、パンプキンズ(2019年3着)がいるように、大波乱ではなくともある程度の番狂わせは起こりうるレースです。

レース名にある「不来方(こずかた)」とは、盛岡地域の古い名称です。
昔々、住民が悪鬼の追討を神様に祈ったところ神様がそれに応えて鬼を捕らえてこらしめたという言い伝えがあるそうで、その際2度とその地に来ない証として岩に手形を残させたのが「岩手」という名称の起源であり、もう来ない方角という約束が「不来方」という言葉の起源であるとされています。

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