[POG2020-2021]注目馬紹介~一口クラブ・ノルマンディーOC編~

今回は、2020年牝馬クラシックで無敗の二冠牝馬となったデアリングタクトで一躍脚光を浴びた、ノルマンディーオーナーズクラブを紹介させて頂きます。
生産からセリで仕入れてきた馬の育成・調教、そして競馬場へ。一貫した競走馬管理を、独自のノウハウ・スタッフですべて行ってきた結果が、実を結んだのではないでしょうか。
今回はそんなノルマンディーから、POGで期待したい3頭をご紹介させて頂きます。

なお馬主名義は「ノルマンディーサラブレッドレーシング」ですが、記事内では愛馬会法人名「ノルマンディーオーナーズクラブ」の略称「ノルマンディー」とさせて頂きます。


ソニックムーヴ

父:モーリス
母:サイレントソニック
母父:ディープインパクト
宮田敬介厩舎(美浦)
2018年5月21日生まれ
牡馬・募集額2,600万円
母10歳時の出産で4連産目(第4仔)

まず注目したいのは、このソニックムーヴです。この配合はデアリングタクトで一躍ブランドとなった「サンデーサイレンスの奇跡の血量(3×4)」が成立しています。
5月21日生まれとの事でかなりの遅生まれとなりましたが、1月の段階で15-15の乗り込みを行いました。3月上旬からは、競馬場へ移動する前の育成を担当するノルマンディーファーム小野町へ移動し、じっくりと乗り込みが行われました。6月頭にはすでに入厩予定です。

母はディープインパクト×Unbridled's Songの黄金配合を持つ良血馬・サイレントソニック。戦績は30戦5勝で短距離を中心に活躍していましたが、3歳時にはオークスにも挑戦しています。
初仔のロードカナロア産駒サラドリームは短距離路線で期待通りのスピードをみせていますので、母として繁殖能力の高さも証明されています。

管理するのは今年2020年3月に開業したばかりの宮田敬介厩舎です。39歳の宮田調教師は、ノーザンファーム勤務後に、美浦・栗田博憲厩舎で厩務員・調教助手を勤め、さらに田島俊明厩舎や国枝栄厩舎で勉強を重ねたという経歴を持つ、新進気鋭の若手調教師です。初年度からノーザンファームの期待の2歳馬が多く預託されている事からも、その期待の高さが伺えます。

序盤は遅生まれというハンデがあるかもしれませんが、動きや仕上がりからは不安を感じません。重賞戦線での活躍に期待します。

ワンダーウォール

父:アイルハヴアナザー
母:フィアレス
母父:スペシャルウィーク
高木登厩舎(美浦)
2018年2月13日生まれ
牡馬・募集額1,520万円
母9歳時の出産で2連産目(第2仔)

2頭目は、クラブのエース厩舎のひとつ、高木登厩舎が管理するワンダーウォールです。高木登厩舎にはアナザートゥルースやルールソヴァールが在籍して重賞制覇も果たしていますし、個人的には「ノルマンディーのエースが入る」というイメージが非常に強い厩舎です。

母フィアレスはデビュー戦は芝で3着、その後はダートで3勝をあげ繁殖生活に入ります。
そこに配合されたのがアイルハヴアナザーですので、ダート馬と考えるほうが本来は正しいのかもしれません。しかし馬体の写真やクラブの動画を見るに、芝で活躍する可能性も感じさせる動きをしています。

クラブの公式であげられている動画でもスピードがありそうな走りを披露している点に、好感が持てます。4月の下旬にはノルマンディーファーム小野町へ移動し、育成を重ねています。
成長後にはダート馬となるのではないかと思いますが、実際にはどのような成長曲線を描いてくれるのでしょうか。早めの勝ち上がりから、POG期間でのポイント加算を期待したいと思います。

スノークォーツ

父:ゴールドシップ
母:サビアーレ
母父:Capote
大竹正博厩舎(美浦)
2018年2月26日生まれ
牝馬・募集額2,720万円
母18歳時の出産で2連産目(第11仔)

父ゴールドシップは、ウインマイティーが3勝をあげてオークス3着、ブラックホールが札幌2歳Sを制し皐月賞・ダービー挑戦するなど、上々の種牡馬デビューを果たしました。
牡牝問わずに初年度からクラシックに産駒を送り込んだのですから、かなり立派な成績と言えるのではないでしょうか。

母サビアーレからは、カポーティースター(父ハーツクライ、2013年日経新春杯勝馬)や、DMMバヌーシーの記念すべき第一号出走馬・ディープシャイン、さらにはレッドエレノア、オークヒルパークなど、複数の勝利馬が誕生しています。
母系を遡ると近親馬にサクラローレルやタイムパラドックス、エピセアロームなどが登場する良血馬です。

管理する大竹正博厩舎はクラブ馬を多く手掛けていて、通算重賞勝利数の13勝中12勝を一口馬主クラブ馬であげています。ノルマンディーからも過去に4頭が預託され、2頭が勝ち上がっています。

スノークォーツは写真の通り、父ゴールドシップと同じ芦毛の馬体で誕生しました。
トモや馬体の厚みなど、父親の良い所を受け継いでいる印象を受けます。
距離も持つタイプに映りますし、来年のオークスに間に合って欲しい存在です。


以上、高橋楓が選ぶノルマンディーオーナーズクラブから期待の3頭です。

デアリングタクトが無敗の牝馬二冠を制したことで俄然注目度が上がりましたが、このクラブの一番の魅力は「レースにガンガン使ってくれる点」だというのが、個人的な見解です。3歳世代で一番出走したのは、ミーハディビーナの10戦でした。クラブの強みを活かしながら、デアリングタクトに続く逸材の登場に期待したいと思います。

この記事が皆様のPOG戦略のお役に立てれば幸いです。

※記事内のクラブの名称は愛馬会法人名を使用しています。
※記事内の数字は2020年6月3日現在になります。
※記事内の写真は募集カタログの写真になります。

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