![[グルメ]地方競馬のギャンブル飯を訪ねて〜浦和競馬場編〜](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2025/06/20250617_003026.jpg)
ギャンブル飯ライターのプーオウがお送りする、地方競馬のギャンブル飯を紹介するシリーズ。前回は船橋競馬場グルメだったが、多くの方にお読みいただき、多くのご好評の声も届いた。今回は同じく南関の浦和競馬場を取り上げ、名物グルメたちをご紹介していく。
近年、南関東4競馬場は、古くなった施設を新しくすべく、改修工事が行われていた。そのためどの競馬場も綺麗になり、昔を知っている方々は驚くばかりの変貌を遂げている。浦和競馬場ももちろん綺麗になったが、4競馬場の中では昔ながらの建物が残っていたり、馬との距離の近さは相変わらずだったりするので、地方競馬の牧歌的な雰囲気はそのまま。さらに浦和競馬場は普段あまり混んでいないこともあり、のんびり競馬を楽しみたいならうってつけの競馬場である。
里見食堂
浦和競馬場グルメで外すことができないのが、『里見食堂』のカレー。
有名ギャンブル飯ベスト5に入るであろう、有名な黄色いカレーである。


今でこそカレーと言えば茶色も含めて多種多様。しかし、昔のカレーといえば『黄色』だった。『里見食堂』は浦和競馬場が開場した1948年から営業しており、親子三代に渡って続いている歴史あるお店。黄色いカレーは初代店主が作っていたものらしい。
ちなみに黄色いカレーといえば、新潟バスセンターも有名で、こちらは新潟競馬場に行く時に食べる人が多い。なんとプーオウ、いまだ新潟バスセンターの黄色いカレーを食べたことなし…。いつかは食べたいと思っている。それほど競馬ファンにとって、黄色いカレーはギャンブル飯として切っても切れない関係である。

さて浦和競馬場の黄色いカレー、一言で言えば「旨い!」。辛さは全然感じず、スパイスに加えて出汁の旨さや生姜の辛さはきちんと感じる。さらに柔らかく甘いタマネギがタップリで、食べ始めるとスプーンが止まらず、気付けばものの数分で完食。浦和競馬場で何を食べるか迷ったら、『里見食堂』の黄色いカレーを食べれば間違いない。

優駿2号店、優駿3号店、優駿5号店
続いては『優駿2号店』、『優駿3号店』、『優駿5号店』。
こちらも昔からあるお店で、まさに「競馬場の飲食店といえばこれ!」といった佇まいである。

ギャンブル飯の定番であるモツ煮や焼き鳥、浦和競馬名物のマグロカツ、チキンカツ、鴨メンチ、さらには牛スジ煮込みなど。まさに茶色系の食べ物満載で、ギャンブル飯好きに「競馬場に来た!」と思わせてくれる。

マグロカツはマグロ感がしっかりありつつ、程よいジューシーさで旨い。
チキンカツは大きさに驚くが、さらに「ソース付けますか」と聞かれることにも驚く。この大きさのチキンカツにたっぷりのソースは悪魔的な旨さと言える。さらに、焼き鳥もどれも美味しい。


ちなみにプーオウは浦和競馬場の全種類の焼き鳥を食べようと思い、食べたものをメモしながら、数日間かけてコンプリートしたことがある。それぞれのお店で売っているものに違いがあるので、どれを選んで食べるかを迷ってしまうこと間違いなしである。

埼玉グルメ大集合!
浦和競馬場では『埼玉グルメ大集合!』と銘打って、売店ビジョン横や正面アーケード下にお店が並んでいる。
テントのお店もあれば、キッチカーのお店もあり、今開催はどのようなお店が来るのかというワクワクドキドキ感がある。その中で、比較的に出店の多い『東松山名物やきとり』の味噌ダレ焼き鳥が、私は大好きである。選ぶ時に迷うので、5本セットを買ってモグモグ食べるのが楽しい。


競馬仲間がいると時は、10本セットを買い、仲間にお裾分けしながら一緒に食す。美味しい焼き鳥に味噌ダレが良く合い、お裾分けした仲間からも「これは美味しい!」と好評だ。他にもある開催のある日だけ出店していたお店も多く、今の所一度しかお目にかかっていないが気に入ったギャンブル飯も多数ある。



今回紹介した以外にも多くのお店があり、浦和競馬場に行く時は朝、昼、晩ご飯全てをギャンブル飯で済ますことの多いプーオウ。天気が良い日はギャンブル飯を買って、野外の椅子に座りのんびり競馬を見ながらギャンブル飯を味わう。そんな楽しみができる浦和競馬場に、ぜひ皆さんに足を運んでもらえればと思う。