「名馬」を語る ターフから神事へ - 相馬野馬追に生きる、孝行息子ブラックホール 2026年9月5日 甲冑をまとった騎馬武者が行き交い、色鮮やかな旗指物が風に翻る。 相馬野馬追の景色には、遥か昔と現在がひとつにつながったような不思議な時間が流れている。勇壮な装束に身を包んだ武者と馬。沿道に集まった人々の熱気と喧噪のなかを、一頭一頭がそれぞれの役目を果たすように進んでいく。 その中に、祭礼馬となったブラックホールの姿があ... norauma
「名馬」を語る アン、ドゥ、トロワゼトワル - 夏の残り香、微笑むような一番星 2026年9月4日 夏の終わりに、まばゆい光を残した1頭の牝馬 夏の風物詩といえば、何が思い浮かぶだろうか。 競馬ファンなら札幌記念やアイビスSD、あるいはそれらを含めたローカル開催時のグルメ巡りなどを真っ先に思い浮かべる人もいるかもしれない。 では、競馬を少し離れた夏の思い出なら、どうだろう。 夏祭りに線香花火、海水浴やプール、宿題に追... ポグリエル
「名馬」を語る 血統のシンギュラリティ・ポイント - アドマイヤムーン 2026年9月3日 競馬を長くやっていると、どうしても血統に対してイメージというか先入観が生まれてくると思います。 例えば、ディープインパクトの血が入っていると切れ味とスピードがありそうであるとか、ステイゴールドの血が入っているとパワーがあって中山競馬場が得意そうだなとか、多くの人が特定の血統に対するイメージというのを少なからず持っている... 館山 速人
「名馬」を語る 不屈の競走馬、オフサイドトラップ - 3度の屈腱炎の先で走り、掴んだ栄光 2026年8月29日 ■幾度の屈腱炎にもめげず、勝利を目指し走る古豪 通算成績は28戦7勝。うち2着8回、3着5回で掲示板には20回も入るという安定感を見せたオフサイドトラップ。だが、現役生活の多くの時間を屈腱炎に費やした同馬は、順調なローテーションで走る事が出来たとは言い難い。 オフサイドトラップがデビューしたのは1993年。あの三冠馬ナ... 朱鷺野 真一郎
「名馬」を語る 夢、紡ぐ馬 - メイショウサムソン 2026年8月29日 初めて「メイショウ」を冠した馬、メイショウグリーンが初勝利を挙げてから11,096日。「その日」までにメイショウの馬たちは、800を超える勝ち星を中央競馬で積み上げてきた。 長い時間の中で、活躍馬も数多く誕生した。初重賞勝ちのメイショウキング、最優秀ダートホースにも選ばれたメイショウホムラ、マイルCSで16番人気ながら... 玩具販売者
「名馬」を語る マイネルファンロン - TV出演&ファン投票1位と多くのファンに親しまれた「ファニキ」 2026年8月26日 マイネルファンロンという馬を語る時、まず浮かび上がるのは、長く走り続けた競走馬としての確かな存在感ではないだろうか。 2歳から9歳まで、平地の芝中距離を主戦場としながら、時には障害にも挑み、引退するまで多くの競馬ファンに夢と希望を与え続けた。 そんなマイネルファンロンの魅力は、完成されたエリートの強さではなく、年齢を重... 真実 良
「名馬」を語る [追悼・ナカヤマフェスタ]あの日、ロンシャンの直線で夢を見た 2026年8月23日 信じたくないニュースが飛び込んできた。2026年8月23日、ナカヤマフェスタが天国へ旅立ったという。20歳だった。 ナカヤマフェスタが競走馬を引退し、うらかわ優駿ビレッジAERUで穏やかに暮らしている様子を見かけるたび「元気でいてくれるだけでいい」と思っていた。訃報が届く数日前には、8月上旬からナカヤマフェスタが体調を... 笠原 小百合
「名馬」を語る 幻では終わらない。フジキセキの後継者・イスラボニータ 2026年8月22日 1.幻の三冠馬、フジキセキ 2026年3月、第12回「Anime Trending Awards」において、劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』が「ANIME MOVIE OF THE YEAR」を受賞した。年間最優秀賞である「ANIME OF THE YEAR」を『ウマ娘 シンデレラグレイ』が受賞したこと... 縁記台
「名馬」を語る 2年4ヵ月の先に - ケイデンスコール 2026年8月20日 誰かを応援するのに、大きな理由や実績はいらない。 それは、人だけでなく、競走馬を応援するときも同じなのだと思う。 私たちは、競走馬が走る姿に惹かれ、勝てば勝利に喜び、敗れれば「次こそは」と願わずにはいられない。そうした経験の積み重ねによって、一頭の競走馬は私たちの中でいつしか特別な存在になっていく。 自分にとって... 鳥野 紗々実
「名馬」を語る ナイスネイチャは終わっていなかった。ファンを驚かせた、1994年・高松宮杯の激走 2026年8月20日 ナイスネイチャという馬名を前にして、あなたはどんな記憶がよみがえるだろうか。 有馬記念3年連続3着だろうか、それとも、『ワイド』と書かれた紙を咥えて勝ち馬投票券『ワイド』の宣伝に興じるお茶目な姿だろうか。 生涯成績は41戦して7勝、2着6回3着8回という戦績は、複勝配当の使者というよりも、なかなか勝ち切れないという歯が... 高橋薫