「名馬」を語る ノームコア - 「普通」を極めし女王 2026年5月10日 常日頃、私たちは「普通」という言葉を使う。「普通はこうだろう」「普通ならこうなるに違いないだろう」と。 ところが、いざそれを極めようとすると、必ずと言って良いほどどこかで頓挫する。当たり前のことを当たり前にこなすということがいかに難しいか、痛感するものである。 では、競走馬にとっての「普通」とはなんであろう。様々な考え... 小早川 涼風
「名馬」を語る 風、颯爽と - 2013年・兵庫チャンピオンシップ 2026年5月6日 2024年のダート改革により距離が1400mへと短縮され、短距離3歳王者を決める戦いとしての位置づけと変わった兵庫チャンピオンシップ。 だがそれ以前は中距離の1870mで行われていたこともあって、3歳ダートの頂点であるジャパンダートダービー(現:ジャパンダートクラシック)を目指す馬にとって、このレースは登竜門といえる存... 小早川 涼風
「名馬」を語る 追う者追われる者。「12世代」の名ステイヤー、フェノーメノの天皇賞(春)連覇を振り返る 2026年5月1日 1.「追う者」フェノーメノ 2025年2月、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が4周年を迎えるタイミングで新たなウマ娘としてフェノーメノが登場することが発表された。 実在の競走馬であるフェノーメノは2009年生まれの所謂「12世代」。この世代からは2016年の『ウマ娘』コンテンツ発足初期よりゴールドシップが登場してい... 縁記台
「名馬」を語る だけど、走る。だから、走る - グランプリボス 2026年4月26日 グランプリボスは、謎だ。 史上初、朝日杯FSとNHKマイルCの両GIを制覇。世代のマイル王となった。以降、早枯れすることなく古馬になっても奮闘。安田記念とマイルCSで計三回2着に入り、重賞も二つ積み上げた。そして、ラストランとなった香港マイルでも3着と気を吐き、世界にその実力を誇示したのである。 28戦6勝、獲得賞金5... 玩具販売者
「名馬」を語る 赤と緑の夢の行方 - マイネルチャールズが駆けた春 2026年4月18日 2026年2月。ひとつの歴史が終幕へと向かうことが告げられた。 ラフィアンターフマンクラブ、新規募集終了の報。 約40年前、岡田繁幸氏が立ち上げた「夢追い人」の物語。ターフを彩り続けた赤と緑の勝負服は、幾年かの時間をかけて、やがて静かに競馬界から姿を消そうとしている。 言うまでもなく、岡田繁幸氏にとって、日本ダービーは... norauma
「名馬」を語る [競馬エッセイ]ハロー、グッバイ。キングヘイロー 2026年4月1日 「グッドバイ、グッバイヘイロー」 かつて、母国アメリカを去るとき、そのように惜しまれた一頭の名牝がいた。彼女の名はグッバイヘイロー。偉大なる種牡馬ヘイローを父に持ち、ウィニングカラーズやパーフェクトエンサインといった伝説級の牝馬と鎬を削り、ケンタッキーオークスなどGⅠ競走を7勝した栄光の蹄跡を持つ。この物語は、この牝馬... 高橋薫
「名馬」を語る ナランフレグ〜分厚い雲を突き抜けて射した一条の陽光〜 2026年3月29日 中京競馬場で開催される春のスプリントレース最高峰、高松宮記念。芝G1シリーズの始まりを告げるこの賞は、電撃6ハロン戦とも称される。そして、この戦いで勝利して栄光の賞杯を賜ってきた駿馬は皆、濃いエピソードに彩られている。 今回はその中でも不思議な印象の残る、ナランフレグについて語っていきたい。見事な血統を持っている訳でも... 大守アロイ
「名馬」を語る ビリーヴと安藤勝己騎手、ふたりで掴んだ“未来” - 2003年高松宮記念 2026年3月29日 ■春の到来は名古屋から ソメイヨシノ開花の便りが全国から届き始める3月最終週。春のGⅠシリーズの幕開けを告げる高松宮記念が、中京競馬場で行われる。その歴史は古く、1971年に「高松宮杯」として創設された。当時は開催時期も距離も現在とは異なり、夏競馬が始まる6月からの中京開催で、距離は2000m。格付けはGⅡながら、日本... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る ステルヴィオ - 急峻な峠道を越えた先に 2026年3月15日 ミラノ・コルティナオリンピックの中継を観ていると「ステルヴィオ」という単語を耳にした。これに反応したあなたは歴とした競馬民。もしくは無類の車好きだろう。 イタリアの老舗自動車メーカー・アルファロメオの100年以上にわたるブランドの伝統を受け継いだ唯一無二のSUV車の名は、イタリアとスイス国境にあるステルヴィオ峠に由来す... 勝木 淳
「名馬」を語る 陽はまた昇る - コスモサンビーム 2026年3月1日 松永幹夫騎手(現調教師)が、現役最後の重賞騎乗を劇的な勝利で締めくくった2006年、阪急杯。大勢が歓喜を持って祝福する裏で、一頭の馬がターフに散った。栄光と悲哀を知る2歳王者、コスモサンビーム。 その生涯は回り道の連続だった。進む道が閉ざされそうな時もあった。それでもレースは続く。16戦5勝。そんなコスモサンビームが走... 玩具販売者