ニュース・ブログ [今週の注目]北九州記念へ - 芦毛の新星デアヴェローチェが描く、秋へ続くVロード 2026年7月2日 「ナツコク」2週目のメインレースは北九州記念。夏の小倉競馬といえば、梅雨が明けたばかりの蒸した空気の中で始まり、最終週の頃にはどこか秋風の気配が漂い始める——そんな「夏の盛りから夏の終わりまで」を丸ごと味わう長い開催が続いていた時代を思い出す人も多いだろう。かつては2開催・8週間という「夏のロングラン」が当たり前で、そ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]アラタ、北の夏にもう一度!9歳馬が刻む、函館記念への挑戦 2026年6月25日 夏競馬の先陣を切って始まった函館開催は、早くも3週目を迎えた。今週からは小倉、福島も開幕し、いよいよ本格的な夏競馬の季節が到来する。一足早くスタートした函館競馬の今週は、前半戦最大のレースである函館記念を迎える。バックストレッチに海と空を配する函館芝2000m。サマー2000シリーズの開幕戦としても位置づけられるこのレ... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 未完の快速馬、ビッグバイアモン - 1996年、中山の夏の午後に咲いた「幻影」の物語 2026年6月24日 6月の府中開催が終わると、季節はゆっくりと夏へ向かい、福島競馬が始まる。 この切り替わりは、毎年どこか胸の奥をそっと撫でていく。初夏の府中競馬場で積み重ねてきた濃密な週末とは違う、「夏のリズム」が動き出す合図のようでもある。 関東エリアの夏競馬——福島から新潟へと続く10週間は、週末を競馬場で過ごしてきた生活に、ひと呼... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]遅れてきた才能、ラベルセーヌが歩む「秋」への出発点 2026年6月18日 9週間続いた春の府中開催が、静かにフィナーレを迎えようとしている。D.レーン騎手(NHKマイルC)、C.ルメール騎手(ヴィクトリアマイル)の鮮やかな「技」で幕を開けた5週連続GⅠシリーズ。オークスで今村聖奈騎手、日本ダービーで松山弘平騎手が、春のクラッシックレースの歴史に新しい風を吹き込み、そしてラストとなる安田記念で... 夏目 伊知郎
「名勝負」を語る 夏の函館で開花したスプリンター。ワンカラットの函館スプリントS 2026年6月11日 ■「ダービーからダービーへ」 2012年以降、競馬のレースサイクルはダービーを基軸に回るようになった。 毎年5月の最終日曜日に開催される日本ダービーで勝者が決まると、世代の頂点を巡る戦いは幕を閉じる。そして、翌週末からは次年度のダービーに向けての戦いがスタート。新たな頂点を目指す2歳馬たちによる戦いの火蓋が切られ、メデ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目騎手]北の大地へ、再び!小林美駒騎手、夏の扉を開く 2026年6月11日 東京競馬場の5週連続GⅠレースは、安田記念でのシックペンス優勝をもって幕を閉じた。阪神競馬場では宝塚記念がまだ控えているものの、今週からの府中はどこか「兵どもが夢の跡」の趣が漂う。そして、私の気持ちはすでに夏競馬へと向かっている。 新馬戦が先週からスタートし、土曜日の4レースではモズアスコット産駒のラードンチェイスが今... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目馬]ガイアフォースが歩んだ惜敗の道、その先にある「悲願」のGⅠ安田記念 2026年6月4日 2026年の3歳頂点を決める日本ダービーが幕を閉じた。皐月賞馬ロブチェンが見せた渾身の末脚。400口の出資者たちが最後の最後まで夢を託したパントルナイーフの粘り。そして、激闘を締めくくるようにウイニングランで浮かべた松山弘平騎手の涙と笑顔——。熱狂と余韻を残しながら、今年の3歳馬の祭典は終わりを告げた。 競馬ファンの間... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目馬]白馬の王子様アマンテビアンコに、もう一度「府中の歓声」を! 2026年5月28日 イタリア語で「白い恋人」という名を持つ白毛牡馬のアマンテビアンコ。白毛という視線を集める存在でありながら、彼は「色」ではなく「強さ」で歴史に名を刻んだ。2024年のJpnⅠ・羽田杯。白毛牡馬として史上初のJpnⅠ制覇──その瞬間、彼はロマンの象徴から、実力で頂点を奪う本物のオープン馬へと変貌した。 しかし、サラブレッド... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ ニュースコラム [ニュースコラム]オークスを駆け抜けた風!今村聖奈騎手とジュウリョクピエロ、歴史のその先へ 2026年5月26日 2026年5月24日東京競馬場。どんよりとした雲が垂れ込み、初夏の陽射しが届かない芝コース。 ファンファーレの演奏が始まり、選ばれた18頭の牝馬たちが、未来を懸けてゲートへ収まっていく。オークス——優駿牝馬。その名が示す通り、この舞台はただ速い馬を決めるだけの場所ではない。才能と覚悟、そして「運命」が交差するクラシック... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ ニュースコラム [追悼]萩原清調教師を偲んで - 静かな情熱が遺したもの 2026年5月21日 ■エピカリスの記憶とともに訪れた、思いがけない訃報の夕暮れ 2026年5月20日、水曜日の午後。仕事を少し早めに切り上げ、浜松町からモノレールに乗り込んだ。車内には出張帰りのビジネスマン、巨大なスーツケースを抱えた外国人旅行者たち。そんな中で、スポーツ新聞を片手に手ぶらで大井競馬場へ向かうのは、私だけのようにも思えた。... 夏目 伊知郎