ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]雨中に鳴り響くアキラコール!外ラチ沿いの攻防を制したブローザホーンが悲願のGⅠ初制覇~2024年・宝塚記念~ 2024年6月24日 平成以降、京都競馬場で宝塚記念がおこなわれたのは3回。メジロライアンがまさかの先行策で宿敵メジロマックイーンに完勝し、悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた1991年。屈腱炎による長期休養を乗り越えたダンツシアトルが、驚愕の日本レコードで駆け抜けた1995年。そして、渋った馬場を問題にしなかったディープインパクトが、雨を切り裂く... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]自分らしくありのままに。絶妙なペース配分で美しく逃げ切ったアリスヴェリテが重賞初制覇~2024年・マーメイドS~ 2024年6月17日 18年ぶりに京都で開催されたマーメイドSは荒れるハンデ重賞としても知られ、前走条件戦組の活躍が目立つレース。 一方で、エアグルーヴとアドマイヤグルーヴ(二冠馬ドゥラメンテの母)の母娘をはじめ、2023年の世界No.1ホースとなったイクイノックスの母シャトーブランシュなど、名馬の母を数多く送り出してきたという、違った側面... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]遅れてきた素質馬サトノレーヴがインを強襲! 実りの秋へ、夢が広がる重賞初制覇~2024年・函館スプリントS~ 2024年6月10日 北海道シリーズの開幕を告げる函館スプリントSは、サマースプリントシリーズの第1戦。過去にはビリーヴやセイウンコウセイなど、GⅠウイナーが実力をいかんなく発揮したこともあったが、この路線の最高峰スプリンターズSは3ヶ月以上も先。どちらかといえば、このレースをきっかけに秋への飛躍を期す馬が多い。 2024年も、重賞ウイナー... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]天性のセンスがまたも爆発! ジャンタルマンタルが隙のない完璧な競馬で3歳ベストマイラーの座を獲得~2024年・NHKマイルC~ 2024年5月6日 レース史上最高レベルのメンバーが集結した2024年のNHKマイルC。中でも注目は2歳GⅠを制したジャンタルマンタルとアスコリピチェーノで、2歳王者と2歳女王がこのレースで激突するのはレース史上初めてのこと。しかも、両馬はともに前走クラシックの舞台で好走。豪華メンバーの中でも、実績では頭一つ抜けた存在だった。 もちろん、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]師弟で掴んだ王者の称号。長期休養を乗り越えたテーオーロイヤルが古馬最高の栄誉を獲得!~2024年・天皇賞(春)~ 2024年5月1日 古馬最高の栄誉を懸けて争われる天皇賞(春)は、国内最長距離のGⅠ。受け継がれし長い歴史と伝統、さらに高い格式を誇り、数あるビッグレースの中でも存在感は別格。また、ゴールデンウィークの開幕を飾るレースで華やかさもあり、西日本でおこなわれるGⅠの中で最も盛り上がるレースといっても過言ではない。 そんな天皇賞(春)のスタート... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]美しいレース運びで惜敗続きにピリオドを打ったアドマイヤベルが、オークスの優先出走権を権得!~2024年・フローラS~ 2024年4月22日 10週にわたる東京開催の開幕を告げるフローラS。最初におこなわれる2000mの牝馬限定重賞で、2着までにオークスの出走権が与えられるとはいえ、乙女にとってはまだ過酷な舞台といえる。 ただ、オークスへの距離延長幅は桜花賞よりも小さく、東京の長い直線を経験できることは大きい。実際、過去10年のフローラSで2位以内の上がりを... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~ 2024年4月16日 はじめに、4月6日阪神7レースの落馬事故で逝去された藤岡康太騎手のご冥福を心からお祈りいたします。 史上まれに見る混戦となった2024年の皐月賞。その要因の一つとしてあげられるのが、2歳GⅠを制した牝馬が2頭誕生したということだろう。「牝馬が強い」時代といわれて久しいものの、グレード制が導入された1984年以降では、初... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~ 2024年4月8日 一時は開花が心配されたものの、タイミングを計ったかのように満開となった阪神競馬場の桜。満開での桜花賞開催は8年ぶりで、開催当日に満開となるのは、記録が残る2011年以降では初めてのことだった。 ただ、レースに関しては混戦模様。上位人気馬の多くは2~4ヶ月ぶりの実戦で、近年トレンドになっている阪神ジュベナイルフィリーズか... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~ 2024年4月1日 「春の中距離王決定戦」大阪杯。中距離のチャンピオンだったイクイノックスが引退し、ジャパンCや有馬記念で好走した馬たちも、前日のドバイターフとドバイシーマクラシックにこぞって参戦。これら2レースに比べると、少し手薄なメンバー構成となった感は否めない。 それでも5頭のGⅠウイナーが顔を揃え、出走16頭中、半数の8頭がGⅠで... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~ 2024年3月25日 「春のスプリント王決定戦」高松宮記念は、重賞の中でも屈指の荒れるレース。毎年のようにフルゲートの18頭で争われ、枠順が結果を左右することも少なくなく、その上、雨に祟られて馬場が悪化することも多い。 良馬場でおこなわれたのは過去10年で3回しかなく、とりわけ、直近4年はいずれも重か不良馬場での開催。そして、2024年も例... 齋藤 翔人