一年の終わりを告げると同時に、来年のクラシックを占ううえで非常に重要となるG1・ホープフルS。今年は重賞に昇格してから10回目となる節目の開催で、5年ぶりに土曜日に行われた。 ここ数年、人気の上では混戦となることが多かったホープフルSだが、今年は抜けた1番人気に支持された次代のスター候補がいた。 その馬の名は、クロワデ...
レース回顧の記事一覧
毎年、年末の風物詩となっている有馬記念。普段は馬券を買っていない人でも、『有馬記念だけは』…と参加する人も多い国民的行事だ。今年は、秋の天皇賞・ジャパンカップを制し、ここを引退レースとするはずだったドウデュースが金曜日に出走取消を発表。大本命の回避に、一転して有馬記念は混戦ムードに包まれた。 とはいえ、出走馬のうち全頭...
毎年、勝ち馬や好走馬の多くがクラシック路線や重賞で活躍することの多い朝日杯フューチュリティステークス。今年は阪神競馬場の改修工事により史上初めて京都競馬場での開催となり、過去のデータなどから予想するのが難しいことも手伝って、やや人気は混戦模様となっていた。 そのなかで1番人気に推されたのはアルテヴェローチェ。前走、サウ...
近年、海外馬の参戦が少なくなっていたこともあって以前までのような国際G1の色味にやや陰りが差していたジャパンカップだが、今年は海外からディープインパクト産駒のイギリスダービー馬オーギュストロダンにキングジョージを制したゴリアット、昨年のドイツダービー馬で今年のバーデン大賞馬ファンタスティックムーンとまさに超一流のメンバ...
昨今、有力馬が乱立しているがゆえに確固たる王者がいないといっていいマイル路線。今年は春の安田記念を香港のロマンチックウォリアーが制していたこともあって、例年以上に混戦模様となっていた。 そんな混戦に断をするべく、別路線から参戦してきたブレイディヴェーグがこのマイルチャンピオンシップで1番人気に支持された。 ここまで6戦...
牝馬三冠ロードを戦い終えてたくましくなった3歳牝馬と、実力経験のある古馬牝馬のぶつかり合いとなるエリザベス女王杯だが、今年はレース創設後”史上初”となる秋華賞から転戦してくる馬の出走がゼロのエリザベス女王杯となった。3歳牝馬も春は牡馬クラシック路線を戦っていたレガレイラのみの出走で、王道である牝馬クラシック路線を戦って...
過去の勝ち馬に後の名馬も多く、「冬の大レースへの最終便」とも呼ばれているこのアルゼンチン共和国杯。1963年に同国のアルヘンティノ競馬場との交換競走として発足したのが始まりで、1984年にグレード制が導入されて以降は秋へと開催時期をずらし、春の目黒記念と並ぶ東京競馬場2500mの重賞競走として施行されるようになった。 ...
秋の交流Jpn1開幕戦、マイルチャンピオンシップ南部杯。 国内で未だ連対を外したことが無いチャンピオンホース・レモンポップが、初夏のJpn1さきたま杯を制して、今年も盛岡競馬場に姿を見せた。 さらには今年のフェブラリーステークスを制して王座奪還を狙うペプチドナイル、昨年の南関三冠馬ミックファイア、大井で重賞4勝をあげて...
「3強」のうちどの馬が勝つか。今年の天皇賞・秋は、スタート前からそんな雰囲気が例年以上に漂っていた。 とはいえ注目馬は「3強」だけではない。春の中距離王者ベラジオオペラを筆頭に昨年二冠を分け合ったソールオリエンスとタスティエーラに、前年の春の天皇賞を制しているジャスティンパレス、さらにはドバイ以来となるダノンベルーガや...
三冠レースの中で「最も強い馬が勝つ」といわれる菊花賞。「最も速い馬が勝つ」といわれる皐月賞や「最も運のある馬が勝つ」といわれるダービーと比べて距離が長く、スタミナはもちろん、最後の平坦な直線では瞬発力も必要とされ、総合的に高い能力を求められるレースである。 ただ、2024年はダービーの5着内馬が菊花賞の前哨戦に一頭も出...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]復活と希望の勝利!北村友一騎手とクロワデュノールがホープフルSを制覇~2024年・ホープフルS~
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~