「名馬」を語る 嵐の中を駆け抜けた人気者。道悪巧者・モズベッロの現役時代を振り返る 2024年3月29日 2023年6月30日、日経新春杯の勝ち馬モズベッロの現役引退が発表されました。名前の由来はオーナーの冠名『モズ』+イタリア語で『ハンサム』。その名の通り、力強いストライド走法と筋肉質な馬体を持つ"ハンサム"な馬でした。 そして、モズベッロを語る上で欠かせないのが"雨"。 モズベッロは荒れた馬場や雨中の競馬でめっぽう強く... zakkey(ザッキー)
それぞれの競馬愛 「いきいきと」馬たちが過ごせる場所を目指して。Horse Space 紡の挑戦 2024年3月12日 埼玉県羽生市、さいたま市街中心地から車で2時間ほどの長閑な場所に、『Horse Space 紡』という、馬のための場所がある。 近年、ニュースや関係者による発信により、引退競走馬への関心が広がっている。それに伴い、実際に競走馬生活を終えた馬たちを受け入れ、セカンドキャリアへ送り出すことを目指す活動も増加した。 しかし、... zakkey(ザッキー)
「名馬」を語る 重賞連勝、16連敗、感動の復活劇…。後方から追い込み続けた弥生賞馬・カデナの現役時代を振り返る 2024年3月3日 競馬を語るうえで大事な要素のひとつが"脚質"だ。 脚質は、大きく分けて4種類。スタートから先頭を譲らない"逃げ"、逃げ馬を前に見ながら前目のポジションででレースをする"先行"、後ろの位置から前をかわしていく"差し"、そして、後方から一気の末脚で前を行く馬たちをまとめて追い抜く"追込み"である。勿論、その中でも馬によって... zakkey(ザッキー)
「名馬」を語る "砂上のサウスポー"カフェファラオの蹄跡を振り返る 2024年2月18日 17戦7勝──そのうち新馬戦を除く6勝が左回りのダート戦、右回りは芝ダート含め僅か3回の出走で現役生活を終えた"砂上のサウスポー"カフェファラオ。 7勝のうちG1級競走は連覇したフェブラリーステークスにマイルチャンピオンシップ南部杯を加えた計3勝。中京1900mのG3シリウスステークスでも勝鞍はあるが、得意条件であれば... zakkey(ザッキー)
ニュース・ブログ レース回顧地方競馬ニュース [地方レース回顧]復活のダービー馬!再び奏でる『夜想曲』~2024年・佐賀記念~ 2024年2月15日 毎年2月に開催される佐賀競馬場2000mの交流重賞、佐賀記念。これまで16時30分や17時スタートだったレースが今年は日が暮れた18時15分(この日の佐賀県の日没時刻は18時01分ごろ)に組まれ、明るいライトに照らされたコースを駆け抜ける一戦になりました。 地方競馬の代表格は2頭。1頭はサンタアニタダービー2着馬マンダ... zakkey(ザッキー)
ニュース・ブログ レース回顧地方競馬ニュース [地方レース回顧]豪脚一閃!前年覇者ウシュバテソーロが世界レベルの走りを披露~2023年・東京大賞典~ 2023年12月31日 2023年を締めくくる大一番、東京大賞典。 砂の入れ替えによってライトで白く輝くようになったダートコースを駆け抜ける2000m戦に、今年も実力馬が集いました。南関所属馬は今年の三冠馬ミックファイア、南関の中長距離路線の強豪マンガンの2頭。そして中央からは昨年覇者ウシュバテソーロをはじめ、今年のJBCクラシック勝ち馬キン... zakkey(ザッキー)
ニュース・ブログ レース回顧地方競馬ニュース [地方レース回顧]園田より勝利の灯を~2023年・JBCスプリント~ 2023年11月7日 今年のJBC競走(レディスクラシック、スプリント、クラシック)は、大井競馬場での開催でした。 前回の大井開催との違いは「砂」。オーストラリアアルバニー産の珪砂で、白く見えるのが特徴です。 「排水性を確保できることで馬場状態の悪化を防ぐことや騎乗者の視認性確保が期待されます」と大井競馬のホームページに記載されている通り、... zakkey(ザッキー)
「名馬」を語る [追悼]早逝の名馬、アスクビクターモア。力強き菊花賞馬の駆け抜けた12戦を振り返る。 2023年8月13日 8月8日、菊花賞馬アスクビクターモアが熱中症による多臓器不全で亡くなりました。宝塚記念を走り終え外厩先で秋に備えていた矢先の出来事でした。 数少くなったディープインパクト産駒。母カルティカ、母父レインボウクエストの鹿毛馬であるアスクビクターモアは、2020年セレクトセールで1億8,700万円で取引されました。馬名の意味... zakkey(ザッキー)
ニュース・ブログ レース回顧 [地方レース回顧]夏の燕が後方から舞い戻る~2023年・帝王賞~ 2023年6月30日 夏の古馬ダートグランプリとして、大井競馬場2000m戦でチャンピオンを決める帝王賞。前年の開催では9頭立てだったメンバーも今年は12頭フルゲート、古豪も新勢力も南関の強豪も揃う1戦になりました。まずは多士済々の出走メンバーを馬番順に紹介しましょう。 1.テーオーケインズ(牡6):2021年帝王賞他G1級3勝。実績はメン... zakkey(ザッキー)
それぞれの競馬愛 伝説はまだ終わらない~語り継ごう、トウカイテイオーの勇姿~ 2023年6月21日 トウカイテイオー。見るものを魅了する端正なルックスと父シンボリルドルフを彷彿とさせる強さで、現役生活を終えて30年、この世を去ってから10年経った今もなお人気の競走馬である。G1は颯爽と駆け抜けた1991年の皐月賞&日本ダービーのクラシック二冠、古馬になってからは92年ジャパンカップ、そして結果的にラストランと... zakkey(ザッキー)