2026年2月4日 [書籍]日本の馬ってどんなお仕事をしているの? 『日本の馬の仕事図鑑』が発売中 ■馬たちに会いに行きたくなる一冊 今も昔も、私たちの暮らしに変わらず寄り添う「馬」。産業動物であり、使役動物であり、家族のような伴侶動物でもあり……。 本書では...
2026年2月3日 [連載・片目のサラブレッド福ちゃんのPERFECT DAYS]わたしを離さないで(シーズン2-2) 福ちゃんをエクワインレーシングに送り届けた足で、そのまま新千歳空港まで送ってもらう途中、慈さんと今後について話し合いました。一昨年に続き、今年も受胎しなかったス...
2026年2月2日 [重賞回顧]メンコの星は”大金星”! 西園正都調教師にはなむけの勝利を~2026年・シルクロードステークス~ 2月に入って最初の重賞は京都競馬場の短距離戦、シルクロードステークス。新春から使われてきたタフな馬場に負けないパワーと、1200m戦を走るスピードが求められる。...
「名馬」を語る 元気いっぱい、駆け抜けた - 第90代日本ダービー馬、タスティエーラの引退に寄せて 2026年2月1日 ■8年後の邂逅〜2015年世代の仔達が彩った、2023年クラシック戦線 2023年のクラシック戦線は、2015年のクラシックを戦ったサラブレッドたちの仔達の共演だった。 世代の頂点を決める日本ダービーでは、2015年のダービーで3着に終わったサトノクラウンの仔・タスティエーラが、父の雪辱を果たした。最後の直線、混戦から... 稲庭うどん
「名勝負」を語る 極寒の時代を忘れさせた切れ味。シルクフォーチュンが驚異的な末脚で制した2012年根岸Sを振り返る 2026年2月1日 ■極寒に耐える季節 根岸Sといえば、手袋がないと少し辛い寒さのなか、フェブラリーSの前哨戦として東京競馬場で行われる風物詩とも呼べる重賞競走である。 レース名に冠されている「根岸」は、かつて横浜に存在した「根岸競馬場」が存在した地名に由来する。1987年に創設された当初は11月に現在と同じ東京ダート1400mの舞台で施... ムラマシ
「名勝負」を語る 2001年に輝いたスプリンター・トロットスターの記憶/シルクロードステークス 2026年1月29日 ■毎週のレースは歳時記である 競馬と過ごす年月を重ねると、毎週のレースが歳時記となり生活サイクルに組み込まれはじめる。子供のころ、七夕やお月見で季節を感じたように、今は競馬新聞に記載されるレース名が、春夏秋冬の移り変わりを知らせる「便り」のようになっている。 「正月は金杯から」で始まる番組プログラムも、G1レースが組ま... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る [追悼・ダイワメジャー]メジャーとダンスの華やかな「ふたり舞台」 2026年1月25日 2001年4月8日。千歳の社台ファームにてスカーレットブーケは栗毛の牡馬を出産した。名牝スカーレツトインクの血を引くこの馬こそがダイワメジャー。スカーレット一族の血を象徴するような雄大な馬体の持ち主は育成時から並外れたパワーを発揮し、一目置かれる存在だった。そこに輪をかけて父サンデーサイレンス譲りの荒々しさも加わり、手... 勝木 淳
「名馬」を語る 尾花栗毛が冬の枯芝に輝いた! 「この馬は競馬を知っている」と感じさせた名馬、トウショウファルコ 2026年1月24日 まだ、スマホもSNSも無かった、平成初期の頃の話──。 一頭のグッドルッキングホースが、華麗なる逃げを披露していた。もしも、令和の時代に現役生活を送っていたら、間違いなくアイドルホースオーディションの上位に名を連ねる人気馬になっていたはずだ。 トウショウファルコという名の馬は、いわゆる名馬列伝の中で派手に語られるタイプ... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 [追悼エッセイ]ある少年一家とダンス一族のお話〜ダンスインザムードの訃報によせて〜 2026年1月22日 私の一家はダンシングキイの子供たちに、ちょっとした縁がある。 一族最初のG1ホースとなった3番仔のダンスパートナーが勝ったオークスで4着に入線したのは、私の祖父が社台レースホースで出資していたオトメノイノリだった。 その後、父と祖父が放牧中のオトメノイノリに会いに行った時、一緒にダンスパートナーも見せてもらったという。... 小早川 涼風
「名馬」を語る あの日、東京の芝に咲いた奇跡の薔薇 - テンハッピーローズの蹄跡を振り返る 2026年1月17日 2025年、仕事納めの日。納会を前に、誰もが掃除をしている風景を見ながら、私は自分の机の引き出しを整理していた。インクの出なくなったボールペン、付箋の使いさし、引き出しのあちこちに散らばるターンクリップ…。次々と出てくる、何年も前から眠っていたであろう不必要な面々を仕分けしていると、引き出しの奥から1枚の馬券が顔を出し... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 仁川の匠ここにあり。ベラジオオペラと横山和生 2026年1月12日 2025年12月24日。大阪杯を連覇したベラジオオペラが競走馬登録を抹消。社台スタリオンステーションで種牡馬になることが発表された。国内外で14戦し、通算6勝。獲得賞金は11億円をこえた。父ロードカナロア、母エアルーティーン、母の父ハービンジャー。栗東上村洋行厩舎に所属し、主戦騎手を務めたのは横山和生騎手だった。 仁川... 勝木 淳
「名馬」を語る その重力を速さに変えて - 砂の上を進撃した重戦車ドンフランキー 2026年1月11日 パドックにゆっさりと姿を現すと、それだけで場内の空気が一変する。 遠くからでも一目でわかる、あまりに巨大な影。ゼッケンが妙に小さく見えるほどの馬体を揺らし、確かな重力をもって、彼はのっしのっしと歩いてくる。 ドンフランキー。その馬体重、600キロ。 500キロを超えれば「大型馬」と称される競馬界において、彼は外れ値のよ... norauma
「名馬」を語る 愛された馬“アルしゃん”こと、アルナシームの「幸せの蹄跡」を振り返る 2026年1月10日 新年最初の重賞レース、中山金杯。レイデオロ産駒の牡馬カラマティアノスと、1番人気のアンゴラブラックとのハナ差の接戦で、2026年の中央競馬はスタートした。ウイナーズサークルで満面の笑みを浮かべるカラマティアノス騎乗の津村騎手を見ながら、1年前の中山金杯を思い出していた。 「そういえば、去年の中山金杯を制したのはアルナシ... 夏目 伊知郎