2026年9月1日 [大狩部だより番外編]サマーセール密着ルポ「大狩部牧場の長い一日・後編」 午前中の公開展示が終わった時点で、Yシャツに沁みができるほど汗をかいた。北海道の夏は湿度が低く、カラッとしていると言われるが、前日に降った雨の影響でこの日は妙に...
2026年9月1日 [大狩部だより番外編]サマーセール密着ルポ「大狩部牧場の長い一日・前編」 サマーセール3日目の競りがはじまったころ、そろそろ羽田空港の保安検査場を通過しようというときにスマホに一件の通知が入った。 「すみません、明日現地で入る馬房の設...
2026年8月31日 [今週の競馬]秋の中山、阪神開催がスタート!今週がラストの札幌との3場で、週末は4つの重賞が開催! 時候は「処暑」の終わりごろ。残暑がまだまだ続くが、暦は9月に入り徐々に秋の色が濃くなってくるころでもある。 中央競馬は、今週から中山、阪神の開催がスタート。引き...
「名馬」を語る 不屈の競走馬、オフサイドトラップ - 3度の屈腱炎の先で走り、掴んだ栄光 2026年8月29日 ■幾度の屈腱炎にもめげず、勝利を目指し走る古豪 通算成績は28戦7勝。うち2着8回、3着5回で掲示板には20回も入るという安定感を見せたオフサイドトラップ。だが、現役生活の多くの時間を屈腱炎に費やした同馬は、順調なローテーションで走る事が出来たとは言い難い。 オフサイドトラップがデビューしたのは1993年。あの三冠馬ナ... 朱鷺野 真一郎
「名馬」を語る 夢、紡ぐ馬 - メイショウサムソン 2026年8月29日 初めて「メイショウ」を冠した馬、メイショウグリーンが初勝利を挙げてから11,096日。「その日」までにメイショウの馬たちは、800を超える勝ち星を中央競馬で積み上げてきた。 長い時間の中で、活躍馬も数多く誕生した。初重賞勝ちのメイショウキング、最優秀ダートホースにも選ばれたメイショウホムラ、マイルCSで16番人気ながら... 玩具販売者
「名馬」を語る マイネルファンロン - TV出演&ファン投票1位と多くのファンに親しまれた「ファニキ」 2026年8月26日 マイネルファンロンという馬を語る時、まず浮かび上がるのは、長く走り続けた競走馬としての確かな存在感ではないだろうか。 2歳から9歳まで、平地の芝中距離を主戦場としながら、時には障害にも挑み、引退するまで多くの競馬ファンに夢と希望を与え続けた。 そんなマイネルファンロンの魅力は、完成されたエリートの強さではなく、年齢を重... 真実 良
「名馬」を語る [追悼・ナカヤマフェスタ]あの日、ロンシャンの直線で夢を見た 2026年8月23日 信じたくないニュースが飛び込んできた。2026年8月23日、ナカヤマフェスタが天国へ旅立ったという。20歳だった。 ナカヤマフェスタが競走馬を引退し、うらかわ優駿ビレッジAERUで穏やかに暮らしている様子を見かけるたび「元気でいてくれるだけでいい」と思っていた。訃報が届く数日前には、8月上旬からナカヤマフェスタが体調を... 笠原 小百合
それぞれの競馬愛 「福ちゃん、勝ったよ」。片目のサラブレッド・ドコフクカゼが、新しい景色に出会った日 2026年8月23日 福ちゃんが、勝った。 デビューから二戦目。大外から堂々と進出し、直線で力強く抜け出した。拍手と歓声に包まれながら、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。 少し戸惑いながらも初めて競馬場を走った日から、わずか三週間ほど。二度目のレースで、片目のサラブレッド福ちゃん──ドコフクカゼは、競走馬として最初の勲章を手にした。 おめで... norauma
「名馬」を語る 幻では終わらない。フジキセキの後継者・イスラボニータ 2026年8月22日 1.幻の三冠馬、フジキセキ 2026年3月、第12回「Anime Trending Awards」において、劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』が「ANIME MOVIE OF THE YEAR」を受賞した。年間最優秀賞である「ANIME OF THE YEAR」を『ウマ娘 シンデレラグレイ』が受賞したこと... 縁記台
「名馬」を語る 2年4ヵ月の先に - ケイデンスコール 2026年8月20日 誰かを応援するのに、大きな理由や実績はいらない。 それは、人だけでなく、競走馬を応援するときも同じなのだと思う。 私たちは、競走馬が走る姿に惹かれ、勝てば勝利に喜び、敗れれば「次こそは」と願わずにはいられない。そうした経験の積み重ねによって、一頭の競走馬は私たちの中でいつしか特別な存在になっていく。 自分にとって... 鳥野 紗々実
「名馬」を語る ナイスネイチャは終わっていなかった。ファンを驚かせた、1994年・高松宮杯の激走 2026年8月20日 ナイスネイチャという馬名を前にして、あなたはどんな記憶がよみがえるだろうか。 有馬記念3年連続3着だろうか、それとも、『ワイド』と書かれた紙を咥えて勝ち馬投票券『ワイド』の宣伝に興じるお茶目な姿だろうか。 生涯成績は41戦して7勝、2着6回3着8回という戦績は、複勝配当の使者というよりも、なかなか勝ち切れないという歯が... 高橋薫
「名勝負」を語る 「伝説の新潟2歳S」の記憶 - ハープスターとイスラボニータが刻んだ“飛躍の起点” 2026年8月19日 ひと昔前、8月の終わりにはどことなく秋の気配が漂い、「去りゆく夏」への名残惜しさがあった。夏競馬も終盤に入り、最終レースが終わる頃には競馬場が夕景に染まる。まもなく始まる阪神・中山の秋競馬を心待ちにしつつ、残り少ない夏のレースを噛みしめるように楽しんでいた記憶がある。 ところが近年は、夏の終わりになっても暑さは衰えない... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る ホッコーメヴィウス~「メヴィ」の長い物語~ 2026年8月15日 ホッコーメヴィウスのことを思い返す時、「メヴィ」と呼ばれ愛された同馬の輪郭が浮かび上がって、夏の暑さが少しだけ和らいだような気がした。 ホッコーメヴィウスは障害レースで活躍し、9歳まで現役を続けた。重賞は4勝。47戦という長い競走成績をたどっていくと、夏の重賞、新潟ジャンプSに5回も出走している。つまり、障害に転向して... ゆもと さとこ