2024年9月4日 [連載・クワイトファインプロジェクト]第42回 続「ベラジオ」とのご縁と「プロの評価」 先週から今週にかけ、「ベラジオちゃんねる」と私のYouTubeチャンネルで立て続けに動画を公開した。その中で、「バトルクウ2023」は門別のトップトレーナー田中...
2024年9月3日 [地方競馬ニュース]今年からダートグレード競走になった「不来方賞」 。三冠最終戦、その後の更なる大舞台に向けて見逃せない一戦 不来方賞は1969年に創設された歴史あるレース。一時は岩手競馬のダービー格にも位置付けられていた。レースの位置づけは歴史を重ねるに連れて変わってきたが、2024...
2024年9月2日 [重賞回顧]関東のホープとエースによる叩き合いを制したマジックサンズが、デビュー2連勝で重賞制覇!~2024年・札幌2歳S~ 台風10号の進路を気にしながらの開催となった8月最終週の競馬。その中で、北海道シリーズのフィナーレを飾るのが、出世レースの札幌2歳Sである。レース当日は天候が目...
「名馬」を語る 女王の信念と天使が歩んだ軌跡のぶつかり合い~テンシノキセキ・2003年セントウルS~ 2024年9月8日 2000年代前半の競馬界は、後に伝説の名馬としてこの世に名を残す馬達が非常に多かったようにも感じられる。短距離界においてもそれは例外ではなく、キングヘイローにブラックホークといった実力馬から、ダイタクヤマトにカルストンライトオなど個性派も勢揃い。更に香港からの使者サイレントウィットネスや豪州の弾丸テイクオーバーターゲッ... 小早川 涼風
「名勝負」を語る 「猛暑の初秋」に咲いた可憐な花・パッシングスルー/2021年紫苑ステークス 2024年9月8日 暑ければ、どこまでも夏競馬? ──どこまでが夏競馬で、どこからが秋競馬だろう?ここ数年、そんな疑問を抱くようになった。 地球温暖化による、異常な猛暑と長く続く夏。秋の中山開幕週、昔の開門待ちは半袖では寒いくらいだったという長老たち。今は開門と同時にダッシュして、ゴール前のポールポジションを確保したらTシャツが汗まみれに... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 三冠馬シンザンに阻まれ続け…。寺山修司のエッセイと振り返る「元祖二番手」ウメノチカラの馬生 2024年8月31日 1.「三冠馬の二番手」 「三冠馬の二番手」と聞いて思い起こす馬は、世代によって分かれるはずだ。若いファンであればサリオス(2020年、皐月賞・日本ダービーでコントレイルの2着)を挙げるだろうし、その上の世代だとウインバリアシオン(2011年、日本ダービー・菊花賞でオルフェーヴルの2着)やアドマイヤジャパン(2005年、... 縁記台
「名馬」を語る 「順調さ」こそ名馬の必須条件!/2021年新潟2歳ステークス2着馬・アライバル 2024年8月25日 「無事是名馬」と2歳重賞の重要性 毎年、クラッシック戦線に向かう過程で、有力馬の怪我による断念のニュースを耳にする度、「無事是名馬」の格言を思い浮かべる。日本ダービーを制覇することは凄いことだ。しかし、日本ダービーの出走表に名を刻むことも、無事に当日までのハードルを越えて行かなくては到達しないのである。順調に駒を進めて... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る マーベラスサンデー - 父の苦難をなぞるかのように苦闘を続けた末に輝いた栄光 2024年8月18日 木々の緑が碧さを増し、東京競馬での連続GⅠ 開催が終わると、少し間を空けて宝塚記念がやってくる。「有馬記念の関西版」や「初夏のグランプリ」とも呼ばれる宝塚記念は、有馬記念と同様にファン投票を実施し人気投票により出走が決定する競走。阪神競馬場芝2200mで争われる上半期の総決算のこのレースは、異なる二つの貌を持っていると... 高橋薫
「名馬」を語る その思い出はポケット一杯に - タスカータソルテ 2024年8月18日 それはもう、15年近く前のこと。最初は、その名前に惹かれた馬だった。その荒削りな走りに、心を奪われた馬だった。その気まぐれな走りに、もどかしさを感じた馬だった。 タスカータソルテ。 その名の意味は「ポケット一杯の幸せ」。心温まるネーミングだ。ダービー馬、ジャングルポケットの初年度産駒にして、その想いを受け継いだ1頭。 ... norauma
「名馬」を語る 北の大地のドリームレース。札幌記念の価値を高めたエアグルーヴ 2024年8月17日 「札幌記念をGⅠに」 名伯楽・伊藤雄二は調教師時代、何度もそんな主張を口にしている。もちろん、自身が夏の北海道滞在を楽しみにしていたという面もあるが、やはり本州より涼しい北海道で長距離輸送をせずに出走できる環境は、馬にとって負担が少ない。馬優先を貫く伊藤雄二が北海道を愛した理由はここにある。いかに馬が気分よく、心身とも... 勝木 淳
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]「華やかさ」が似合う、強く、逞しく、美しい名牝 - デアリングハート 2024年7月28日 1.デアリングハートの「華やかさ」 2024年2月4日、Cygamesが手掛けるメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』の5thイベント東京公演「YELL」にて、ゲームのメインストーリー第2部の情報が初公開された。 メジロマックイーン・ナリタブライアン・スペシャルウィークらを主人公に据えて、主にシニア級... 縁記台
「名馬」を語る 「ドトウの執念!」を生み出した原点/メイショウドトウの中京記念制覇 2024年7月21日 中京記念の変遷を紐解く 現在の中京記念は「灼熱のマイル戦」。35℃を超える猛暑の中、馬も騎手もスタンドの観客も、汗まみれになって熱戦を繰り広げるレースである。しかし、遥か昔は「春を告げる、尾張名古屋の名物重賞」のポジションだった。 1990年代から2000年代前半の頃。大阪杯も高松宮記念も無く、春の関西古馬G1は天皇... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 函館2歳Sを制し、桜花賞候補と囁かれながらも片目を失ってしまった素質馬、ニシノチャーミー 2024年7月14日 暑い夏が訪れ、函館2歳Sが近付くと、思い出さずにはいられない1頭がいる。 現役生活中に不慮の事故で、片目を失なう不運にみわまれながらも、GI桜花賞へ果敢に挑戦したニシノチャーミーだ。 ニシノチャーミーは、父サクラバクシンオー、母ブランドミッシェルという血統を持つ。 父は言わずと知れた快速馬・サクラバクシンオー。短距離を... happy_keiba_life