2021年9月22日。この日、金沢競馬場のメインレースはダートグレードの第41回白山大賞典だった。朝から降りしきる雨は時を過ぎるにつれて強くなり、4レースから馬場は不良。白山大賞典の頃には馬場に水が浮き、場内の側溝も溢れる程の降りとなっていた。 そんな人も馬もずぶ濡れになる雨の中、並々ならぬ気迫でパドックを行く人馬がい...
『遊駿+』編集部
金沢競馬場で配布しているフリーペーパー『遊駿+』の編集部です。電子版『遊駿+』や金沢競馬の情報などを配信していきます。
『遊駿+』編集部の記事一覧
金沢競馬上半期の大一番、百万石賞。このレースには金沢の絶対女王ハクサンアマゾネスがジャングルスマイル以来の三連覇を狙って出走する。今年に入ってファストフラッシュが引退、ネオアマゾネスが移籍して現在、地元現役馬でハクサンアマゾネスに先着経験のある馬が短距離メインのオヌシナニモノと今年C級に降格したフジヤマブシだけとなって...
2月11日、12日にウマ娘プリティーダービーと佐賀競馬がコラボイベントが開催される。来場者特典があったり、佐賀記念を勝利したスマートファルコン役の大和田仁美さんとカレンチャン役の篠原侑さんとのスペシャルトークショーがあったりと様々なイベントが行われ、大いに盛り上がる事が予想される。 そんな地方競馬場とウマ娘のコラボイベ...
大人気ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」とのコラボレーション企画で話題の金沢競馬。金沢競馬で勝利歴のあるスマートファルコンとホッコータルマエ、出走歴があるワンダーアキュート、「金」沢競馬という事でゴールドシップとゴールドシチーの5人のウマ娘のパネル展示がされるなど、様々なイベントが行われる。 この中で実際の競馬において...
北國王冠。2021年はJBC開催のため2000mの夏に行われた地元馬限定重賞だったが、本来は2600mと言う金沢はおろか日本国内のダート競走でも最長距離の舞台に全国からスタミナ自慢の馬が集う秋の大一番である。この北國王冠が全国交流重賞となったのは2018年からと比較的最近の事。それまでは金沢競馬限定の重賞でその年の金沢...
今年の白山大賞典に、昨年の覇者メイショウカズサが連覇を目指して登場してきた。 この白山大賞典、中央との交流重賞となってから今年で25年。四半世紀の節目を迎える。 その間に連覇を果たした馬は3頭。これを多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところだろう。そんな偉業を果たした3頭を振り返ってみる。 キョウトシチー(19...
5月のノトキリシマ賞から始まる金沢競馬の三歳重賞戦線。そのラストを飾るのが今年で57回を迎える伝統の重賞サラブレッド大賞典である。 現在金沢の三歳勢で最有力とされる7連勝中で重賞4連勝中の牝馬スーパーバンタムが西日本ダービーに矛先を向けて不在となるため、ここはスーパーバンタムの次席を狙っての混戦模様となった。石川ダービ...
2021年の関東オークスは1番人気と2番人気の人気通りの決着となり、波乱は巻き起こらなかった。しかし、この重賞で注目を浴びたのはこの2頭だけではなかった。それは最低人気(12番人気)の馬とダートグレード初騎乗の2年目騎手のコンビが繰り出した豪脚だった。 その馬は、ネイバーアイランド。宮崎生まれのペルシャザール産駒でデビ...
川崎記念。日本で一番早い時期に行われるJpnIであり、この年のダートグレード中距離路線を占う注目のレースである。このレース、と言うかダートグレードレース全般に言えるが、私に親しみ深い金沢の所属馬がこのような大舞台に乗り込んでいくという事は滅多にない。 金沢がこの時期冬休み中だから出てこない……と言う訳ではない。その証拠...
ダートグレードの最高峰の一つ、JBCクラシック。毎年この舞台には中央や地方の重賞ウイナー、幾重にも勝ち星を重ねてきた猛者など抜群の実績を重ねてきた者が名を連ねる。そんなJBCクラシックだが今年、金沢で行われた当レースに出走した12頭の中に1頭、変わった戦績の馬がいた。その馬はマイネルパイオニア。この時点の戦績は中央地方...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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