1.「型破りな逃げ馬」ダイタクヘリオス 「逃げ馬」を表現するとき、どのような言葉が使われることが多いだろうか。一頭だけ前に出てそのまま歩みを止めない姿を表現する手法には、語り手のセンスが問われるように思う。私が感銘を受けたのは、文筆家・寺山修司が1965年のダービー馬キーストンについて書いたエッセイにおける以下の一節で...
競馬と「エンタメ」
競馬と「エンタメ」の記事一覧
ライバル達の名勝負 ──あなたにとって、『競馬界のライバル対決』といえば、どのレースでしょうか。 この質問に対し、1つのレースを即答出来る方はなかなかいないと思う。正直、筆者もひとつに絞って回答することは出来ない。 これまでの競馬界の歴史における『ライバルたちの名勝負』がどれも魅力的であり、感動的であり、唯一無二であり...
3連休の最終日、10月9日盛岡競馬場最終レースは第36回マイルチャンピオンシップ南部杯。秋の日はつるべ落とし。発走時刻18時15分、競馬場の空は黒く、薄暮というよりナイターに近い。日中の太陽に照らされて輝くサラブレッドはアスリートらしい健康的な眩さに満ちているが、闇夜のなか、カクテル光線が映し出す馬体はどこか神秘的で、...
2023年7月5日。川崎競馬場で行われたスパーキングレディーCは5歳牝馬レディバグが2番手から抜け出し、南関東代表スピーディキックの猛追をしのぎ、重賞初制覇を達成した。レースが終わった約20分後、X(旧ツイッター)にこんな投稿がされ、競馬ファンをざわつかせた。 https://twitter.com/miraculou...
1.主人公への抜擢 Cygamesのメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。2021年2月にリリースされたアプリゲームには、モデルとなった競走馬の史実に基づいた物語を読み進めていく「メインストーリー」というモードが用意されている。この「メインストーリー」では章ごとに主人公が交代していく形をとっているが...
1.「勝ちたい」と言わないビワハヤヒデ Cygamesのクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』は、ゲームだけでなくアニメでも高い評価を得ている。そのseason2において、主役に抜擢されたのは、トウカイテイオーとメジロマックイーンであった。物語の後半はトウカイテイオーの怪我からの復活が主題となり、そのク...
1.「最難関」のウマ娘・キングヘイロー 2022年2月にリリース1周年を迎えたスマートフォン向けゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』。ハイクオリティなゲームデザインと競馬へのリスペクトがふんだんに盛り込まれたシナリオによって、多くのファンを獲得した作品である。そのゲーム『ウマ娘』のリリース当初、最も育成の難易度が高いと...
「鍛え、育て、そして先導する! 敬愛する母の如く」 女帝──この2文字がトレセン学園で一番似合うウマ娘、エアグルーヴ。彼女はある理想を追い求めて、日々副会長としての職務と、トレーニングに励んでいます。 母は数々の偉業を成し遂げたウマ娘で、後進をも育成し、理想を示してくれた存在。その薫陶を受け、自分も母のような存在になり...
「周りで起こる不幸は全部自分のせい……」そう思い込む、1頭のウマ娘がいました。そのウマ娘の名は「ライスシャワー」。 小柄で臆病で弱気ながらも、誰かのためなら一生懸命に頑張る事ができる、健気なウマ娘です。今回はそんな、自分の名前に反して自分の周りを不幸にしかしないと思っているウマ娘を、史実のライスシャワーと共に解説させて...
身長180cm。 ウマ娘たちの中でひときわ大きな彼女は、海外出身のヒシアケボノ。おおらかな性格で料理が大好きな彼女は、周りのウマ娘たちにいつも手料理をふるまっています。海外育ちの彼女は生粋の相撲ファンでもあります。 そんな彼女の夢は、一体どのようなものでしょうか? 今回は、ウマ娘ヒシアケボノのキャラクターを、史実をベー...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]美しいレース運びで惜敗続きにピリオドを打ったアドマイヤベルが、オークスの優先出走権を権得!~2024年・フローラS~
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~