長い歴史を積み上げてきたクラシック第一戦、皐月賞。これまで、父と子供が揃って無敗で皐月賞を制したケースは3組6頭しかいない。しかも、どの馬も、父親は後の牡馬クラシック三冠を達成した馬である。 今回は親子揃って無敗で皐月賞を制した馬達を紹介していく。 ※馬齢はすべて現在の表記に統一しています。 シンザン(1964年)&ミ...
競馬ノートの記事一覧
競馬実況中継の神様とも言うべき存在の杉本清アナウンサー。杉本アナウンサーの実況で個人的に強い印象が残っているレースの1つとして1991年の桜花賞がある。シスタートウショウが先頭でゴールした後に飛び出した「今年も汚れなき桜の女王の誕生です!」というセリフは、強烈なインパクトを残した。 一度の敗北も無く桜花賞を制するのがい...
春の中距離G1、大阪杯。大阪杯の歴代最多騎手は、G2レースだった産経大阪杯時代を含めると、8勝をあげている武豊騎手である(2024年現在)。 元号がまだ昭和だった1988年(昭和63年)、レース名もサンケイ大阪杯だった(産経大阪杯に改称するのは翌1989年)時代、武豊騎手は大阪杯での初勝利をあげる。デビュー2年目の武豊...
2024年3月5日をもって調教師生活に幕を下ろした安田隆行さん。1995年に厩舎を開業すると、地方競馬・海外競馬を含めて998勝という記録を残した。2019年には年間62勝を挙げリーディングトレーナーにも輝いている。安田隆行厩舎に所属でした馬と言えばトランセンドやダノンザキッドなどがいるが、ダッシャーゴーゴーやダイアト...
北米のブリーダーズカップを範に、生産者が企画・運営するレースとして2001年に大井競馬場で始まったJBC競走。 全国の競馬場で持ち回り開催となるが、これまでアドマイヤドン・ヴァーミリアンが3連覇、タイムパラドックス・スマートファルコン・コパノリッキーが2連覇と、舞台が変わってもダートの強豪たちが圧倒的なパフォーマンスを...
ダートの快足自慢が揃うマイルチャンピオンシップ南部杯は、1988年に北関東以北の地方交流「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」として創設されたのを発端とする。現行のGⅠに格付けされたのは97年からのことである。 それからアグネスデジタル(2001年)、コパノリッキー(2016-17年)と、ウマ娘でもお馴染みの競走馬が...
牡馬クラシック第一戦、皐月賞。これまで幾多の名騎手たちが皐月賞を制しているが、その中でも皐月賞を得意とする騎手がいる。 古くは、皐月賞3連覇(1958~1960年)を達成した渡辺正人騎手。さらに、武豊騎手(1993年、2000年、2005年)も、皐月賞3勝を挙げている。しかし、皐月賞を4度制した騎手もいるのである。それ...
大阪杯は1957年に創設されたレースである。2017年にG1レースに昇格する前の1964年から2016年まではサンケイ大阪杯(1989年より産経大阪杯とレース名変更)の名称で行われてきた。 過去の優勝馬を振り返ると、ここ2年はラッキーライラック(2020年)、レイパパレ(2021年)と牝馬が勝っているが、過去65回のレ...
競馬の言葉に「馬七人三(うまななひとさん)」という言葉がある。これは、競馬では馬の力だけじゃ決まるものではなく、鞍上の騎手の力も30%ほど影響するものであるという言葉である。 実際は、必ずしも「馬七人三」とは限らないだろう。特に長距離レースにもなれば、騎手の腕に左右される場面が多く見られる。事実、日本で最も長い芝平地重...
中央競馬では春のクラシックに向けトライアルのチューリップ賞・弥生賞が行われ、いよいよ春の訪れを感じます。これまでに重賞や2歳G1を勝利して「トライアル仕上げ」で挑む人馬もいれば、優先出走権を獲得するためにトライアルに全力投球する陣営もいます。今回は春のクラシックに向けたトライアルレースの中から牝馬クラシック桜花賞への登...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]美しいレース運びで惜敗続きにピリオドを打ったアドマイヤベルが、オークスの優先出走権を権得!~2024年・フローラS~
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~