川崎競馬場で開催される、全日本2歳優駿(ダート1,600m)。このレースは、1950年に「全日本三才優駿」として創設された歴史を持ち、また2歳唯一のJpnI競走と、格式の高いレースである。 それゆえ、中央・地方問わず2歳ダートのトッププロスペクトたちが集結するレースとなり、歴代優勝馬には「ウマ娘プリティーダービー」で人...
競馬ノートの記事一覧
私の学生時代は、英語を含めた外国語は中学からの義務教育であった。当時の私ときたら「俺、将来は日本というか秋田で生活するし、外国人と話す機会なんか無いから勉強なんてしないわ!」と断言し、英語の学習を放棄したもので、そのツケが後々回ってきている。中学時代は英語の成績が原因で指定校推薦を逃し、高校時代は毎回追試で許してもらい...
阪神ジュベナイルフィリーズ(以降、阪神JF)は、冬の阪神1600mコースで行われる2歳牝馬のG1競走です。2001年に阪神3歳牝馬特別から現在のレース名に呼称が変わっています。今回は、過去の錚々たる勝ち馬から、4頭のドラマチックな名牝を紹介します。阪神3歳牝馬特別時代の名馬も紹介したいところですが、今回はあえて現在の名...
12月の中山競馬開催は、魅力的なレースが沢山ある。有馬記念はもちろんの事、ホープフルステークスや中山大障害といったG1並びにJ-G1レースも魅力のひとつ。 そんな12月の中山開催の幕開けといえば、中山競馬場内回りのコースを約2周する「ステイヤーズステークス(以下ステイヤーズSと略)」であろう。障害のない平地コースで行わ...
1984年、日本中央競馬会(のちのJRA)が大きな改革を実施した。 1つ目が重賞競走にG1、G2、G3を設けるグレード制の導入。今までの八大競走(皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞・春、天皇賞・秋、有馬記念)をはじめとした、15個の重賞競走がG1レースとして格付けされた。 もう1つは短距離レースの競...
「膺は声明をもって自らを高しとする。士有り、その容接を被る者は、名付けて登竜門となる」これは後漢書の李膺伝に残された故事である。多くの人間の中から才能が認められたならば将来が約束される──ということを意味する。 そのため、そのサバイバルゲームを勝ち抜くさまを、「中国黄河上流の竜門山にある竜門を鯉が登り切れば竜になる」と...
秋の京都開催(昨年から代替で阪神開催)で行われるデイリー杯2歳Sは、その後活躍する馬たちが多いことから、旧3歳S時代より出世レースの1つに数えられています。2歳Sに変更になった2001年から2020年までの20年間でも4頭のG1馬を輩出していますから、当然、参戦する馬たちも将来を期待されいる馬ばかり。今回はデイリー杯が...
京王杯2歳Sの前身である京成杯3歳Sが創設されたのが1965年の事である。当時は中山競馬場の芝1200mで行われていたが、1980年からは東京競馬場・芝1400mでの開催が定着した(2002年は東京競馬場改修のため、中山競馬場・芝1200mで開催)。朝日杯3歳S(現在の朝日杯フューチュリティS)や阪神3歳牝馬ステークス...
競馬界で最も世に名が知られている人物といえば、武豊騎手をおいて他にはいないだろう。「ターフの魔術師」と呼ばれた武邦彦元騎手の三男として1987年にデビューし、翌年の菊花賞で早くもGI初制覇。以後、中央競馬の騎手にまつわる、ありとあらゆる記録を更新し、先日は前人未到の通算4300勝を達成した。 その武騎手が得意としている...
アメリカのブリーダーズカップを模範として、ダートの各チャンピオン決定戦として2001年に創設されるたJBC。開催地は毎年各地方競馬場の持ち回りとされているため、距離も、競馬場によって変わってきます。 そして、砂の電撃王を決める、JBCスプリント。今回は、そのダート短距離王決定戦を、地方所属で制した馬たちをご紹介したいと...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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