それぞれの競馬愛 石橋脩騎手とガルボの甘い勝利 - 2012年の東京新聞杯を振り返る 2025年2月10日 東京新聞杯の週になると思い出す、石橋脩騎手の飛躍の始まり 東京新聞杯の週が近づくと、テレビの前で見たあのレースを思い出す。2012年、寒さの残る2月の東京競馬場で、ガルボが差し切り勝ちを決め、石橋脩騎手が飛躍の第一歩を刻んだあの日だ。 2012年の東京新聞杯が行われた2月5日は、筆者が結婚して間もない頃だった。競馬ファ... ムラマシ
それぞれの競馬愛 寺山修司が加賀武見に見た「現代批評」 - メイデイレディの来日に寄せて 2024年12月6日 1.メイデイレディと加賀武見 2024年10月25日、暮れの2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズに米国馬メイデイレディが登録したことが報じられた。正直に言って、最初はそのニュースにそれほど注目していたわけではなかった。おそらく登録だけだろう、わざわざ2歳GⅠを使いに米国から出走するはずがない──。そう思っていたの... 縁記台
それぞれの競馬愛 「夢の兄弟対決!」が潰えた、ビワハヤヒデのラストラン/1994年天皇賞(秋) 2024年10月25日 「もしも、あの時……」 自分の過去を振り返る時、「もしも、あの時にこうしていれば…」と考えるのは好きではない。それを考えても選び直せるわけではないし、自分の意志で選んだ今を否定するみたいで嫌だ。少なくともここまで過ごしてきたことがベストの選択であり、これから先も迷わず生きることが、「良い人生」になると思いたい。 しかし... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 [アイドルホース列伝]川崎競馬場で目撃した、2024年の日本ダービー(朱鷺野真一郎さん) 2024年9月28日 2024年9月25日に発売開始した競馬書籍『アイドルホース列伝 超 1949ー2024』(星海社新書)。昭和の名馬から現役の名馬まで156頭が紹介される一冊で、リバティアイランドやドウデュースといった現役馬、クロフネやヒシミラクルといったゼロ年代の名馬、シンザンやスピードシンボリといった昭和の名馬など1949年〜202... 星海社
それぞれの競馬愛 [アイドルホース列伝]アイドルホースは「挫けた心」を救う!? "美咲さん"が出会った推し馬、ディープボンド(夏目伊知郎さん) 2024年9月27日 2024年9月25日に発売開始した競馬書籍『アイドルホース列伝 超 1949ー2024』(星海社新書)。昭和の名馬から現役の名馬まで156頭が紹介される一冊で、リバティアイランドやドウデュースといった現役馬、クロフネやヒシミラクルといったゼロ年代の名馬、シンザンやスピードシンボリといった昭和の名馬など1949年〜202... 星海社
それぞれの競馬愛 [アイドルホース列伝]私の愛したアイドルホース。それでも競馬も人生も前へ進む(勝木淳さん) 2024年9月26日 2024年9月25日に発売開始した競馬書籍『アイドルホース列伝 超 1949ー2024』(星海社新書)。昭和の名馬から現役の名馬まで156頭が紹介される一冊で、リバティアイランドやドウデュースといった現役馬、クロフネやヒシミラクルといったゼロ年代の名馬、シンザンやスピードシンボリといった昭和の名馬など1949年〜202... 星海社
それぞれの競馬愛 たった一頭で挑んだ地方馬。20年かしわ記念で強敵相手に戦ったナンヨーオボロヅキ 2024年5月1日 年間に約60レース。地方競馬の意地、中央競馬の誇りが激突するのがダートグレード競走だ。 1995年のいわゆる「交流元年」。制度改革によって中央・地方間の連携が強化されると、97年にはダートグレード競走がスタートを切った。G1〜G3まで、中央・地方で共通した格付けが与えられ、所属の枠を超えた戦いが全国で繰り広げられるよう... 中川兼人
それぞれの競馬愛 [キタサンブラック伝説]競馬初心者の私を競馬ファンに変えた、あの日の3分12秒5 2024年4月23日 2017年4月30日。私は妻と共に京都行きの電車に乗っていた。京都駅に着くと友人と合流し、愛知出身・在住ながら慣れた様子の彼の案内でまた電車に乗った。 京都競馬場に向かうためである。 当時の私といえば、競馬を観たり、馬券を買ったりしたことは無かった。育成シミュレーションゲームが好きで、高校の頃からウイニングポストシリー... クロキリ
それぞれの競馬愛 [追悼・藤岡康太騎手]もう叫び声は聞こえないから、祈ることにする 2024年4月12日 藤岡康太騎手の訃報に際し、謹んでお悔やみ申し上げます。 ウマフリ代表の緒方さんから連絡がきて、私は康太騎手が亡くなったことを知った。先日は高知の塚本雄大騎手の訃報に触れたばかり。なにもそんなに次々と若い命を現世から連れ去らなくてもいいのに。順番が違う。正直、追悼記事を書くかどうか、少し迷った。私のもとにはいくつか似たよ... 勝木 淳
それぞれの競馬愛 [追悼・藤岡康太騎手]藤岡康太騎手が魅せてくれた景色と、これからの日々を歩み続けるということ 2024年4月12日 2024年4月10日午後7時49分。 多くのファンに愛された藤岡康太騎手が私たちの前からいなくなってしまった。 享年35歳。 文字にするのも辛いほどの、大きくて深い喪失感と悲しみ。世代が殆ど同じで、誕生日も近い私にとって、同じ時代を生きてきた彼の訃報は耐えがたいものだった。訃報の届いたその日、私はそれが誤報であることを... norauma