それぞれの競馬愛 表参道から引退競走馬支援を。〜TCC JapanのBAFUNプロジェクトについて〜 2023年3月8日 人生は持ちつ持たれつ。孤独を受け入れ、たった一人でこの世界を歩み続けるのは容易くない。孤独を感じたとき、同時に押し寄せる途方もない絶望感は一人で生きる辛さを本能的に避けるためにある。 人馬の関係もまた同じ。持ちつ持たれつだ。日本人と馬との関係は5世紀ごろに始まったとされる。朝鮮半島を経由して馬はこの国に入ってきた。馬飼... 勝木 淳
それぞれの競馬愛 一歩も二歩も先を行く努力の人。福永祐一騎手の引退に寄せて。 2023年3月5日 JRA通算19497回目の騎乗にあたる2023年2月19日東京競馬第12レース大島特別。 福永祐一騎手はゲンパチプライドに騎乗し、5着。国内ラストライドを終えた。 JRA通算2636勝、国内外あわせGⅠ級は45勝。1999年桜花賞のプリモディーネから2022年マイルCS南部杯カフェファラオまで、輝かしい27年の騎手人生... 勝木 淳
それぞれの競馬愛 テーマトーク [テーマトーク]ライター3名が語る、テイエムオペラオーの魅力とは? 2023年1月2日 世紀末に"覇王"として君臨し、2000年には8戦8勝という大記録を打ち立てた伝説的名馬・テイエムオペラオー。 今回は、テイエムオペラオーの魅力をテーマに、新書『テイエムオペラオー伝説 世紀末覇王とライバルたち』の執筆陣がそれぞれ語っていく。 歴史的な名馬のどこに、我々は惹かれていくのだろうか──。 血統表に隠れている、... 星海社
それぞれの競馬愛 望遠鏡みたいなデカいカメラを提げて競馬場を低徊するオネエサンの話 2023年1月1日 競馬場には、馬券好きのオッチャンたちに紛れてデカいカメラを提げて走り回る人たちがいる。馬や騎手などの追っかけだ。 その一人が、夜明け前の品川駅にいた。大きなカメラバッグを二つも担いで、青白い顔で始発を待つ女。この日、このオネエサンの“推し”の若手騎手が中京競馬場のGⅠに出るという。それも相当の人気馬だ。デビュー9年、つ... 手塚 瞳
それぞれの競馬愛 [引退名馬]おかえり、さよなら、オジュウチョウサン 2022年12月28日 向正面でゲートが開くとスタンドの空気が一変した。確かな密度があって、息が詰まりそうなほどだった。最初の障害が近づくにつれて、ひとかたまりの大きな祈りに包まれているのだと察知した。どこかの国の荘厳な教会みたいに人びとは一心に全馬の無事を祈っていた。馬たちが最初の障害を飛越した一瞬、それが不意に緩んだ。どっと拍手がわいた。... 手塚 瞳
それぞれの競馬愛 カズ君とドリームジャーニー - 朝日杯フューチュリティステークス 2022年12月18日 「私の競馬仲間」について考えてみる。 一緒に仕事をしているうちに、趣味の一致ということで競馬仲間になる。あるいは、馬の話をしているうちに興味を持った仕事仲間を引っ張り込む。これらは、一緒に競馬場で競馬観戦するというより、仕事の合間に競馬の話をして盛り上がったり、仕事終わりの居酒屋でG1レースの予想を楽しんだりするパター... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 [隣の芝生を駆ける人]第4回 馬好きで賑わう高円寺の名店! お店紹介「東京酒馬場 なで厩」 2022年6月26日 こんにちは。徳澤泰明です。今回は、高円寺にあるお店「東京酒馬場 なで厩」を紹介します。いつも多くの馬好きが集まり、筆者も月に3〜4回はお世話になっている大好きなお店。どのような思いで開かれているのか、オーナーの"なでさん"に聞いてみました。それでは、いってみましょう! 数々の宝物、声で賑わう店内 筆者「本日は宜しくお願... 徳澤泰明
それぞれの競馬愛 あの日『大人たち』が見せた笑顔〜ダービー当日に出会った少女とナカヤマフェスタ〜 2022年6月26日 「どの馬に会ってみたいか?」私がまだ10代だった頃。学生なのに「競馬が好きだ」という私に、大人たちは必ずと言って良いほどこう問いかけた。たぶん大人たちはディープインパクトとか、オルフェーヴルとかそんな馬たちに会いたいと言う私を想像していたに違いない。そんな期待を裏切るようにその大人の“世代”の馬たちの名前を挙げる私と、... ひでまさねちか
それぞれの競馬愛 ラヴズオンリーユーを愛した、すべての人たちへ。 2022年2月11日 一体どれだけの夢を叶えたのだろう。あなたの愛馬は、とてつもないことを成し遂げた。 父がディープインパクト、そして母がラヴズオンリーミー。すなわち2016年のドバイターフを制したリアルスティールの全妹が、DMMドリームクラブの所有馬となったのは翌17年のことだった。「たくさんの人に馬主気分を味わい、感動を共有してほしい」... ハシスポ
それぞれの競馬愛 金沢経由、川崎行き。金沢競馬ファンが見た、第65回川崎記念を振り返る。 2022年2月2日 川崎記念。日本で一番早い時期に行われるJpnIであり、この年のダートグレード中距離路線を占う注目のレースである。このレース、と言うかダートグレードレース全般に言えるが、私に親しみ深い金沢の所属馬がこのような大舞台に乗り込んでいくという事は滅多にない。 金沢がこの時期冬休み中だから出てこない……と言う訳ではない。その証拠... 『遊駿+』編集部