「名馬」を語る 泥中を駆けた少女。ステイゴールドの血を感じさせたレッドリヴェール 2023年9月10日 小柄でパワー型で粘り強いといえば、ステイゴールド産駒の特徴の一つであろうか。三冠馬のオルフェーヴルや破天荒で予測不能なゆえにファンが多かったゴールドシップ、障害の絶対王者と称されるオジュウチョウサンなど、個性的で強い産駒たちも父同様に愛されている。今回はそんなステイゴールド産駒の一頭・レッドリヴェールについて語ろうと思... シラユキ
それぞれの競馬愛 [エッセイ]天皇賞春を受け、感じたこと。真面目と呼ばれた私を元気付けてくれた名馬、タイトルホルダーへ。 2023年5月3日 2021年10月24日、私はダラダラとテレビの画面を観ていた。 「つまらないメンバーだな、今回のレースは」 そんなことを思いながら。これは、菊花賞でのことである。 ──その前に私のことを語ろう。この日を振り返る前に、語らなければならないことがある。私の、辛く苦しかった記憶のことだ。 『君さぁ、真面目すぎるんだよねぇ〜』... シラユキ
「名馬」を語る ベッラレイア - 豪脚で樫に名乗りを挙げた、ナリタトップロード産駒の才女。 2023年4月22日 豪脚一気は、競馬の醍醐味の一つだ。時にその強さに驚愕させられ、時にレースを狂わせる。「差せ!」という想いが通じたレースは、記憶に深く刻まれる。 今回語るのは、豪脚でクラシック戦線に名乗りを挙げた才女である。 その馬の名はベッラレイアという。父はナリタトップロード。1999年、テイエムオペラオー、アドマイヤベガと共に“三... シラユキ
「名馬」を語る エアグルーヴ、メジロドーベル、スペシャルウィーク、メジロライアンの血が流れる血統馬。フラワーC勝ち馬、ホウオウイクセル。 2023年3月18日 もし私が「あなたが思い入れのある世代は?」と問いかけられたら、私の答えは決まっている。「2021年の牝馬世代です」「理由は?」「この時代に私は競馬を始めたから」ちょうど、桜の蕾がほころぶ頃に私は競馬というものを始めた。クラシック戦線が盛り上がる頃である。今回は、この年のフラワーCを回顧したい。牝馬クラシックの幕開けとな... シラユキ