ニュース・ブログ ドコフクカゼが示した「できなくはない」という事実〜片目のサラブレッド福ちゃんデビュー観戦記〜 2026年8月1日 川崎競馬場の駐車場は馬場の内側にある。3コーナーの奥あたりにある駐車場入り口からトンネルを潜って、敷地に出る。左手の向正面にはこの競馬場の名物のひとつドリームビジョンがそびえる。車を止めた場所にはC2と書いてある。川崎のC2ってだいたい1着賞金100万円ぐらいだろうか。そんなことを頭に浮かべながら日差しを避けるべくスタ... 勝木 淳
ニュース・ブログ [イベントレポート]「馬体の教科書」大ヒット記念トークライブを訪れて 2026年7月25日 2026年7月24日(金)19時より「馬体の教科書」大ヒット記念トークライブが高田馬場BSホールで開催された。発売から約1カ月。早くも重版されたという。これはめでたい。かつて同じ高田馬場で競馬本を世に送る出版社でちょっとだけ編集に関わったことがある。あのころ、重版なんて滅多になかった。みんなだいたい初版売り切り。という... 勝木 淳
競馬を学ぶ [パーフェクト種牡馬辞典]真珠くん、海を渡る。パールシークレットが日本にやってくるまでの大冒険 2026年6月7日 競走馬の祖先は、元をたどれば3頭の三大始祖から始まっている。ゴドルフィンアラビアン(もしくはゴドルフィンバルブ)にダーレーアラビアン、そしてバイアリーターク。この3頭からエクリプスやマッチェム、ヘロドといった種牡馬に血が紡がれ、そこから長い時間をかけてサラブレッドは大きく枝葉を広げていった。 しかし、大繫栄を見せたダー... 勝木 淳
ニュース・ブログ [POG26-27]視線を集める名牝の初仔たち - 成長力に注目!芝重賞戦線で活躍した母の仔を並べる 2026年5月26日 POG指名において気をつけたいのは、期間。ほとんどのPOGは2歳6月からダービーまでの1年間限定で競われる。わずか1年でGⅠまで昇りつめる馬を探さないといけない。とはいえ、競走生活はその1年で決して終わらない。POGにおいていわゆる晩成血統は指名するのに躊躇する。 だが、晩成の血が開花した際の輝きは眩く、魅惑的だ。もし... 勝木 淳
「名勝負」を語る 幾重にも折り重なる後ろ盾に見守られて。1997年メジロドーベルのオークス 2026年5月23日 令和の時代に「師弟」などという古臭い言葉は似合わないかもしれない。自分で調べ、自分で切り開く逞しき時代に教えを乞い、技を盗む。誰かの後ろをついていくのは遠回りにすぎない。しかし、そんな先端を走る時代だからこそ、師弟という関係は価値があるのではないか。たとえ歩みは遅くとも、力を蓄えながら進み、たどり着いた栄光の価値は計り... 勝木 淳
ニュース・ブログ [POG26-27]視線を集める名牝の初仔たち - 2、3歳芝重賞戦線で活躍した母の仔を並べる 2026年5月10日 5月、3歳世代のクラシックを巡る争いがクライマックスを迎えるころ、次の世代2歳馬の話題がPOGを中心にあがってくる。ダービーの翌週から2歳新馬戦がはじまるサイクルは休むことを許さない。つまり、5月はその年のクラシックと翌年のクラシックまで考えなければならなず、実に忙しい。 POG、ペーパーオーナーゲームのはじまりは諸説... 勝木 淳
ニュース・ブログ ニュースコラム [ニュースコラム]アメリカダート挑戦史。テーオーエルビスが切り拓く未来 2026年5月4日 子どもの頃の合言葉は「ニューヨークへ行きたいかぁ!」だった。これにピンと来る方はおそらく私と同年代。人生の後半に突入してきた方々だろう。合言葉の正体は「アメリカ横断ウルトラクイズ」。叫び声の主は当時、日本テレビの福留功男アナウンサー。後楽園もしくは東京ドームでの○×クイズを勝ち、羽田でじゃんけんで2勝し、グァムに向かう... 勝木 淳
「名勝負」を語る 善臣さんにしかできない競馬。オレハマッテルゼの高松宮記念 2026年3月27日 中山競馬場のスタンド1階メインエリアからエスカレーターで地下に降りると、フードコートがある。その入り口付近には二人の騎手のパネルが設定されている。一人は坂井瑠星騎手。フォーエバーヤングで世界と戦う今をときめくスタージョッキーはポップコーンをもち、ポーズを構える。その隣にいるのが柴田善臣騎手だ。昔となんら変わらない柔らか... 勝木 淳
「名馬」を語る ステルヴィオ - 急峻な峠道を越えた先に 2026年3月15日 ミラノ・コルティナオリンピックの中継を観ていると「ステルヴィオ」という単語を耳にした。これに反応したあなたは歴とした競馬民。もしくは無類の車好きだろう。 イタリアの老舗自動車メーカー・アルファロメオの100年以上にわたるブランドの伝統を受け継いだ唯一無二のSUV車の名は、イタリアとスイス国境にあるステルヴィオ峠に由来す... 勝木 淳
「名勝負」を語る ゆっくりでも大丈夫。名手のやさしさと確かな戦略。2009年リーチザクラウンのきさらぎ賞 2026年2月7日 武豊騎手の勝負服といえば。 その問いに対する答えはファンの年代によって色々違ってくる。40年近くトップジョッキーであり続ける男に対する答えは多彩であり、その歴史にこそ武豊騎手の価値がある。個人的に答えるとするなら、「紫、白鋸歯形」。臼田浩義氏の勝負服だ。そう、はじめて栄光の日本ダービーを手中に収めたスペシャルウィークの... 勝木 淳