これまで、牡馬のクラシック三冠を成し遂げた馬は1941年のセントライトから2020年のコントレイルまで合計8頭いる(2022年現在)。三冠を達成した馬のローテーションを調べると、現在のトライアルという概念が無かった1941年のセントライトと2歳のホープフルステークス以来休養していた2020年のコントレイル以外の6頭は弥...
競馬ノートの記事一覧
「あぁ、もうじき春なのか」競馬を趣味にしていると番組表のレース名で季節の変わり目を感じる人も多い事だろう。どのレースで感じるかは居住地などによっても違うだろうし、人それぞれだと思うのだが、私の場合はこうだ。「金杯。新年なんだなぁ」「中山記念。もうじき春なんだぁ」「桜花賞。桜も満開、もうじき緑の季節か」「日本ダービー。ホ...
きさらぎ賞は1961年に中京競馬場の砂(現在のダートとは異なる)1200m戦で始まったレースである。今年で62回目を迎える歴史のあるレースなので、過去の勝ち馬からはダイコーター(1965年)が菊花賞を、タニノムーティエ(1970年)、ヒカルイマイ(1971年)が皐月賞、日本ダービーの牡馬二冠に輝くなど、出世レースの1つ...
川崎記念は年明け最初のJpnIレース。近年はここをフェブラリーSやドバイワールドカップのステップにする陣営も増えたため、より注目が高まっている。 その歴史は古く、1950年に戸塚競馬場を引き継ぐ形で川崎競馬場が開場すると、それを記念して翌51年に「開設記念」が設けられた。これが川崎記念の前身にあたるレースで、79年から...
アメリカジョッキーズクラブカップ(以下、AJCCと略)は、1960年に日本競馬とアメリカ競馬との友好関係の一環として、ニューヨークジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受けて創設されたレースである。1984年より芝2200m戦(1984年は降雪のためダート1800m戦で実施)で行われるようになり、中距離を得意とする馬達が狙...
冬に開催される伝統の一戦、日経新春杯。1954年に創設された本レースは、勝ち馬にメジロブライト、ステイゴールドといった名馬を輩出してきました。近年も、ルーラーシップ、ミッキーロケット、グローリーヴェイズなどが名を連ねます。 そんな日経新春杯から、今回は勢い著しいロベルト系に焦点を当て、過去の勝ち馬をご紹介していきます。...
1964年に皐月賞・日本ダービー・菊花賞の「牡馬三冠レース」を制し、翌年の1965年には天皇賞・秋と有馬記念を制し「五冠馬」として歴史に名を残したシンザン。そのシンザンの功績を称える意味で1967年に設けられたレースが、このシンザン記念である。 ところがこのシンザン記念には、あるジンクスが存在していた。「シンザン記念を...
東京大賞典は地方開催のレースで唯一の国際GI競走であり、その年におけるダート競馬の総決算として。高い人気と注目を集めている。 その歴史は古く、1955年に「秋の鞍」として2600mで創設されたのが始まり。’62年には3000m戦になり、「東京大賞典」に改まったのは’64年から。その後’89年に2800m、’98年に20...
中央競馬の総決算、有馬記念。近年は、ホープフルSの開催日が中央競馬の最終日となることも多いが、有馬記念を1年の締めくくりと感じているファンも少なくないはずだ。 そして、毎年のようにここを区切りとし、現役生活に別れを告げる馬もいるが、時にそういった馬たちが激走。日本の競馬史を彩るような筋書きのないドラマが、数多うまれてき...
競馬ファンは勿論の事、多くの日本人に年末の恒例行事として知られている有馬記念。2020年の有馬記念のレース売り上げも464億円と、数多くのJRAのレースの中でも売り上げがひとつ抜けている。「競馬はあまり詳しくはないけれど、日本ダービーや有馬記念は知っている」「毎年このレースだけは見ている」という人もいるだろう。 有馬記...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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