レース史上最高レベルのメンバーが集結した2024年のNHKマイルC。中でも注目は2歳GⅠを制したジャンタルマンタルとアスコリピチェーノで、2歳王者と2歳女王がこのレースで激突するのはレース史上初めてのこと。しかも、両馬はともに前走クラシックの舞台で好走。豪華メンバーの中でも、実績では頭一つ抜けた存在だった。 もちろん、...
レース回顧の記事一覧
古馬最高の栄誉を懸けて争われる天皇賞(春)は、国内最長距離のGⅠ。受け継がれし長い歴史と伝統、さらに高い格式を誇り、数あるビッグレースの中でも存在感は別格。また、ゴールデンウィークの開幕を飾るレースで華やかさもあり、西日本でおこなわれるGⅠの中で最も盛り上がるレースといっても過言ではない。 そんな天皇賞(春)のスタート...
10週にわたる東京開催の開幕を告げるフローラS。最初におこなわれる2000mの牝馬限定重賞で、2着までにオークスの出走権が与えられるとはいえ、乙女にとってはまだ過酷な舞台といえる。 ただ、オークスへの距離延長幅は桜花賞よりも小さく、東京の長い直線を経験できることは大きい。実際、過去10年のフローラSで2位以内の上がりを...
はじめに、4月6日阪神7レースの落馬事故で逝去された藤岡康太騎手のご冥福を心からお祈りいたします。 史上まれに見る混戦となった2024年の皐月賞。その要因の一つとしてあげられるのが、2歳GⅠを制した牝馬が2頭誕生したということだろう。「牝馬が強い」時代といわれて久しいものの、グレード制が導入された1984年以降では、初...
一時は開花が心配されたものの、タイミングを計ったかのように満開となった阪神競馬場の桜。満開での桜花賞開催は8年ぶりで、開催当日に満開となるのは、記録が残る2011年以降では初めてのことだった。 ただ、レースに関しては混戦模様。上位人気馬の多くは2~4ヶ月ぶりの実戦で、近年トレンドになっている阪神ジュベナイルフィリーズか...
「春の中距離王決定戦」大阪杯。中距離のチャンピオンだったイクイノックスが引退し、ジャパンCや有馬記念で好走した馬たちも、前日のドバイターフとドバイシーマクラシックにこぞって参戦。これら2レースに比べると、少し手薄なメンバー構成となった感は否めない。 それでも5頭のGⅠウイナーが顔を揃え、出走16頭中、半数の8頭がGⅠで...
「春のスプリント王決定戦」高松宮記念は、重賞の中でも屈指の荒れるレース。毎年のようにフルゲートの18頭で争われ、枠順が結果を左右することも少なくなく、その上、雨に祟られて馬場が悪化することも多い。 良馬場でおこなわれたのは過去10年で3回しかなく、とりわけ、直近4年はいずれも重か不良馬場での開催。そして、2024年も例...
皐月賞の最終トライアル、スプリングS。弥生賞ディープインパクト記念と比べて頭数が揃うことが多いこのレースも、2000年以降では最少タイとなる10頭立てで争われることになった。 ただ、年末の2歳GⅠ好走馬や重賞ウイナーの出走はなく、10頭立てでも大混戦の様相。半数以上の7頭が単勝10倍を切る時間帯もあり、その中でシックス...
関西でおこなわれる桜花賞トライアルのチューリップ賞とフィリーズレビュー。阪神競馬場でおこなわれる以外にも、3着までに桜花賞の優先出走権が与えられることや、GⅡに格付けされていることなど、これら2つのレースには複数の共通点がある。 一方、距離は1600mに対して1400m、外回りと内回りの違いなど、大きく異なる点もあり、...
3着までに皐月賞の優先出走権が与えられる弥生賞ディープインパクト記念。ただ、このレースから本番を制した馬は2010年のヴィクトワールピサが最後。近年は、ダービーや菊花賞と関係性が強くなっている。 とりわけ、2022年の覇者アスクビクターモアは、皐月賞5着、ダービー3着と着順を上げ、秋に菊花賞を制覇。また、2着ドウデュー...
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レース回顧
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[重賞回顧]復活と希望の勝利!北村友一騎手とクロワデュノールがホープフルSを制覇~2024年・ホープフルS~
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~