平成以降、京都競馬場で宝塚記念がおこなわれたのは3回。メジロライアンがまさかの先行策で宿敵メジロマックイーンに完勝し、悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた1991年。屈腱炎による長期休養を乗り越えたダンツシアトルが、驚愕の日本レコードで駆け抜けた1995年。そして、渋った馬場を問題にしなかったディープインパクトが、雨を切り裂く...
レース回顧の記事一覧
18年ぶりに京都で開催されたマーメイドSは荒れるハンデ重賞としても知られ、前走条件戦組の活躍が目立つレース。 一方で、エアグルーヴとアドマイヤグルーヴ(二冠馬ドゥラメンテの母)の母娘をはじめ、2023年の世界No.1ホースとなったイクイノックスの母シャトーブランシュなど、名馬の母を数多く送り出してきたという、違った側面...
北海道シリーズの開幕を告げる函館スプリントSは、サマースプリントシリーズの第1戦。過去にはビリーヴやセイウンコウセイなど、GⅠウイナーが実力をいかんなく発揮したこともあったが、この路線の最高峰スプリンターズSは3ヶ月以上も先。どちらかといえば、このレースをきっかけに秋への飛躍を期す馬が多い。 2024年も、重賞ウイナー...
レース史上最高レベルのメンバーが集結した2024年のNHKマイルC。中でも注目は2歳GⅠを制したジャンタルマンタルとアスコリピチェーノで、2歳王者と2歳女王がこのレースで激突するのはレース史上初めてのこと。しかも、両馬はともに前走クラシックの舞台で好走。豪華メンバーの中でも、実績では頭一つ抜けた存在だった。 もちろん、...
古馬最高の栄誉を懸けて争われる天皇賞(春)は、国内最長距離のGⅠ。受け継がれし長い歴史と伝統、さらに高い格式を誇り、数あるビッグレースの中でも存在感は別格。また、ゴールデンウィークの開幕を飾るレースで華やかさもあり、西日本でおこなわれるGⅠの中で最も盛り上がるレースといっても過言ではない。 そんな天皇賞(春)のスタート...
10週にわたる東京開催の開幕を告げるフローラS。最初におこなわれる2000mの牝馬限定重賞で、2着までにオークスの出走権が与えられるとはいえ、乙女にとってはまだ過酷な舞台といえる。 ただ、オークスへの距離延長幅は桜花賞よりも小さく、東京の長い直線を経験できることは大きい。実際、過去10年のフローラSで2位以内の上がりを...
はじめに、4月6日阪神7レースの落馬事故で逝去された藤岡康太騎手のご冥福を心からお祈りいたします。 史上まれに見る混戦となった2024年の皐月賞。その要因の一つとしてあげられるのが、2歳GⅠを制した牝馬が2頭誕生したということだろう。「牝馬が強い」時代といわれて久しいものの、グレード制が導入された1984年以降では、初...
一時は開花が心配されたものの、タイミングを計ったかのように満開となった阪神競馬場の桜。満開での桜花賞開催は8年ぶりで、開催当日に満開となるのは、記録が残る2011年以降では初めてのことだった。 ただ、レースに関しては混戦模様。上位人気馬の多くは2~4ヶ月ぶりの実戦で、近年トレンドになっている阪神ジュベナイルフィリーズか...
「春の中距離王決定戦」大阪杯。中距離のチャンピオンだったイクイノックスが引退し、ジャパンCや有馬記念で好走した馬たちも、前日のドバイターフとドバイシーマクラシックにこぞって参戦。これら2レースに比べると、少し手薄なメンバー構成となった感は否めない。 それでも5頭のGⅠウイナーが顔を揃え、出走16頭中、半数の8頭がGⅠで...
「春のスプリント王決定戦」高松宮記念は、重賞の中でも屈指の荒れるレース。毎年のようにフルゲートの18頭で争われ、枠順が結果を左右することも少なくなく、その上、雨に祟られて馬場が悪化することも多い。 良馬場でおこなわれたのは過去10年で3回しかなく、とりわけ、直近4年はいずれも重か不良馬場での開催。そして、2024年も例...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~
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[重賞回顧]春の悔し涙は歓喜の涙に。アクシデントを乗り越えたルガルと西村淳也騎手が、復活のGⅠ初制覇~2024年・スプリンターズS~
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[重賞回顧]いざ、菊の大輪へ 鮮やかに逃げ切ったメイショウタバルが復活の重賞2勝目!~2024年・神戸新聞杯~