「名馬」を語る チェッキーノ - 夏の新潟に刻まれた、「栗毛の才媛」のラストラン 2026年7月22日 夏の新潟開催を語るなら、まず思い浮かぶのが関屋記念だ。灼けるような陽射しの下、真っ直ぐに伸びる新潟外回りの芝1600mを、馬たちが一気に駆け抜ける。その舞台は昔から「夏のスピード決戦」の象徴であり、今もなお好タイム決着が名物となっている。2025年にはカナテープが1分31秒0のコースレコードで駆け抜け、観客を沸かせた。... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]夏の福島で未来を掴め - グランマエストロ、今度こそ未勝利脱出へ! 2026年7月16日 この時期の3歳未勝利戦は、レースを眺めているだけで胸が締めつけられる。春のクラシックが終わり、夏競馬のプログラムが進むにつれて、未勝利馬たちは少しずつ、しかし確実に追い詰められていく。9月上旬まで、残された時間はあと約2ヶ月。勝てなければ未来は閉ざされる——その事実を、厩舎も、ファンも、誰もが知っているからこそ、なおさ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]夏の上り馬を探せ!母ルージュバックのボニープリンス 2026年7月9日 夏競馬も3週目に入り、今週の主役は福島の七夕賞。この時期になると、普段は競馬場での観戦を好む私でも、毎週のテレビ観戦にすっかり馴染んでくる。エアコンの効いた部屋で競馬新聞を広げ、レースを楽しむ——その快適さに、毎年夏の訪れを実感してしまう。 なかでも七夕賞デーの福島は、テレビ越しにこそ味わえる「季節の気配」がある。この... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]北九州記念へ - 芦毛の新星デアヴェローチェが描く、秋へ続くVロード 2026年7月2日 「ナツコク」2週目のメインレースは北九州記念。夏の小倉競馬といえば、梅雨が明けたばかりの蒸した空気の中で始まり、最終週の頃にはどこか秋風の気配が漂い始める——そんな「夏の盛りから夏の終わりまで」を丸ごと味わう長い開催が続いていた時代を思い出す人も多いだろう。かつては2開催・8週間という「夏のロングラン」が当たり前で、そ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]アラタ、北の夏にもう一度!9歳馬が刻む、函館記念への挑戦 2026年6月25日 夏競馬の先陣を切って始まった函館開催は、早くも3週目を迎えた。今週からは小倉、福島も開幕し、いよいよ本格的な夏競馬の季節が到来する。一足早くスタートした函館競馬の今週は、前半戦最大のレースである函館記念を迎える。バックストレッチに海と空を配する函館芝2000m。サマー2000シリーズの開幕戦としても位置づけられるこのレ... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 未完の快速馬、ビッグバイアモン - 1996年、中山の夏の午後に咲いた「幻影」の物語 2026年6月24日 6月の府中開催が終わると、季節はゆっくりと夏へ向かい、福島競馬が始まる。 この切り替わりは、毎年どこか胸の奥をそっと撫でていく。初夏の府中競馬場で積み重ねてきた濃密な週末とは違う、「夏のリズム」が動き出す合図のようでもある。 関東エリアの夏競馬——福島から新潟へと続く10週間は、週末を競馬場で過ごしてきた生活に、ひと呼... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]遅れてきた才能、ラベルセーヌが歩む「秋」への出発点 2026年6月18日 9週間続いた春の府中開催が、静かにフィナーレを迎えようとしている。D.レーン騎手(NHKマイルC)、C.ルメール騎手(ヴィクトリアマイル)の鮮やかな「技」で幕を開けた5週連続GⅠシリーズ。オークスで今村聖奈騎手、日本ダービーで松山弘平騎手が、春のクラッシックレースの歴史に新しい風を吹き込み、そしてラストとなる安田記念で... 夏目 伊知郎
「名勝負」を語る 夏の函館で開花したスプリンター。ワンカラットの函館スプリントS 2026年6月11日 ■「ダービーからダービーへ」 2012年以降、競馬のレースサイクルはダービーを基軸に回るようになった。 毎年5月の最終日曜日に開催される日本ダービーで勝者が決まると、世代の頂点を巡る戦いは幕を閉じる。そして、翌週末からは次年度のダービーに向けての戦いがスタート。新たな頂点を目指す2歳馬たちによる戦いの火蓋が切られ、メデ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目騎手]北の大地へ、再び!小林美駒騎手、夏の扉を開く 2026年6月11日 東京競馬場の5週連続GⅠレースは、安田記念でのシックペンス優勝をもって幕を閉じた。阪神競馬場では宝塚記念がまだ控えているものの、今週からの府中はどこか「兵どもが夢の跡」の趣が漂う。そして、私の気持ちはすでに夏競馬へと向かっている。 新馬戦が先週からスタートし、土曜日の4レースではモズアスコット産駒のラードンチェイスが今... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目馬]ガイアフォースが歩んだ惜敗の道、その先にある「悲願」のGⅠ安田記念 2026年6月4日 2026年の3歳頂点を決める日本ダービーが幕を閉じた。皐月賞馬ロブチェンが見せた渾身の末脚。400口の出資者たちが最後の最後まで夢を託したパントルナイーフの粘り。そして、激闘を締めくくるようにウイニングランで浮かべた松山弘平騎手の涙と笑顔——。熱狂と余韻を残しながら、今年の3歳馬の祭典は終わりを告げた。 競馬ファンの間... 夏目 伊知郎