ニュース・ブログ [今週の注目]漆黒の新星、アイビーSへ! - ラガリーガが描く未来の輪郭 2026年10月15日 秋の府中、そして京都の開催が始まって3週目。京都では秋華賞が行われ、秋のGⅠシリーズは早くも佳境を迎える。今年の秋華賞には「令和のファインモーション」と噂される無敗のモンローウォークが登場し、どんな走りを見せるのか注目が集まっている。そして来週には、ロブチェンが三冠に挑む菊花賞が控える。 今年の3歳クラシックロードが完... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]「母父トウカイテイオー」の血統にGⅠ級タイトルを!レーベンスティールの「マイルチャンピオンシップ南部杯」挑戦 2026年10月8日 「GⅠの重さ」というものを、競馬を見ているとふと感じる瞬間がある。 「GⅠ級の素材」とか「GⅠ馬並みの末脚」と称賛される馬が、必ずしもGⅠタイトルを手にできるわけではない。むしろ、あと一歩届かないまま競走生活を終える馬の方が圧倒的に多い。考えてみれば当然で、称号を得るのは1レースにつきたった1頭。残りの出走馬はすべて「... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 「鹿毛の妹」が刻んだ時間 - ママコチャ、別れの日に寄せて 2026年10月3日 「7歳になってもがんばっている馬って、情が移るんだよな。ましてや、メインレースだけ出てくるオープン馬たちは、友達みたいなもんだわ」 英さんは、いつもそう言いながら、メインレースでは迷いなく高齢馬の単勝を買う。7歳になってもメインレースに顔を出す馬たちは、彼にとって午後の競馬場でたまに会う「同世代の競馬仲間」のような存在... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]府中の直線に挑む秋 - 小林美駒騎手、努力の先の「府中の1勝」を目指せ! 2026年10月1日 小林美駒騎手の「勢い」が止まらない——。 2026年の勝ち鞍は、第4回中山競馬終了時点(9月27日)でキャリアハイとなる41勝。リーディング21位に名を連ね、若手の中でも確かな存在感を示している。 小林美駒騎手といえば、やはり北海道シリーズでの躍進が真っ先に思い浮かぶ。昨年は20勝を挙げて一躍注目を集め、今年も19勝を... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 秋の6ハロンに現れる幻影 - 「メイケイエール」という名の余韻 2026年9月26日 秋競馬の開幕を告げる電撃の6ハロン、スプリンターズS。 歴代の優勝馬を振り返れば、ロードカナロアの王道、カレンチャンのしなやかさ、サクラバクシンオーの純血スプリント魂——そこには常に「完成されたスプリンター像」が立ち上がる。 しかし、このレースを彩ってきたのは、勝者だけではない。6ハロンの舞台には、時に「異端」とも呼ぶ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]古馬優勢の舞台へ - 3歳牝馬スターアニスが挑む、秋のスプリント決戦 2026年9月24日 スプリンターズSが12月から9月へと移行したのは、2000年・第34回から。秋のGⅠシリーズの幕開けを告げるレースとなって以降、ひとつ顕著に変わった傾向がある。3歳馬の優勝が激減したことだ。 GⅠ昇格後の1990〜1999年の10回では、ニシノフラワー、ヒシアケボノ、タイキシャトル、マイネルラヴと、3歳馬が4頭も勝利を... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 「柴田善臣」がいた風景 - 胸に刻まれたレースを語る 2026年9月19日 柴田善臣騎手の現役引退のニュースが駆け巡った、2026年9月15日の午後。柴田善騎手を「善臣先生」ではなく、ずっと「ヨシトミィ~」と呼び、昭和の時代から応援してきた者たちが、スマホを手に肩を落としていた。 「いつかは来ると思っていたが、とうとう来たか…」 「夏を全休して、涼しくなったら競馬場に戻ってくると思っていたのに... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]神戸新聞杯へ - ロブチェン&松山弘平騎手、三冠への始動! 2026年9月17日 この秋、コントレイル以来6年ぶり、そして史上9頭目となる牡馬三冠馬の誕生を目撃できるかもしれない。三冠馬の歴史を振り返れば、初代セントライトから八代目コントレイルまで、わずか8頭の誕生に80年近い歳月を要した。その数字が、「三冠達成」という偉業の険しさを雄弁に物語っている。 前回の三冠達成は2020年。コントレイルが無... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る [追悼]雨の拳が開いた記憶 - アドマイヤムーンと岩田康誠騎手、忘れ得ぬ「あの頃」へ 2026年9月12日 2026年9月6日、中山競馬場第7レース。 大雨に煙る4コーナー奥のゲートから、18頭が一斉に飛び出した。タイムリミットが近づく芝2000mの3歳未勝利戦。春には皐月賞が行われた同じ舞台で、その頂点を争うことのできなかった馬たちが、半年後、それぞれの未来を懸けて走っていた。 スタート直後から果敢に先手を奪ったのは、水色... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ [今週の注目]今度こそ勝利の笑顔を!グランマエストロが挑む、世代最後の芝の3歳未勝利戦 2026年9月10日 未勝利脱出。その一言が、どれほど遠く、どれほど重いものなのか。どんなに良血でも、どれほど素晴らしい馬体を持っていても、なぜか勝ち切れないまま夏を終える馬たちが、毎年必ずいる。「1勝」の扉は、想像以上に狭く、残酷だ。夏の後半になると、その重圧は週を追うごとにズシリと増して、次第に逃げ場を失っていく。 そして今週、現3歳世... 夏目 伊知郎