[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達(2025/07/19)

多くのサラブレッドたちが最初の大舞台として走ることになる新馬戦。
ここでは2023年産まれの競走馬のなかから、新馬戦を勝利した馬たちを取り上げていきます。

今週はどのような期待馬が勝利を収めたのでしょうか?

07月19日(土)

■福島4R 2歳新馬・芝1200m・1:12.3

コックオーヴァン

牝馬(2番人気)
父:ウインブライト
母:コスムミール(母父:ヘクタープロテクター)
厩舎:(美浦)伊藤伸一
騎手:津村明秀
馬主:ビッグレッドファーム
生産者:(浦河町)金石牧場

先頭争いに参加できるようなゲートの出を見せたコックオーヴァンでしたが、馬の後ろに入れていこうという指示があったそうで、無理にはいかず下げて中団を追走。
外めを回りながら直線に入ると開けた進路を力強く進んでいき、綺麗に抜け出して差し切り勝ちを決めました。

昨年の新種牡馬ウインブライトの産駒からは今年初の新馬戦勝ち馬誕生となっています。

■小倉5R 2歳新馬・芝1200m・1:11.0

ナムラドロン

牡馬(2番人気)
父:ダノンスマッシュ
母:ナムラヒラリー(母父:)
厩舎:(栗東)鈴木孝志
騎手:松山弘平
馬主:奈村睦弘
生産者:(日高町)ナカノファーム

新種牡馬ダノンスマッシュの産駒がJRA初勝利を挙げました。

9頭立ての8番からスタートとなったナムラドロンでしたが、好スタートを決めると先頭争いに参戦。
混戦状態のまま3番手で直線に入るとマル外馬アウトザロー、1番人気フルムーンと競り合いを繰り広げ、3頭一団の接戦をクビ差で制する勝負根性を見せています。

鞍上・松山弘平騎手は今年の新馬戦早くも6勝目となりました。パドックでやんちゃな一面を見せていたことからも話題になっている、新たなアイドル候補です。

■福島5R 2歳新馬・芝1800m・1:53.2

ザーフィル

牡馬(2番人気)
父:Ghaiyyath
母:Oriental Step(母父:Tamayuz)
厩舎:(美浦)林徹
騎手:戸崎圭太
馬主:キャロットファーム
生産者:(海外)Highpark Bloodstock Ltd

今年最初の『マル外』馬の新馬戦勝利となりました。

アイルランド産の牡馬ザーフィルはまずまずのスタートを切ると内へ。
最短距離を行きながら4-5番手でレースを進めていきます。
最終コーナーを回りながら馬群を縫って外に出されるとそこからジワジワと加速を開始し、粘ったシェリアドレの半馬身前に出たところでゴールとなりました。

キャロットファームからは今年2頭目の新馬勝ちです。

写真:INONECO、かずーみ

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