「road to the future」未来へ続く道。
このコーナーでは、週末のレースを勝ち上がった一口馬主クラブの2022年産世代の馬たちを取り上げていきます。
ここから、クラシック戦線や世代の各路線、古馬になって活躍する名馬がきっと現れるはずです。
今週はどのような期待馬が勝利を収めたのでしょうか?
1月18日(土)
■中京1R 3歳未勝利・ダート1,200m・1:12.8
コーラルクラウン - シルクホースクラブ
牡馬(1番人気)
父:サートゥルナーリア
母:モルジアナ(母父:Dubawi)
厩舎:福永祐一(栗東)
騎手:吉村誠之助
生産者:ノーザンファーム(安平町)
一口価格:90,000円(500口)
初ダートだった前走から距離を短縮しての一戦。最内からスタートを決めると積極的に追われて3-4番手へ。直線では先行馬の間を割って抜け出す力強い走りを見せて見事一番人気に応えました。
中央のダートで4勝を挙げた母モルジアナですが、産駒はこれまで芝で2勝、地方のダートで2勝となっており中央ダートでの産駒勝利は初。
シルクホースクラブ所属馬からはこの世代20頭目の勝ち上がりとなりました。
■中山5R 3歳未勝利・芝2,000m・2:00.2
シェーンシュティア - サラブレッドクラブライオン
牝馬(7番人気)
父:ブリックスアンドモルタル
母:カイゼリン(母父:アドマイヤベガ)
厩舎:林徹(美浦)
騎手:三浦皇成
生産者:ノーザンファーム(安平町)
一口価格:50,000円(400口)
18頭中10頭がクラブ所属馬だった中山5レース。
馬群中程でレースを進めたシェーンシュティアは、最終コーナーを回りながら一気に加速し外に進路を確保すると、勢いそのままに脚を伸ばして行き、逃げていたトレサフィールをクビ差で捉えクラブ馬対決を制しました。
現役時代はキャロット所属馬として中央3勝を挙げた母カイゼリン17歳時の仔。
サラブレッドクラブ ライオンからはこの世代5頭目の勝ち上がり、林徹厩舎はこれが今年の初勝利となりました。
■中山9R 菜の花賞・芝1,600m・1:33.2
コムユンプリュム - G1サラブレッドクラブ
牝馬(4番人気)
父:ブリックスアンドモルタル
母:コム(母父:Le Havre)
厩舎:鹿戸雄一(美浦)
騎手:菅原明良
生産者:社台ファーム(千歳市)
一口価格:1,000,000円(40口)
最内から好スタートを切るも、無理に前には行かず5-6番手でレースを進めましたコムユンプリュム。
少しずつ前との差を詰めながら直線に向かうと馬群の間を縫って進路を確保し、最後は鋭く脚を伸ばして勝ち上がりを決めました。
現役時代海外で活躍した母コムの2番仔。
この世代10頭が勝ち上がっているG1サラブレッドクラブで世代最初の2勝馬となりました。
1月19日(日)
■中山1R 3歳未勝利・ダート1,200m・1:12.1
スターランウェイ - ユニオンオーナーズクラブ
牝馬(1番人気)
父:ダノンレジェンド
母:プリモウェイ(母父:Giant's Causeway)
厩舎:斎藤誠(美浦)
騎手:斎藤新
生産者:ハクレイファーム(新冠町)
一口価格:50,000円(200口)
大外16番から好スタートを決めたスターランウェイは積極的にポジションを取りに行き3番手でレースへ。
3頭横一線で直線へと入っていきましたが余力十分でスッと抜け出していき、後続に3馬身差をつけて単勝1.9倍の1番人気に応えました。
母プリモウェイ17歳時の仔で、この世代のダノンレジェンド産駒牝馬では最初の勝ち上がり。
鞍上・斎藤新騎手はこの勝利が今年の初勝利となっています。
■中京2R 3歳未勝利・ダート1,800m・1:54.6
ロードトルネード - ロードサラブレッドオーナーズ
牡馬(3番人気)
父:ブリックスアンドモルタル
母:ヴィーヴル(母父:ディープインパクト)
厩舎:辻野泰之(栗東)
騎手:長岡禎仁
生産者:ケイアイファーム(新ひだか町)
一口価格:60,000円(500口)
良いスタートを切るとハナに立つくらいの勢いを見せますが、2番手で抑えられレースに入っていくロードトルネード。
早めに2頭がまくっていき一時は4番手となりますがここで焦らず脚を溜め、直線に入ると内ラチ沿いをスパート。ソングコレクターを半馬身抑えての勝利となりました。
この世代のブリックスアンドモルタル産駒クラブ馬は今週だけで3勝を挙げる大活躍。
鞍上長岡騎手はこの勝利が嬉しい今年の初勝利となりました。
■中山2R 3歳未勝利・ダート1,800m・1:56.3
ロンパイア - 広尾サラブレッド俱楽部
牡馬(1番人気)
父:レッドファルクス
母:ゼロカラノキセキ(母父:キンシャサノキセキ)
厩舎:尾関知人(美浦)
騎手:戸崎圭太
生産者:木村秀則(新ひだか町)
一口価格5,000円(2000口)
外からスタートのロンパイアは、先頭集団を少し後ろから追走する形。
最終コーナーを回りながら加速していくと、直線を迎えた時には3-4番手。
ここから過去4走全てで上りの時計が上位3番以内に入っていた末脚を発動し、2番人気オキョンピーとの一騎打ちへ。
見応えのある競り合いをアタマ差で制し1番人気に応えました。
種牡馬3世代目となるレッドファルクス産駒としてはこの世代5頭目の勝ち上がり。
広尾サラブレッド倶楽部からは2頭目の勝ち上がりとなっています。
■中京4R 3歳未勝利・ダート1,900m・2:00.3
コズミックダンサー - シルクホースクラブ
牡馬(2番人気)
父:アドマイヤマーズ
母:ギエム(母父:Medaglia d'Oro)
厩舎:藤原英昭(栗東)
騎手:田口貫太
生産者:ノーザンファーム(安平町)
一口価格:80,000円(500口)
内枠を活かしてしっかり先行の体勢に入ると、3番手でレースを進めていくコズミックダンサー。
オレンジ帽2頭が前を行くなか、直線を迎えると早々に内を突いて並びかけ、武兄弟がタッグを組んだ1番人気馬グリプトグラフィを3/4馬身抑えて勝利しました。
クラシック戦線を走り抜き、通算5勝を挙げて1億円を超える獲得賞金を誇るショウナンバシットの半弟。種牡馬アドマイヤマーズの初年度産駒世代で、この代のクラブ所属の産駒からは4頭目の勝ち上がりとなりました。
※本記事内のクラブ名は愛馬会法人名を使用しています
写真:@issy3594、だいゆい、INONECO