[函館記念]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日は日曜日に行われる函館記念から2頭紹介したいと思います。

ウインイクシード

2年連続中山金杯で馬券に絡んだウインイクシード。父は2001年の菊花賞馬マンハッタンカフェです。

マンハッタンカフェにとって、北海道といえば2連勝して菊花賞への勢いをつけた舞台です。

春はデビュー3戦目の弥生賞で4着に入るなど、素質の片りんは見せていました。しかし、デビュー3戦目、4戦目はいずれも2ケタのマイナス体重で出走したように、体質があまり強くなく使うたびに体重を落としていました。その為陣営は春を休養に当て、夏の北海道で復帰し力をつけることを決断しました。

復帰戦の富良野特別は前走から体重を46キロ増やし、馬体を回復させ、体制を整えての出走。心身ともに一回り成長したマンハッタンカフェは2600mの長距離戦を2連勝し、菊花賞の秘密兵器としてその名を轟かせました。

セントライト記念を挟んで出走した菊花賞では、大逃げで粘りこみを図る人気薄のマイネルデスポットをその鋭い末脚でゴール手前で差し切って、勝利をおさめG1を制覇。その後も有馬記念、天皇賞春と長距離G1を3勝し新世代のステイヤーとして、マンハッタンカフェは競馬史に名を刻みました。

ウインイクシードは今年で8歳。マンハッタンカフェのように「北海道の舞台からステップアップ」と言う立場ではないかもしれませんが、古豪のしぶとさを存分に見せつけてほしいところです。

ランフォザローゼス

今年のダイヤモンドステークスで11番人気ながら2着に来たランフォザローゼズは祖母にエアグルーヴがいる良血馬です。

エアグルーヴもマンハッタンカフェと同じように「北海道遠征を栄光のステップにした」1頭。

前年にオークスを制したエアグルーヴは、秋華賞後の骨折休養からマーメイドステークスで復帰。そのマーメイドステークスで勝利をおさめると、次走に札幌記念を選びます。

この札幌記念には皐月賞馬ジェニュインも参戦を表明しており、陣営はこの強敵を相手にどんな競馬をするかで秋の路線を模索するつもりでした。すなわち、このレースで牡馬一級戦であるジェニュインを相手に良い競馬をすれば牡馬相手でも十分に渡り合えるということになります。つまり、エリザベス女王杯ではなく秋の天皇賞を目標に定めることになる試金石となる一戦でした。

ある意味では「試験」的な意味合いもあったレースでエアグルーヴは、4角手前から捲り気味に進出すると、余裕を持た手応えで直線抜け出し、満点解答とも言える横綱相撲で快勝。陣営はこの勝利で秋の天皇賞参戦を決意します。

秋の天皇賞では、残り200mからの1番人気バブルガムフェローとの叩き合いを力でねじ伏せる牝馬離れしたレースで勝利をおさめエアグルーヴは歴史的名牝の階段を駆け上っていきます。エアグルーヴにとっては北海道の舞台はまさにターニングポイントとなった開催でした。

ランフォザローゼズもダイヤモンドステークスのように今回も穴をあけることを期待したい1頭です。

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