ビギナーズカップ:盛岡 1400m

1983年に創設された2歳戦です。
2012年に重賞に昇格し、世代のダート重賞幕開けを担うレースとして親しまれています。
出世レースとして名高く、ここを通過点として飛躍していく馬が多くいます。

重賞昇格して2年目・2013年の勝ち馬は、ラブバレット。2010年代における岩手競馬を代表する1頭も、ビギナーズカップ勝ち馬です。デビュー当初は芝路線を選択していたラブバレットは、3戦目に選んだ芝の重賞・若鮎賞で6着に敗れると、その次走でビギナーズカップを選択。
そして2着に5馬身差の快勝をすると、それ以降はダート路線に専念します。まさに、転機となる一戦だったと言えるでしょう。

重賞昇格前にもスイフトセイダイ、ユキノビジンなどがここを勝利し、世代を代表する活躍を果たしています。
2016年の勝ち馬サンエイリシャールも、若駒賞や翌年の岩手日報杯スプリングCなどを勝利。岩手ダービーダイヤモンドカップでも3着に好走しました。

まだまだ岩手に所属する各馬が芝路線・ダート路線の両睨みをしている時期でもあります。
芝で大敗した馬の逆転も十分にある条件で、未知数な力関係をどう分析するかが勝負の分かれ目になります。

ここから若駒賞・南部駒賞と岩手競馬のダート王道路線の戦いが始まります。世代代表を目指し、素質馬たちが激突します。

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