黒潮菊花賞:高知 1900m

1997年に創設された3歳重賞です。
高知3歳三冠の最終戦であり、2017年に始まった「3歳秋のチャンピオンシップ」シリーズの指定競走でもあります。

一時期は他所属馬も出走可能なレースでしたが、2013年からは高知所属馬の限定競走となっています。
高知三冠を狙う馬にとって大きな壁となることが多い、この黒潮菊花賞。

2012年には、すでに二冠を獲得していたドンスキマーが三冠達成を目指して出走。しかしレースが始まると中盤以降は2番人気馬ヒロカミヒメ・4番人気馬ケイズイーグルのマッチレースとなり、ドンスキマーは3着ながら大差負けを喫することになりました。
2004年には同じく三冠を狙っていた二冠馬カイヨウソルトオーが同厩舎(大関厩舎)のムラサキシキブに敗れ、三冠達成を逃しています。

基本的に本命と目される馬が大崩れすることは稀なレースですが、伏兵とされる馬も上位に食い込むことが多くある、比較的波乱の雰囲気が感じられるレースでもあります。

伏兵か、本命か。
菊花賞の名にふさわしい、世代戦のプライドを賭けた戦いが繰り広げられます。

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