「road to the future」未来へ続く道。
このコーナーでは、週末の新馬戦を勝ち上がった馬たちを取り上げていきます。
ここから、クラシック戦線で活躍する名馬や、古馬になって活躍する名馬が、きっと現れるはずです。
今週は、どのような期待馬がデビュー勝ちを収めたのでしょうか?
6月6日(土)
阪神5R メイクデビュー(芝1,600m)勝ちタイム1:36.3
ダディーズビビッド
牡馬(6番人気)
父:キズナ
母:ケイティーズギフト
母父:フレンチデピュティ
生産牧場:上水牧場(むかわ町)
所属:千田輝彦厩舎(栗東)
鞍上:武豊騎手
今年の新馬勝ち第一号に輝いたのは、このダディーズビビットでした。
しっかりと2番手をキープし、上がり34.4秒の1番時計で快勝。
今年も父キズナの快進撃は止まらないのでしょうか!?
東京5R メイクデビュー(芝1,600m)勝ちタイム1:37.2
ウインアグライア
牝馬(8番人気)
父:マツリダゴッホ
母:ウインアルテミス
母父:Arch
生産牧場:コスモヴューファーム(新冠町)
所属:和田雄二厩舎(美浦)
鞍上:横山武史騎手
牝系を遡ればWalker's Galの兄姉は日本でもおなじみの種牡馬ヘクタープロテクター、シャンハイ、そしてカルティエ賞最優秀3歳牝馬ボシュラシャムが並ぶ超良血馬。
母が現役時代に中央地方未勝利で初仔の牝馬という事、そして調教内容が「一戦使ってからかな?」という印象だったことで、人気の盲点になりました。
なお、ウマフリのPOG企画で取り上げていた一頭でもありますので、ご覧頂ければ幸いです。
6月7日(日)
阪神5R メイクデビュー(芝1,400m)勝ちタイム1:22.0
アスコレターレ
牡馬(1番人気)
父:ドゥラメンテ
母:アスコルティ
母父:Danehill Dancer
生産牧場:ノーザンファーム(安平町)
所属:西村真幸厩舎(栗東)
鞍上:松山弘平騎手
スタートからセンス良く先頭を奪い、父ドゥラメンテに新種牡馬一番乗りの初白星をプレゼント。
着差以上に強い競馬をしました印象を受けますし、今後距離が伸びても大丈夫でしょう。
祖母リッスンからは2015ローズS勝ち馬のタッチングスピーチや2019菊花賞2着馬サトノルークスなどがでています。
東京5R メイクデビュー(芝1,600m)勝ちタイム1:37.7
サトノレイナス
牝馬(1番人気)
父:ディープインパクト
母:バラダセール
母父:Not For Sale
生産牧場:ノーザンファーム(安平町)
国枝栄厩舎(美浦)
C.ルメール騎手
期待の素質馬が、単勝1.4倍の圧倒的人気に応える勝利をあげました。
この父×母父の配合における代表馬は2018年阪神JF勝馬ダノンファンタジーでしょう。
そして全兄は2020年ディープインパクト記念弥生賞の勝ち馬・サトノフラッグという良血馬です。
タイムは平凡に映りますが前日に豪雨で馬場が乾ききっていなかった事を考慮すれば気にする必要はなさそうです。それよりもゴール前でしっかり交わし切るあたりは「さすが」という印象を受けました。
東京6R メイクデビュー(芝1,400m)勝ちタイム1:23.7
グレイトミッション
牝馬(4番人気)
父:ダイワメジャー
母:アートスタジオ
母父:Bernardini
生産牧場:矢野牧場(新ひだか町)
菊川正達厩舎(美浦)
野中悠太郎騎手
直線を向くと、中団から一気に末脚を伸ばして新馬勝ちを果たしました。
渋った馬場を苦にする事のない走りと、母アートスタジオの仔達の成績から考えると、今後は芝ダート問わずのローテーションが選択できそうです。
牝系を見ると祖母Atelierは、米国にて22戦9勝(重賞3勝)の成績をあげています。