[連載・クワイトファインプロジェクト]第47回 3,000人が15分に集結するために

先日、YouTubeチャンネル動画を更新しました。その中で、クワイトファイン応援チャンネルが、YouTubeパートナーの仲間入りをしたことをご報告させていただきました。

なぜそんな手前味噌の報告を、というお叱りもあるかと思います。しかし、私にとってYouTubeチャンネルの収益化(いわゆる広告収入)は、ファンの皆様の浄財で支えられている当プロジェクトにとって『絶対に』成し遂げなければならない目標であるからです。それは収入金額の多寡ではなく、ビジネスモデル構築のツールとして具備すべきもの、という考えからです。

当プロジェクトも初期の頃は、「どうせ金目当てだろ」という批判が沢山ありました。最近でこそ、長く地道に続けてきたことでそういう批判も表には出てこなくなりましたが、現実的に預託料も上がり続けるなか毎月の持ち出しが増えているのも事実で、預託料支払以外の活動(例えばリターン作成等)は全て持ち出しで行っているのが実態です。

しかし、物価高騰のなか、コミュニティの会費を上げることは考えていません。今の会員の皆様には長きに渡り充分過ぎるくらいのご支援をいただいています。

そんな状況ですので、プロジェクトとしての新しい収益源、それもファンの皆様の直接負担に依存しない収益源の確立はYouTubeチャンネル発足以来の悲願でした。そしてそれ以上に、月額課金が難しい学生さんや、日々の生活に精一杯で直接負担が難しい、でもクワイトファインを応援したい、という皆様にプロジェクトに貢献していただける道を提供することが大事だと思うのです。また、メディアで取り上げていただく場合でも、「具体的な支援はコミュニティ参加を」というより、「まずはYouTubeを見てください、それが支援になります!」という方が紹介もしやすいでしょう。

動画でもお伝えした通り、収益化のうち広告収入の条件となる『1年間の総再生時間4,000時間』まで現在はあと750時間くらい不足しています(2月末で100時間くらい期限が切れる分も勘案し)。これを、林田オーナーゲスト回の期限が切れる8月末までに達成する必要があります。

750時間、これを一本の動画で達成しようとした場合、例えば、現在のコミュニティの人数が約330人ですが、『300人が2.5時間視聴』とするとかなり難しい。2時間半は長編映画レベルです。そんな長いコンテンツは用意できませんし誰も最後まで観ていただけないでしょう。

実際、試聴者の立場で動画として最も見易い時間は10〜15分ですので、15分の動画と考えた場合、『3,000人』の方々に見ていただく必要があります。正直なところ、当プロジェクト単体で3,000人(ワンクリックではなく最初から最後まで観ていただく人数)を集めるのは、現状ではとうてい無理です。

ですが、「トウカイテイオーの大ファン」という方は全国にかなりの数いると思います。クワイトファインプロジェクトに批判的な立場の人も一定数いるのは承知しておりますが、批判派も含め「トウカイテイオーの名と血が後世まで続いてほしい」と願う人は3,000人どころではないと思います。そんな『トウカイテイオーの名と血を残したい3,000人』が『想いを一つにする15分の動画』を、ぜひ作ってみたいのです。

テイオーファンの『熱意』を、どう集め、どう形にするか。それが問われています。クワイトファインプロジェクトのことは嫌いでも構いません。とは言え、繁殖牝馬の数もどんどん減っていく中、ブレイブスマッシュ(豪州では牡馬はほとんど去勢される)であれ、レーベンスティール(種牡馬入りできるかは未知数)であれ、残された選択肢はそんなに多くはない、それが現実です。

率直に言って、下村社長はじめパールシークレット関係者の熱意は凄まじいものがあります。そしてファンの方々も熱いです。……テイオーファンも、負けてはいられないと思います。

ではどんな動画を撮影すればよいか、もちろん腹案はあります。ありますが、仮に(ある程度著名な)外部のゲストをお招きする場合、交渉に当たって、『多くのファンの方々がご出演を期待しておられます』という後押しがないと交渉もうまく行きません。交渉どころか門前払いされるのが関の山です。

しかし、YouTubeパートナーという『箔』を具備したいま、テイオーに縁の深いゲストをお呼びして、質の高い動画を作成し気持ちよく750時間を加算したい。そして、テイオーファンの皆様のお力を無理のない形で『年間4,000時間』という数字に変えて、皆様に直接的負担を頂かなくて済む新しいビジネスモデルを確立したい、それがプロジェクトの生き残る道だと思っています。ぜひ、Xの『いいね』でもリポストでも構いませんので、皆様の支持をいただければ幸いです。

あなたにおすすめの記事