「road to the future」未来へ続く道。
このコーナーでは、週末の新馬戦を勝ち上がった馬たちを取り上げていきます。
ここから、クラシック戦線で活躍する名馬や、古馬になって活躍する名馬が、きっと現れるはずです。
今週は、どのような期待馬がデビュー勝ちを収めたのでしょうか?
2月6日(土)
東京4R メイクデビュー東京・ダート1,600m・1:40.9
キャビア
牡馬(2番人気)
父:リアルインパクト
母:フェミニンガール
母父:Kingmambo
生産牧場:千代田牧場(新ひだか町)
所属:宗像義忠厩舎(美浦)
鞍上:M.デムーロ騎手
発馬が今一つでしたが、それ以外は強い競馬を披露しました。
スタートしてからスッと先団につけ、直線に入ってからも脚色は衰える事無く、しっかりと後続を離すあたりにセンスを感じます。
母であるフェミニンガールといえば、スイープトウショウが勝利した秋華賞でハナを奪いペースを作ったり、福島牝馬ステークスにて短い直線を一気に追い込んできた姿が思い出されます。
速いタイムはでませんでしたが気にする事は無く、芝ダートどちらで適性が活きてくるか、次走の走りに注目です。
東京6R メイクデビュー東京・芝1,800m・1:47.6
カイザーバローズ
牡馬(2番人気)
父:ディープインパクト
母:ジェニサ
母父:Storm Cat
生産牧場:下河辺牧場(日高町)
所属:中内田充正厩舎(栗東)
鞍上:津村明秀騎手
父ディープインパクト産駒の黄金配合のひとつから、また1頭楽しみな馬が現れました。
母父Storm Catとの組み合わせと言えばGⅠ馬だけでもキズナ、サトノアラジン、ラキシス、ラヴズオンリーユー、アユサンが輩出され、エイシンヒカリ、リアルスティールも誕生しています。
今日は無理に抑え機嫌を損ねないように先手を奪った印象ですが、直線の走りを見ても余裕たっぷり。
これからレースを覚えていけば重賞クラスでも戦えて良い素材に見受けられました。
中京4R メイクデビュー中京・ダート1,400m・1:27.1
ハースファイア
牡馬(1番人気)
父:スクリーンヒーロー
母:スウィートハース
母父:Touch Gold
生産牧場:社台コーポレーション白老ファーム(白老町)
所属:中内田充正厩舎(栗東)
鞍上:川田将雅騎手
半姉ラテュロスは秋華賞5着馬。ハースファイアはダート戦での新馬勝ちとなりました。
抜群のスタートで先頭に立ちますが、今日はレースを教える感じで2番手でレースを進め、直線では危なげなく先頭にたちました。
血統的にも必ずしもダートに縛られる事もないでしょうし、抜け出す際の走りからは好センスを感じました。
次走以降を含め長い目で楽しめそうな1頭だと思います。
2月7日(日)
東京6R メイクデビュー6R・芝1,600m・1:37.1
ニシノオイカゼ
牡馬(13番人気)
父:ヒルノダムール
母:ニシノミナミカゼ
母父:ファルブラヴ
生産牧場:日進牧場(浦河町)
所属:竹内康男厩舎(美浦)
鞍上:勝浦正樹騎手
単勝17,840円の大万馬券を提供です。
ヒルノダムール産駒からは複数勝利馬であるアドレなどが輩出されています。
レースぶりはスタートから先手を奪う積極性あるものでした。上位入線馬は先行勢となったとは言え、直線一度は交わされながら差し返すあたりの勝負根性には驚きました。
今日の様なレースが出来るならば、今後も馬券の上でも楽しみな存在となりそうです。
中京6R メイクデビュー中京・芝1,600m・1:39.1
メモリーエフェクト
牡馬(3番人気)
父:モーリス
母:メモリーパフィア
母父:ノボジャック
生産牧場:下河辺牧場(日高町)
所属:大久保龍志厩舎(栗東)
鞍上:荻野琢真騎手
好スタートから先手を奪い最後まで凌ぎきりました。
荒れた馬場を苦にする事無く、後続が迫った際にはしっかりと反応する等、新馬戦としては上々の勝ち上がりです。
半姉メモリーコロネット(父ロードカナロア)は3勝クラスまで勝ち上がり、非常に安定感のある馬でした。
本馬も長い目で成長を見守りたい1頭です。
小倉5R メイクデビュー小倉・芝2,000m・2:04.3
ビッグリボン
牝馬(1番人気)
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母父:ディープインパクト
生産牧場:下河辺牧場(日高町)
所属:中内田充正厩舎(栗東)
鞍上:西村淳也騎手
菊花賞馬キセキの全妹が4馬身差の圧勝で新馬勝ちを飾りました。
レース内容を見ると今日は能力で先手を奪ったレース展開で、直線でも少しでも馬場の良い所を走らせる余裕がありました。
次走以降で再考が必要なレースになりましたが、今日のレースが出来るならば兄同様に活躍しても何ら不思議無い能力の持ち主でしょう。