![[リーディング]ルメール騎手がリーディング単独トップへ!キング騎手は来日初週から5勝の固め打ち](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/01/202601283-scaled.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 藤原厩舎が単独首位をキープ 2位タイ以降は複数人が並ぶ激戦状態に
先週はリーディング争いで大きな変動はなし。土曜京都10Rの下鴨ステークス(4歳上3勝クラスダ1900m戦 アスクシュタイン・坂井瑠星騎手)を勝利した藤原英昭厩舎が首位をキープしている。そのアスクシュタインは直線、残り100mまで前が開かない状態だったが、進路ができてからは爆発的な切れ味を見せて勝ち切った。3歳時にはクラシック路線に顔も出していた素質馬だけに、オープンクラスに上がっても楽しみは大きい。
先週が開始された時点で2位タイにいた4人のうち、武幸四郎厩舎以外は勝利を挙げて2位タイを継続。さらに、5位タイは10人が並ぶという激戦になってきた。その下の16位タイも18人が横並びで、まだまだ群雄割拠の状態が続いている。先週終了時点のリーディングは以下の通り。
1位 藤原厩舎 6勝(先週1勝) 昨年8位
2位タイ 福永厩舎 5勝(先週1勝) 昨年26位
2位タイ 高野厩舎 5勝(先週1勝) 昨年22位
2位タイ 上原佑厩舎 5勝(先週1勝)昨年30位
5位タイ 武幸厩舎 4勝(先週0勝) 昨年49位
5位タイ 杉山晴厩舎 4勝(先週1勝)昨年1位
5位タイ 鹿戸厩舎 4勝(先週2勝) 昨年21位
5位タイ 村田厩舎 4勝(先週1勝)昨年60位
5位タイ 上村厩舎 4勝(先週1勝) 昨年8位
5位タイ 大竹厩舎 4勝(先週1勝) 昨年36位
ほか、栗田厩舎や齋藤誠厩舎など4厩舎が5位タイ
この混戦の中、チェックしておきたいのは16位タイにつける堀宣行厩舎。先週からレイチェル・キング騎手が来日し、所属馬の騎乗で2勝をあげている。身元引受の調教師だけに、キング旋風が巻き起こればほぼ間違いなくともに成績も上昇してくるのではないだろうか。2月の開催においては要チェックだ。
■騎手リーディング ルメール騎手が全10場の重賞制覇に加え単独トップを奪取 キング騎手、西村淳也騎手、斎藤新騎手がそれぞれの場で週間5勝の猛アピール
先週は土曜小倉7Rの4歳上1勝クラス芝2600m戦(スズカミエール・吉村圭司師)・8Rの4歳上1勝クラスダ2400m戦(ベイラム・武英智師)・11Rの小倉牝馬ステークス(4歳上オープン・G3 芝1800m戦 ジョスラン・鹿戸雄一師)で3勝を挙げたクリストフ・ルメール騎手が単独1位に。小倉では6鞍に騎乗したが、そのすべてで3着以内に入線するという手腕を見せた。小倉牝馬ステークスを制したことでJRAでは史上8人目となる全10場の重賞制覇も達成し、今年もやはりルメール騎手の年となるのかと思わせる土曜日だった。
また、土曜の中山では短期免許で来日したレイチェル・キング騎手がいきなり4勝。日曜日も1勝を挙げ、早速リーディング14位タイまで順位を上げてきた。今回の交付期間は1か月と短いが、その間、どのくらいの勝ち星を挙げてくれるか注目だ。

そして外国人ジョッキーに負けていられないと言わんばかりに、日曜は横山武史騎手が中山で4勝。これで2位の戸崎騎手に並んだ。
この2人続くかのように、川田将雅騎手も土日で3勝。また丹内騎手も小倉で3勝と、昨年のリーディング上位陣が勝ち星を積み重ねた1週間となった。
彼ら以外で注目したいのは土日の京都で5勝を挙げた西村淳也騎手と、小倉で5勝を挙げた斎藤新騎手だろう。淳也騎手は特別戦の勝利こそなかったが、土曜に2勝、日曜に3勝と着実に勝ち星を積み重ねてきた。昨年は落馬負傷の影響などもあり、年始に自身が掲げた年間100勝には未到達。数字を達成できなかったら坊主にするという公言通り頭を丸刈りにして臨む2026年は、彼にとってさらなる飛躍の年となるだろうか。
一方、斎藤騎手も小倉で5勝と存在感をアピール。土曜の萌黄賞ではルージュサウダージを、日曜の壇ノ浦ステークスではエラトーをそれぞれ勝利に導き、オープンクラスへと昇級させた。ここまで今年の勝利では1番人気の勝利が1度もないなか、リーディングTOP10に顔を出しているというのも面白い。このまま良い流れに乗って春を迎えることができるか、期待は高まる。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 12勝(先週3勝)昨年1位
2位タイ 戸崎騎手 11勝(先週1勝) 昨年2位
2位タイ 横山武騎手 11勝(先週4勝)昨年4位
4位タイ 松山騎手 10勝(先週3勝)昨年3位
4位タイ 西村淳騎手 10勝(先週5勝)昨年21位
4位タイ 川田騎手 10勝(先週4勝)昨年6位
7位タイ 坂井騎手 9勝(先週3勝)昨年5位
7位タイ 丹内騎手 9勝(先週3勝)昨年7位
7位タイ 岩田望騎手 9勝(先週2勝)昨年7位
10位 斎藤騎手 7勝(先週5勝)昨年26位
今週から関東は東京開催に舞台を移すが、3場開催は継続。これリーディングにどのような変化をもたらしてくるだろうか。
■種牡馬リーディング リオンディーズ産駒が重賞タイトル獲得で再上昇 上位2つは入れ替わる
先々週が終わった時点で2位だったエピファネイアは、ジョスランが小倉牝馬ステークスを制するなどの活躍により1位のロードカナロアと順位が交代。単独でトップに立つ形となった。
そして、彼の弟であるリオンディーズも先週3勝の好調ぶり。土曜京都8Rの4歳上2勝クラスダ1200m戦(スペシャルナンバー・西村淳也騎手)・日曜京都2Rの3歳未勝利ダ1900m戦(ドメイン・西村淳也騎手)・11Rのプロキオンステークス(4歳上オープン・G2 ダ1900m戦 ロードクロンヌ・横山和生騎手)での賞金加算により、再び5位まで再浮上してきた。昨年の有馬記念をミュージアムマイルが、年始の中山金杯をカラマティアノスが勝利したように、やはり今のリオンディーズ産駒はノリにノっている。血の勢いは今後も要注目だ。

先週終了時点の順位は以下の通り。
1位 エピファネイア 13勝(先週5勝) 昨年5位
2位 ロードカナロア 8勝(先週1勝) 昨年2位
3位 キズナ 7勝(先週2勝) 昨年1位
4位 レイデオロ 9勝(先週4勝) 昨年10位
5位 リオンディーズ 7勝(先週3勝)昨年6位
6位 キタサンブラック 8勝(先週2勝) 昨年3位
7位 シルバーステート 10勝(先週1勝) 昨年14位
8位 ドレフォン 9勝(先週4勝)昨年7位
9位 ドゥラメンテ 3勝(先週1勝)昨年4位
10位 リアルスティール 2勝(先週0勝)昨年8位
エピファネイア同様、今年の10勝目に到達したのがシルバーステート。産駒は毎週コンスタントに1着を積み重ねている。重賞勝利はまだないが、ランスオブカオスなどを筆頭に子供たちには実力馬も多いため、きっかけひとつで化ける可能性は十分にある。
また、産駒の出走頭数がTOP10の中では圧倒的に少ないなかで9位にランクインしたドゥラメンテの底力にも引き続き注目だ。
■生産者リーディング ノーザンファームが1月全ての週で重賞勝利達成
土曜小倉11Rの小倉牝馬ステークスをジョスラン、日曜中山11Rのアメリカジョッキークラブカップをショウヘイで制したノーザンファーム。これで1月の中央重賞を毎週制覇し、古馬の芝重賞は全て1着という記録も作った。中間の平日である1月22日には笠松10Rの白銀争覇をダグフォースが、船橋11Rの報知グランプリカップをグロリアムンディが勝利しており、地方まで合わせると1週間に重賞を4つ制するという記録も達成。改めてノーザンファーム生産馬の強さを感じた。

先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 41勝(先週11勝) 昨年1位
2位 社台ファーム 16勝(先週6勝) 昨年2位
3位 社台コーポレーション白老ファーム 8勝(先週3勝) 昨年3位
4位 辻牧場 6勝(先週2勝) 昨年18位
5位 ケイアイファーム 3勝(先週2勝) 昨年8位
6位 下河辺牧場 5勝(先週1勝)昨年4位
7位 岡田スタツド 4勝(先週1勝) 昨年6位
8位 ダーレー・ジャパン・ファーム 8勝(先週3勝)昨年11位
9位 ノースヒルズ 5勝(先週0勝)昨年9位
10位 追分ファーム 5勝(先週1勝)昨年10位
先週、プロキオンステークスをロードクロンヌで制したケイアイファームが一気に上位5位へランクイン。だが、これを追う下河辺牧場と岡田スタツドも賞金差はわずかに200万円で、生産馬の活躍次第で順位は入れ替わりそうだ。いずれの牧場も土日のメインを中心に今週も有力馬が多くスタンバイしているため、来週のリーディングは順位の入れ替えが発生しているかもしれない。
今週から2月に突入し、いよいよG1レースの開催も目前に控えてくる。ここから春のG1シーズンまでは、光陰矢の如しという言葉を表すかのように一瞬で訪れる。果たして、うまく勢いに乗って春へ向かえるのは誰か。
写真:水面、ぼん
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