12月開催4週目。2020年産駒達の新馬戦もここまでで240戦を超えました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬達を紹介していきたいと思います。
2022年12月24日(土)
中山5R 芝1800 晴・稍重 16頭
オックスリップ
牝馬
サトノダイヤモンド×イプスウィッチ
母の父:Danehill Dancer
所属:栗東)杉山晴紀厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:戸崎圭太騎手
458㎏ 3番人気 5枠9番
ライオンRHから今年3頭目の新馬戦勝ち馬が誕生しました。
好スタートを切ったオックスリップは二の脚しっかりついてスムーズにスピードに乗り、3-4番手でレースを進めます。
外を回る展開でしたが良い手応えで直線に入ると、中山の直線を最後まで粘り強く伸びていき4着までが0.2秒差におさまる接戦を制しました。
半馬身差の2着に13番人気のドゥフレーシュ、3着には2017年京成杯AHの勝ち馬グランシルクの半妹ソワドリヨンが入っています。
勝ち時計は1分53秒2。
鞍上戸崎騎手もセンスのある馬、素直で反応も良かったと称える充実の新馬戦となりました。
阪神5R 芝1800 晴・良 18頭
プッシュオン
牡馬
キズナ×ラルナデミエル
母の父:Monsun
所属:栗東)西村真幸厩舎
生産:岡田牧場
鞍上:松山弘平騎手
456㎏ 3番人気 7枠15番
外から悪くないスタートを切ったプッシュオンは、中団6-7番手で折り合いレースを進めます。
外を回りながら少しずつ差を詰めていき、直線に入ると先頭までは2-3馬身。
そこからグッと加速して早めに抜け出すと、最後は追い込んできたミントマークに迫られますがこれをクビ差で退け勝ち上がりを決めています。
勝ち時計は1分49秒1。
ライオンRH所属馬は、中山5Rに続いて2レース連続の新馬勝ちとなりました。
中山6R ダ1800 晴・稍重 16頭
オメガギネス
牡馬
ロゴタイプ×スタートアップ
母の父:ハービンジャー
所属:美浦)大和田成厩舎
生産:社台ファーム
鞍上:戸崎圭太騎手
494㎏ 3番人気 1枠1番
ロゴタイプ産駒が今年の新馬戦2勝目を挙げました。
最内から悪くないスタートを切ったオメガギネスは、スムーズにスピードに乗ると4番手で追走していきます。
直線に入ると外に進路を取り、残り200mの時点で3番手。
ここから鋭く脚を伸ばして一気に抜け出すと、最後は2着トゥービートラインに3馬身差をつける快勝となりました。
勝ち時計は1分56秒8。
鞍上戸崎騎手も最後の脚には高評価も、砂を被るのを嫌がるところがあったということで、今後更なる成長に期待の1頭です。
阪神6R ダ1400 晴・稍重 16頭
モックモック
牡馬
ダノンレジェンド×ジュピターズビコー
母の父:Singspiel
所属:栗東)寺島良厩舎
生産:オギオギ牧場
鞍上:今村聖奈騎手
478㎏ 1番人気 6枠12番
5月15日と遅生まれの牡馬が初陣から最高の結果を出しました。
悪くないスタートを切ったモックモックは、鞍上今村聖奈騎手に促され積極的に前へ。
殆ど差のない3番手でレースに入ります。
3-4コーナーを回りながら早い段階で先頭に立つと、直線は完全に一人旅。
上りは最速の37.4、2着アウトリーチに9馬身差をつけて1番人気に応えました。
勝ち時計は1分25秒4。
とても素質を感じていた、相手なりに走る馬でこれからも楽しみですと今村騎手も高評価で、今後の活躍に注目です。
以上、今週土曜開催のメイクデビュー勝ち馬4頭を見ていきました。
この仔達がこれからどのような成長を見せてくれるのか、ここからの成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。