2020年産駒達の新馬戦も290戦を越え、残り少なくなってきました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した3歳馬達を紹介していきたいと思います。
2023年02月11日(土)
東京2R ダ1400 晴・不良 16頭
ジェムステート
牡馬
シルバーステート×ラヴィオリ
母の父:サクラバクシンオー
所属:美浦)鈴木慎太郎厩舎
生産:前野牧場
鞍上:三浦皇成騎手
468㎏ 4番人気 4枠7番
不良馬場での開催となりました東京競馬場の新馬戦。
ゲートの出はまずまずだったジェムステートでしたが、二の脚がしっかりついてスムーズにスピードに乗り前へ。
3番手で折り合いレースを進めていきます。
外めを回って直線に入ると力強く脚を伸ばして行き、残り200mを切った辺りで抜け出すと、追い込んできた2着ケイツードラムを持ったままで1と1/4馬身抑えてゴール。
勝ち時計は1分25秒6でした。
星野祐介オーナーと、生産の前野牧場にとってこれがこの世代の新馬戦嬉しい初勝利。
余力を残しながらの結果とあって、次走以降の走りにも注目の1頭です。
阪神4R ダ1200 晴・良 16頭
カレンハサウェイ
牝馬
ディープブリランテ×カレンタントミール
母の父:シェルゲーム
所属:栗東)安田隆行厩舎
生産:高柳隆男
鞍上:岩田望来騎手
452㎏ 3番人気 8枠15番
2024年2月に定年を迎える安田隆行調教師の管理馬から、今年3頭目の新馬戦勝ち馬登場です。
まずまずのスタートとなったカレンハサウェイ。
外枠からでしたが積極的に主張して先頭に立ち、逃げの体勢に入ります。
余力十分の手応えで直線に入るとしっかりと脚を伸ばし、最後は2017年フラワーC勝ち馬ファンディーナの半弟で、1番人気に推されていたコンクイスタの追撃を1と3/4馬身凌いでの勝利となりました。
勝ち時計は1分14秒6。
岩田望来騎手も上のクラスでもやれると思いますと高評価で、鈴木隆司オーナーと生産の高柳隆男氏にとっては記念すべき今年の新馬戦初勝利となりました。
以上、2月11日開催のメイクデビュー勝ち馬2頭を紹介しました。
この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。
写真:Yuuki Hiyorigawa、水面