[京都新聞杯2021]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜京都新聞杯編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

土曜日はダービーへの最終東上便、京都新聞杯が行われます。

京都新聞杯とは

今年で69回目を迎える歴史ある重賞。

1999年までは菊花賞の前哨戦として開催されていましたが、菊花賞の施行時期が約2週間前倒しになったことで京都新聞杯もダービー前に時期が移りました。

ウマ娘に登場するキャラクターにもこのレースを勝っているは多く、91年のナイスネイチャ、93年のウイニングチケットなど、公式サイトのキャラクター一覧にあるうちの8頭が制しています。一方で、1984年のミスターシービー、1994年のナリタブライアンと二頭の三冠馬が前哨戦として選んだこのレースで敗れており、波乱含みのレースとも言えそうです。

ここ10年を見ると、2013年のキズナ、2019年のロジャーバローズがこのレースをステップにダービーを制していて、ダービーを占う意味でも見逃せないレースになっています。

ヴェローチェオロ・マカオンドール

この2頭の父は「ゴルシ」ことゴールドシップ。ゲームでは豊富なスタミナを武器に長距離戦で活躍してくれるウマ娘ですが、実際の競馬でもゴールドシップの子供は長距離を走る馬が多いです。

実際、ヴェローチェオロは年明けから2戦2000mを超える距離のレースを走っていますし、マカオンドールも前走2200mのレースを勝利しています。

京都新聞杯は「ダービーの前哨戦」と言う位置付けだけでなく「長距離適性の高い馬が飛躍への足掛かりにするレース」という側面もあるように感じられます。実際に去年の覇者ディープボンドもこのレースで初重賞制覇を成し遂げた後、ステイヤーとしての素質を開花させ、今年の阪神大賞典1着や天皇賞春2着などの好成績を残しています。

稀代の癖馬であり、歴史に名を残す長距離馬でもあるゴールドシップの血を受け継ぐ二頭が、このレースでその素質を一気に花開かせる可能性も十分にありそうです。

ちなみにヴェローチェオロの母方の祖母は、これまたウマ娘で人気のタイキシャトルです。

ワイドエンペラー

ワイドエンペラーは父方の祖母がエアグルーヴ、母方の祖父がアグネスタキオン。

これまでこの馬の全兄弟(父も母も同じ馬)は2頭いるのですが、2頭ともオープン入りを果たしている相性の良い配合です。3つ上の兄サンリヴァルは2018年の皐月賞2着馬、2つ上の兄ヴァンケドミンゴは2020年の福島記念2着馬。どちらも「直線の短い小回り2000m」で結果を残しています。

ワイドエンペラー自身も初勝利を小倉2000mであげていて、2200mと言う距離はややもすると長いのかもしれません。

しかし、その距離の壁を破ってしまえば、上の兄2頭が未だ成しえていない「重賞制覇」を成し遂げる可能性を十分に持っている素質があることは間違いないと思います。

こちらは前述の二頭とは逆に「距離の壁を破れるか」に注目してみるのも良いかもしれません。

その他の主なウマ娘関連馬

エスコバル:父モーリスの父方の祖父がグラスワンダー、母スマッシュハートの母方の祖父がフジキセキ。また、母方の血を遡っていくとマルゼンスキーの血も。
ゲヴィナー:父オルフェーヴルの母方の祖父がメジロマックイーン。
トーホウバロン:母方の祖父がスペシャルウィーク。
ルペルカーリア:父モーリスの父方の祖父がグラスワンダー、母方の祖父がスペシャルウィーク。

開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
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