[フェブラリーステークス・小倉大賞典]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日はフェブラリーステークス・小倉大賞典の出走馬の中からそれぞれ注目馬を1頭ずつ紹介してみたいと思います。

フェブラリーステークス アルクトス

今年でフェブラリーステークス3度目の挑戦となるアルクトス。祖父は”超光速の素粒子”アグネスタキオンです。

自身は無敗で皐月賞を制し、その子供からもダイワスカーレットを筆頭にディープスカイ、キャプテントゥーレなど数多くのG1ホースを輩出してきたアグネスタキオンですが、孫世代でJRAのG1を勝ったのは2018年のノンコノユメのみ。父祖直系の子孫からJRAG1馬は出ておらず、このままでは父祖直系が途絶えてしまう可能性もあります。

その危機を救う可能性があるのがこのアルクトス。JRAのG1勝ちこそありませんが、地方の交流G1でフェブラリーステークスと同じ1600mで行われるマイルチャンピオンシップ南部杯を2連覇しており、種牡馬入りしてアグネスタキオンの父系を繋ぐ可能性は十分に持っています。

しかし、筆者が気になるのがアルクトスが地方のG1しか勝っていないこと。15年ほど前に地方交流G1を通算で7勝したブルーコンコルドと言う名馬がいたのですが、その馬は種牡馬になることが叶いませんでした。ブルーコンコルドの父フサイチコンコルドも無敗でダービーを制した名馬なのですが、この馬のほぼほぼ途絶えつつあります。

それを考えると、アルクトスが種牡馬になるにはもっともっとアピールが必要なのかなとも思うので、このフェブラリーステークスと言うチャンスは是非とも掴んでほしいところです。

また、アルクトスが種牡馬入りすることは早逝したにもかかわらずわずか5世代で3頭の重賞勝ち馬を輩出したアドマイヤオーラの血を繋ぐことにもなります。アグネスタキオンファンの筆者としてはアルクトスの種牡馬入りには期待したいところです。

小倉大賞典 ダブルシャープ

過去小倉大賞典と同じ小倉芝1800mで2勝を挙げているダブルシャープ。母の父はアグネスタキオンでおじにメジロブライトがいます。

メジロを冠する馬の多くは牝系が代々”メジロ”の馬と言う事が多いのが特徴のひとつと言えます。例えばメジロマックイーンは母も祖母も”メジロ”の名を持つ馬でしたし、メジロドーベルに至っては4代前の牝系まで”メジロ”の名を冠する牝馬が並んでいます。

一方メジロブライトは母レールデュタンと言う馬メジロの冠を持たない馬。しかも、メジロ牧場が肝いりで海外から輸入した牝馬と言うわけでもありませんでした。比較的牝系のライン、ファミリーラインを大切にするメジロ牧場にしては珍しいなと言う印象があります。それだけこのレールデュタンの繁殖牝馬といての資質を買っていたのかもしれません。

レールデュタンはメジロブライトを筆頭に、朝日杯を制したメジロベイリー、ダートの長距離路線で活躍したメジロモネを輩出しその期待に応えてみせました。

活躍馬が牡馬に偏っていたこともあり、長らくレールデュタンの牝系から活躍馬は出ていませんでしたが、ダブルシャープの活躍によってふたたびこの牝系に注目が集まっても不思議ではありません。

メジロブライトは重馬場のステイヤーズステークスを圧勝したように晴雨問わず活躍できる馬でした。その叔父のように雨でぬかるんだ馬場も苦にせず抜け出してくる可能性は充分です。

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