[POG2023-2024]注目馬紹介~一口クラブ・東京サラブレッドクラブ編~

ノーザンファーム生産馬を中心に、社台グループ系生産馬から日高産の馬まで幅広いラインナップを揃え、そこから毎年のように重賞馬を輩出している東京サラブレッドクラブ。

今回はそんな東京サラブレッドクラブの2021年産募集馬から、私が今年のPOG指名候補として注目している所属馬をご紹介したいと思います。

リュズキナの21

牝馬
ハーツクライ×リュズキナ
2021年02月16日生まれ
ノーザンファーム生産
美浦)国枝栄厩舎

まずはこちら、リュズキナの21です。
競走馬名はルージュスエルテ。

海外で未出走のまま繁殖入りした母10歳時の仔。
日本デビュー済みの兄姉は2頭いて、勝ち上がりは1頭ですが、その1頭がG2京都新聞杯を始めJRAで3勝を挙げている半兄レッドジェネシスです。

この世代の種付けを最後に種牡馬引退しているハーツクライ産駒の1頭で、募集総額は4200万円。

伸び伸びとスムーズに歩けていて筋肉も緩すぎない印象、育成も順調とのこと。
早期デビューから2歳重賞・クラシック戦線へ、活躍が楽しみな1頭です。

レインボーダリアの21

牡馬
ドゥラメンテ×レインボーダリア
2021年02月04日生まれ
追分ファーム生産
美浦)栗田徹厩舎

2頭目はこちら、レインボーダリアの21です。
競走馬名はレッドレフィナード。

踏み込みは深くはありませんが背中を使ってしっかり歩けている印象で、評価を高めているドゥラメンテ産駒に栗田厩舎の組み合わせと言えばG1を3つ勝っているタイトルホルダーと同じです。

募集総額は4200万円。

母は現役時代G1エリザベス女王杯を勝っているレインボーダリアで、14歳時の仔。
デビュー済みの兄姉は4頭いて全て牝馬。今のところ勝ち上がり馬は出ていないようですが、父がかわり、さらに初めて牡馬が出たということで、変化に期待です。

サファリミスの21

牝馬
キタサンブラック×サファリミス
2021年03月17日生まれ
ノーザンファーム生産
美浦)木村哲也厩舎

3頭目にご紹介するのは、サファリミスの21。
競走馬名はルージュサリナスです。

海外でG1も勝っている母サファリミスの10歳時の仔。
デビュー済みの兄姉は4頭おり、中央勝ち上がり1頭、地方で勝っている仔が2頭います。

募集総額は2800万円。

名馬に多いと言われる左後一白。
募集時410㎏と軽めの馬体重だったようですが、そうとは思えないほどしっかりした馬体で、歩きの方も一歩一歩ぐいぐいと逞しく進んでいく印象を受けます。

産駒の活躍で評価を高め続けているキタサンブラックの仔であり、その筆頭格であるイクイノックスと同じ木村哲也厩舎。
募集時も人気だったようですが、それも納得の1頭です。

ティズウインディの21

牡馬
ドゥラメンテ×ティズウインディ
2021年03月18日生まれ
酒井牧場生産
栗東)中内田充正厩舎

最後に社台グループ系牧場以外の生産馬からも1頭ご紹介。
ティズウインディの21です。

競走馬名はレッドアウェイクで、募集総額は4400万円。

海外でG2を勝つなど活躍した母ティズウインディの3番仔。
デビュー済みの兄姉は2頭いて、半姉で同じ中内田厩舎預託馬のロールアップが中央勝ち上がりを果たしています。

サクサクスムーズに歩けていて、育成も順調とのこと。
半姉達も400㎏台前半から半ばで走っているようですが、本馬も少なくとも現時点ではそれほど大柄なタイプではないようです。
その分仕上がりは早い可能性がありますし、ドゥラメンテ産駒の、特に牡馬が得意とする傾向が強い芝の中長距離での活躍に期待の1頭です。


以上、私が今年のPOG指名候補として注目しています東京サラブレッドクラブ所属馬4頭でした。

皆様のPOGドラフトの参考になれば幸いです。

※写真はクラブ公式ホームページ様より。
※記事内の産駒成績等は5月10日現在のものになります。
※本記事はクラブ様の許可をいただき書かせていただいております。無断転載等はご遠慮ください

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