7月開催も早くも3週目。
2021年産駒達のJRAの新馬戦も45戦を終えました。
今回も世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない、狭き門を突破した2歳馬4頭を紹介していきたいと思います。
2023年07月15日(土)
中京5R 芝1400 晴・良 8頭
ステラスプレンダー
牝馬
ロードカナロア×スクールミストレス
母の父:Equal Stripes
所属:栗東)石坂公一厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:松山弘平騎手
426㎏ 2番人気 8枠8番
ロードカナロア産駒からこの世代2頭目の新馬戦勝ち馬が誕生しました。
現役時代南米でG1を勝っている母を持つ良血馬ステラスプレンダーは、8頭立ての一番外からスタート。
ゲートを上手く出たあと、スピードに乗るまで少し時間をかけましたが、一度リズムに乗ってからはスムーズにポジションを上げていき、2-3番手につけてレースを進めていきます。
外を回りながら直線に入ると早々に先頭へ並びかけ、上り最速の末脚で2着スナークサファイアに4馬身差をつける快勝でした。
勝ち時計は1分22秒1。
サンデーレーシング所属馬はこの勝利で今年の新馬戦6勝目となりました。
福島5R 芝1800 雨・稍重 14頭
エコロマーズ
牡馬
シルバーステート×フィナリザール
母の父:Congrats
所属:栗東)牧浦充徳厩舎
生産:藤本ファーム
鞍上:M.デムーロ騎手
484㎏ 2番人気 8枠14番
この世代が3代目となるシルバーステート産駒が、今年の新馬戦初勝利です。
14頭立ての14番からスタートとなりましたエコロマーズは、好スタートを決めるとやや頭を上げながらもスピードに乗り、内に絞りながら前へ。
2番手で折り合いレースに入っていきます。
7番ヒューマンライツを前に置く競馬をしていましたが、後続の追い上げも受けながら早めに先頭に立つと、そのまま稍重の馬場を物ともせず力強く脚を伸ばして行き、2着コイヌールに1馬身半差をつけて勝利を掴みました。
勝ち時計は1分52秒0。
原村オーナー所有、牧浦調教師管理、M.デムーロ騎手騎乗のチームによる新馬戦は、先週のエコロヴァルツに続く2週連続の勝利となりました。
中京6R 芝1200 晴・良 9頭
キャンシーエンゼル
牝馬
バゴ×ヴォルドニュイ
母の父:Sky Mesa
所属:栗東)鈴木孝志厩舎
生産:ノースヒルズ
鞍上:岩田望来騎手
442㎏ 1番人気 4枠4番
ノースヒルズ生産&所有馬から今年2頭目の新馬戦勝ちです。
中枠からの発走となったキャンシーエンゼルは、一時は逃げるかと思うような好スタートと行き脚を見せましたが、外からきた6番ニシノミニョンヌに先頭を譲り二番手でレースを進めます。
残り200mをすぎた辺りで前を捉えると、そのまま抜け出していき、2着アートフォームに2馬身半差をつける快勝で1番人気に応えました。
勝ち時計は1分08秒7。
この世代が15世代目となるバゴ産駒は、これが記念すべき今年の新馬戦初勝利となっています。
福島6R ダ1150 雨・稍重 14頭
アイアムユウシュン
牡馬
ヘニーヒューズ×アイアムネフライト
母の父:アグネスタキオン
所属:美浦)奥平雅士厩舎
生産:まるとみ冨岡牧場
鞍上:戸崎圭太騎手
494㎏ 1番人気 3枠3番
好調ヘニーヒューズ産駒から、この世代4頭目の新馬戦勝ち馬誕生となりました。
1番人気に推されましたアイアムユウシュンは3枠3番から。
好スタートから勢いそのままに前へ出ていき、逃げた3番人気レーザーショーと2番人気カセノラオーの3頭で先頭集団を形成します。
直線に入るとレーザーショーとの一騎打ちになりますが、余力を残していたのはアイアムユウシュンの方。
抜け出してから3馬身差をつける完勝でした。
勝ち時計は1分09秒9。
堀紘一オーナーはこれでJRA通算99勝目となり、節目の勝利まであと1つと迫っています。
以上、7月15日開催のメイクデビュー勝ち馬4頭を紹介しました。
この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。