牝馬三冠ロードを戦い終えてたくましくなった3歳牝馬と、実力経験のある古馬牝馬のぶつかり合いとなるエリザベス女王杯だが、今年はレース創設後”史上初”となる秋華賞から転戦してくる馬の出走がゼロのエリザベス女王杯となった。3歳牝馬も春は牡馬クラシック路線を戦っていたレガレイラのみの出走で、王道である牝馬クラシック路線を戦って...
レース回顧の記事一覧
過去の勝ち馬に後の名馬も多く、「冬の大レースへの最終便」とも呼ばれているこのアルゼンチン共和国杯。1963年に同国のアルヘンティノ競馬場との交換競走として発足したのが始まりで、1984年にグレード制が導入されて以降は秋へと開催時期をずらし、春の目黒記念と並ぶ東京競馬場2500mの重賞競走として施行されるようになった。 ...
秋の交流Jpn1開幕戦、マイルチャンピオンシップ南部杯。 国内で未だ連対を外したことが無いチャンピオンホース・レモンポップが、初夏のJpn1さきたま杯を制して、今年も盛岡競馬場に姿を見せた。 さらには今年のフェブラリーステークスを制して王座奪還を狙うペプチドナイル、昨年の南関三冠馬ミックファイア、大井で重賞4勝をあげて...
「3強」のうちどの馬が勝つか。今年の天皇賞・秋は、スタート前からそんな雰囲気が例年以上に漂っていた。 とはいえ注目馬は「3強」だけではない。春の中距離王者ベラジオオペラを筆頭に昨年二冠を分け合ったソールオリエンスとタスティエーラに、前年の春の天皇賞を制しているジャスティンパレス、さらにはドバイ以来となるダノンベルーガや...
三冠レースの中で「最も強い馬が勝つ」といわれる菊花賞。「最も速い馬が勝つ」といわれる皐月賞や「最も運のある馬が勝つ」といわれるダービーと比べて距離が長く、スタミナはもちろん、最後の平坦な直線では瞬発力も必要とされ、総合的に高い能力を求められるレースである。 ただ、2024年はダービーの5着内馬が菊花賞の前哨戦に一頭も出...
特別登録の段階からフルゲート割れとなった2024年の秋華賞。その後2頭が回避し、最終的に15頭がゲートインの時を迎えた。 グレード制が導入された1984年以降、15頭で争われた3歳限定GⅠは、わずか4レース。いずれも皐月賞か菊花賞で、3歳牝馬の限定GⅠとしては最も少ない頭数となった。それでも、春のクラシックを制した2頭...
毎年のように豪華メンバーが集結し、スーパーGⅡとも称される毎日王冠。ダイワメジャーが勝利した2006年にはレース史上最多6頭のGI馬が集結し、天皇賞(秋)に勝るとも劣らないメンバーが顔を揃えたこともあった。ただ、近年はGⅠに直行する馬も少なくなく、2024年の毎日王冠は、グレード制導入以降、初めてGⅠ馬が一頭も出走しな...
秋のGIシリーズ開幕を告げるスプリンターズSは、外国馬が6年ぶりに参戦。それらも含め出走16頭中15頭が重賞勝ち馬で、そのうち4頭がGⅠウイナーと、開幕戦に相応しい好メンバーが顔を揃えた。 ただ、短距離路線は長らく王者不在の状態が続いており、2018年のファインニードルを最後に、春秋スプリントGⅠ制覇を成し遂げた馬は誕...
西日本でおこなわれる菊花賞トライアルの神戸新聞杯。1週前におこなわれたセントライト記念は前走ダービー出走組が人気を集め、そのとおり上位を独占したが、神戸新聞杯もまた過去10年の勝ち馬のうち9頭が前走ダービー組である。 ただ、先日のセントライト記念とは異なり、神戸新聞杯に出走したダービー組はいずれも10着以下に敗れた馬た...
3日間開催を締めくくるセントライト記念は、3着までに菊花賞の優先出走権が与えられるトライアルレース。かつては本番で苦戦が目立ったものの、過去5年の成績は神戸新聞杯組を勝率、複勝率ともに上回り、2021年から2年連続優勝馬を送り出すなど、最も重要な前哨戦といっても過言ではない。 今回も、例年どおり春の既存勢力と新興勢力の...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~