ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第61回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ) 2020年1月30日 歴史ある古馬重賞レース「アメリカジョッキークラブ賞(AJCC)」。 1960年に日米友好の一環としてスタートしたAJCCは、2020年で第61回目を迎えました。 2019年は、1年1ヶ月ぶりのレースとなったシャケトラが菊花賞馬フィエールマンを見事に競り落とし、記憶に残る復活勝利を飾りました。 過去には、現在種牡馬として... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第67回日経新春杯(GⅡ)~新星現る~ 2020年1月23日 伝統の古馬G2競走「日経新春杯」。 1990年代には、カミノクレッセやムッシュシェクル、メジロブライトなど個性的な馬が勝ったレースで、競馬のオールドファンにはたまらないレースともいえます。 この原稿を書いている私自身も、1998年のエリモダンディーの大外一気の末脚は今でも忘れられず、目に焼き付いています。 近年は201... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第57回愛知杯(GⅢ)~ベテラン健在 in 小倉~ 2020年1月22日 土曜日唯一の重賞競走ということもあってか、ローカルの小倉競馬場にトップジョッキーが集った。 中でもセンテリュオに騎乗するルメール騎手は、2015年9月の小倉2歳ステークス以来4年半ぶりの小倉競馬場での騎乗となった。他にも武豊騎手、川田騎手、池添騎手など重賞競走にふさわしい騎手が揃って小倉にやってきた。 しかしこの愛知杯... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第36回フェアリーS(GⅢ)~寒風にも負けず~ 2020年1月16日 船橋市古作は下総台地が立ち上がるところにある。 JR西船橋駅より南は東京湾に面した低地が広がるが、反対側の北は分厚い関東ローム層が作る台地になる。松戸へと広がる下総台地と湾口部の低地との境界上に立地するのが中山競馬場。南北に立つスタンドに対し馬場は東側、パドックは西側にあり、冬は下総台地の北西からなめるように吹く風に馬... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [レース回顧]淀短距離ステークス(L)~スプリント界に新星現る~ 2020年1月15日 昨年から始まった「リステッド競走」。 まだ耳慣れない方も多いかもしれないが、簡単に説明すると、「重賞競走以外のオープンレースの中での中で、より質の高い競走」である。 実際、過去の淀短距離ステークスの勝ち馬からはセイウンコウセイ(2017年)、ファイングレイン(2008年)の2頭が、その年の高松宮記念を制している。 古い... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第54回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)~名牝へと続く道~ 2020年1月14日 クラシックレースへの登竜門「シンザン記念」。 数多くの名馬が、ここをきっかけに大きく飛躍した出世レースでもあります。2018年の勝ち馬アーモンドアイの道悪馬場を切り裂く豪脚は記憶に新しいところで、2012年には歴史的名牝ジェンティルドンナも勝利したレースです。 さらに遡れば、2002年にはダービー馬タニノギムレットがシ... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第58回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)~京都巧者の新たなる面~ 2020年1月8日 1月のハンデ戦、京都金杯。 しかし、ここを飛躍のきっかけとして、のちにG1ホースになる馬もいる。 例えば、芝2000mで行われ、名称も「金杯・西」と呼ばれていた時代の、1988年。 タマモクロスが直線の短い京都内回りで、ラストで14頭をごぼう抜きした。 タマモクロスはその後、天皇賞春秋連覇や宝塚記念制覇を達成し、その年... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第69回中山金杯(GⅢ)~新たな12年のはじまりに~ 2020年1月7日 イノシシでひと回りした十二支が最初に戻る子年は、新たな十二支のはじまりを意味する。 原点回帰、リスタート、新たな挑戦への一歩が似合う子年にふさわしい男はだれであろうか。 キャリアハイの102勝をあげた三浦皇成騎手は、デビュー年に武豊騎手の新人勝利数記録を更新。 その後ケガが重なり、飛躍できないもどかしさを昨年払しょくし... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第36回ホープフルステークス(GⅠ)~よろこびの歌~ 2019年12月30日 ベートーヴェン作曲の交響曲第9番、通称「第九」は彼が最後に作曲した交響曲である。シラーの詞「歓喜に寄す」に曲をつけるという構想は彼が20代前半のころに抱いたものといわれており、その作曲家人生の原点であり集大成であったとされる。第九の第4楽章は「よろこびの歌」として世界中で年の終わりを告げる風物詩となっている。その起源は... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第14回阪神カップ(GⅡ)~桜花賞馬復権~ 2019年12月25日 グランアレグリア、レッツゴードンキという新旧桜花賞馬を含む重賞馬9頭が揃った、2019年阪神カップ。豪華メンバーに加えて、阪神芝1400mという距離がこのレースを難解なものにする。 例えば、キンシャサノキセキが1度目の阪神カップを制した2009年は、2着にCBC賞を制したプレミアムボックスが入ったように、1200m前後... ウマフリライター