[宝塚記念2021]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜宝塚記念編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

日曜日のメインレースは宝塚記念です。

レイパパレ

今回上位人気が予想されるレイパパレ。曾祖父にウイニングチケットがいます。

この馬は大阪杯の時も紹介したのですが、その大阪杯でコントレイル、グランアレグリアを負かし無敗でのG1制覇を決めました。今回も去年の春秋グランプリを連覇したクロノジェネシスと言う強敵がいます。もしこの馬を負かすことが出来れば「現役最強」の座を掴むと言っていいでしょう。

レイパパレの母方の血を遡っていくとフローリスカップという馬に辿り着きます。
フローリスカップは明治40年に小岩井農場が輸入した日本馬産の礎を築いたと言っていい馬。マチカネフクキタルのシナリオで度々登場する「シラオキ様」のモデルと思われる名繁殖牝馬シラオキの5代母、つまり祖母の曾祖母にあたります。

シラオキは先述のマチカネフクキタルやスペシャルウィーク、ウオッカが祖先にいる血統です。
日本伝統の名馬の血と言っていいでしょう。

ウイニングチケットだけではなく、遡ればウオッカやスペシャルウィークともつながりのあるレイパパレ。今年活躍するのは必然だったのかもしれませんね。

アリストテレス

去年の菊花賞でコントレイルにあと一歩のところまで迫ったアリストテレス。
父エピファネイアの母の父が、スペシャルウィークです。

スペシャルウィークは1999年の宝塚記念に出走。
この年の宝塚記念はスペシャルウィークとグラスワンダーの2強ムードでした。
単勝オッズもそれを物語っており1番人気のスペシャルウィークが1.5倍、2番人気のグラスワンダーが2.8倍なのに対し、3番人気のオースミブライトは15.9倍といかに2頭が断然支持されていたかが分かります。

関西テレビで実況を務める杉本清さんは「2頭の一騎打ちになったら(実況をせずに)黙る。(黙ることによって2頭のマッチレースを引き立たせる)」と言っているくらい注目度の高いレースでした。

レースの実況でも杉本清さんは直線に入り2頭が抜け出したところで「もう言葉はいらないのか」と実況し、誰もがマッチレースになると思っていました。しかし、実際はグラスワンダーがスペシャルウィークをあっさりと退け3馬身差快勝。スペシャルウィークも3着を7馬身離す強さを見せましたが、着順としては悔しい結果となりました。

種牡馬としてもスペシャルウィークの代表産駒の1頭ブエナビスタが2010年、11年の宝塚記念で2年続けての2着と敗れており辛酸をなめる結果になっています。

ある意味「スペシャルウィーク血族の悲願」とも言える、グランプリ制覇。
アリストテレスはそれを成し遂げることが出来るのでしょうか。

その他の主なウマ娘関連馬

  • メロディーレーン:父オルフェーヴルの母の父がメジロマックイーン

開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
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