「黄、黒縦縞、袖青一本輪」の勝負服。
一時代を作り、今でもトップの座を高いレベルで凌ぎあっている名門クラブです。
その中で、近年は山元トレーニングセンターの坂路コースの拡充など、積極的に進化し続ける社台RH。
今回はそんな「社台レースホース」の期待馬をピックアップしてみたいと思います。
ソーダズリング
牝馬
父:ハーツクライ
母:ソーマジック
母父:シンボリクリスエス
生産牧場:社台ファーム
厩舎:音無秀孝(栗東)
募集額:5,000万円(一口125万円)
母ソーマジック産駒の兄姉7頭中、故障引退したマジカルキュート以外の6頭がPOG期間に勝ち上がるという超堅実な一族の「ソーダズリング」を1番手に紹介します!
母ソーマジックは2008年にアネモネSを含む3連勝で挑んだ桜花賞で3着し、牝馬クラシック皆勤賞。祖母スーアは伊1000ギニーを含み重賞戦線で活躍し5勝をあげています。
父ハーツクライ×母父シンボリクリスエスはJRAで16頭がデビューし7頭が勝ち上がりという成績。特筆すべきは7頭中6頭が複数勝利をあげている点で、中でもタイセイトレイルとカフジプリンスは総賞金1億5,000万円オーバーと「当たれば大きい」ホームランタイプと言えるでしょう。
管理する音無秀孝厩舎×社台RHはスティッフェリオやクランモンタナが重賞制覇をし、14頭中4頭がオープン以上を勝利しています。
血統背景からも勝ち上がりだけでなく、全姉マジックキャッスルの様に重賞そしてクラシックを目指して欲しい1頭です。
ルモンドブリエ
牡馬
父:エピファネイア
母:ラクレソニエール
母父:Le Harve
生産牧場:社台ファーム
厩舎:友道康夫(栗東)
募集額:1億円(一口250万円)
母ラクレソニエールは仏国にて8戦全勝。仏1000ギニー、仏オークスなどを含む大活躍の現役生活を送りました。ここまでデビューした兄2頭は期待に応えられる活躍とはなっていませんが、本馬の父は日本で大活躍したエピファネイア。期待は高まります。
牝系を少々紐解いてみると、母父はLe Harve(ルアーヴル)。愛国産で仏国を中心に現役生活を送った名馬で、C.ルメール騎手を背に仏ダービーを制するなどの活躍をあげて種牡馬入りします。産駒の主な活躍馬はラクレソニエールの他に、ハープスターやゴールドシップが挑戦した2014年凱旋門賞にも出走したGⅠ2勝馬アヴニールセルタン、日本では数少ない出走馬の中から2019年フィリーズレビューを制したプールヴィル等がいます。アヴニールセルタンは現役で重賞戦線にて活躍しているデゼルの母としても有名です。
管理する友道康夫厩舎×社台RHはこれまでに12回タッグを組んでいて8頭が勝ち上がり。驚くべきはランブリングアレー、シングウィズジョイ、デゼルの3頭の重賞勝ち馬がいる事と、その8頭全てが3勝以上をあげ5頭が獲得賞金額1億円を超えているという事です。
上述の通り、母ラクレソニエールの子供達はまだ活躍できていませんが、キッカケひとつで大活躍してもなんら不思議ありません。
アズワンウイッシュ
牝馬
父:ロードカナロア
母:ケンホープ
母父:Kendargent
生産牧場:社台ファーム
厩舎:庄野靖志(栗東)
募集額:4,000万円(一口100万円)
母ケンホープは仏国の重賞制覇馬。ここまでデビューした産駒2頭がPOG期間に、
- プールヴィル(フィリーズレビュー1着、阪神JF・桜花賞・NHKマイルC出走)
- スーパーホープ(デイリー杯2歳S3着、朝日杯FS出走)
と、若い時期から好走している期待の血統馬です。
母父Kendargent(ケンダルジャン)は現役生活こそ目立ちませんでしたが、種牡馬入り後は複数のGⅠ勝ち馬を輩出しています。日本では母父として、先に紹介したケンホープ産駒以外にも、ショウナンアリアナ・ロングランが複数勝利をあげています。
管理する庄野靖志調教師×社台RHは、転厩してきた馬も含めて6頭がJRAで勝利をあげているコンビ。
募集カタログにも書いてある通り、「2歳女王決定戦・桜花賞」を目指して欲しい逸材と言えるでしょう。早い時期からの活躍を期待したい1頭です。
まだまだ本来ならば紹介したい期待馬が多くいるのですが、以上3頭に注目して紹介させて頂きました!
この記事が皆様のPOG戦略のお役に立てれば幸いです。
※記事内のクラブの名称はクラブ法人名を使用しています。
※記事内の数字は2022年5月4日現在の内容です。
※記事内の写真はクラブ募集時の写真となっています。
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