[POG2022-2023]注目馬紹介~一口クラブ・サンデーレーシング編~

日本競馬を牽引する存在のひとつ、サンデーレーシング。
「黒、赤十字襷、袖黄色縦縞」の勝負服をメインレースの時間に見ない事は無いと言っても過言ないでしょう。
21-22年シーズンもジオグリフが皐月賞を制覇。勢いは留まるところを知りません。

今回はそんな「サンデーレーシング」の期待馬をピックアップしてみたいと思います。

ドナウパール

牝馬
父:エピファネイア
母:ドナウブルー
母父:ディープインパクト
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:斉藤崇史(栗東)
募集額:6,000万円(一口150万円)

母ドナウブルーもサンデーレーシングの所属馬として現役時代を過ごし、約2億6,000万円を獲得した活躍馬でした。POG期間は惜しい競馬が続きクラシック出走は叶いませんでしたが、条件戦をクリアした後古馬になってから才能が開花。特筆べきは古馬になってから走った15戦の全て重賞挑戦であり、うち11戦で掲示板を確保した堅実的な走りでしょう。その中で、2012年に京都牝馬Sと関屋記念を制覇しています。

この記事を書いている段階ではデビューした兄姉4頭中3頭が勝ち上がり、ドナウデルタ(6勝)、イシュトヴァーン(4勝)、ドナウエレン(2勝)と、全て違う父親ながら堅実な走りを披露している点に好感が持てます。

父エピファネイア×母父ディープインパクトは実に豪華な組み合わせで、アリストテレスがAJCC制覇を果たしています。他にもオーソクレースやディヴァインラヴなどGⅠで好走している馬もいて、距離の壁に心配のない事はオークスまでを意識したPOGでは有利に働く事でしょう。これまでこの父・母父の組み合わせは、49頭デビューして1頭だけしか重賞馬がでていない事は少々寂しいですが、キッカケひとつだと睨んでいます。

募集カタログにもある通り「母の超えられなかった高い壁」をあっさりクリアする活躍を期待します。

リベイラパレス

牡馬
父:エピファネイア
母:アドマイヤセプター
母父:キングカメハメハ
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:宮田敬介(美浦)
募集額:6,000万円(一口150万円)

こちらもエピファネイア産駒。父エピファネイア×母父キングカメハメハ配合の代表馬と言えば無敗の三冠牝馬デアリングタクトが真っ先にあげられます。この組み合わせは牝馬に強い馬が多く、獲得賞金ベスト10のうち8頭が牝馬になっています。本馬は牡馬にでましたが、全姉のスカイグルーヴが新馬勝ちの次走で京成杯でいきなり2着と善戦し、古馬になってからも重賞で活躍しているだけに心配は無用でしょう。

牝系は曾祖母エアグルーヴから続く華やかな一族。祖母はアドマイヤグルーヴでその子には日本ダービー・皐月賞を制したドゥラメンテがいます。母アドマイヤセプター自身も重賞で活躍し、産駒にもスカイグルーヴ、レガトゥス、デシエルトと複数勝利馬がズラッと並んでいます。

管理する宮田敬介厩舎×サンデーレーシングと言えば2021年日本ダービー4着馬のグレートマジシャンがいますから、クラブとの意思疎通は心配無用でしょう。

これだけの血統馬だけにクラシック制覇を目指した走りに期待したい逸材です。

リッスンアップ

牝馬
父:リアルスティール
母:リッスン
母父:Sadler's Wells
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:藤岡健一(栗東)
募集額:3,600万円(一口90万円)

新種牡馬リアルスティールの産駒からも、1頭ご紹介します。
父は現役時代に2015年皐月賞・菊花賞で2着、日本ダービー4着と活躍し、古馬になってからはドバイターフを制しています。血統もディープインパクト×ラヴズオンリーミー(祖父Storm Cat)と非の打ちどころが無く、初年度産駒の評判も上々で期待せずにはいられない新種牡馬です。

続いて母リッスンを見てみると現役時代は6戦2勝。英国GⅠのフィリーズマイルを制し、愛国GⅠでも2着など活躍しています。全姉セコイヤもGⅠ馬で、半姉オイスターキャッチャーは日本の重賞馬ファッショニスタの祖母として血を繋いでいます。
母リッスンの産駒達はJRAでデビューした7頭中6頭が勝ち星をあげ、勝ち上がれていないタイミングハートも19戦して9回2着がある走りを見せています。タッチングスピーチがローズSを制し、サトノルークスはすみれSを勝ちクラシックは菊花賞2着を含む皆勤賞。非常に堅実な母と言えるでしょう。

募集時の写真を見てもいかにも優等生タイプに映る1頭。いきなり新種牡馬リアルスティールの名声を上げる存在になっても何ら不思議ありません。


まだまだ本来ならば紹介したい期待馬が多くいるのですが、以上3頭に注目して紹介させて頂きました!

この記事が皆様のPOG戦略のお役に立てれば幸いです。

※記事内のクラブの名称はクラブ法人名を使用しています。
※記事内の数字は2022年5月5日現在の内容です。
※記事内の写真はクラブ募集時の写真となっています。
※本記事はクラブ様からのご厚意で使用させて頂いております。転載等はご遠慮下さい。

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