巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
今日は日曜日に行われる2重賞からそれぞれ1頭ずつ紹介したいと思います。
プロキオンS エブリワンブラック
今年のダイオライト記念で8番人気ながら2着に入ったエブリワンブラック。この馬はキタサンブラックの全弟にあたります。
キタサンブラックが引退してから2年経った2019年、その全弟としてデビューしたのがエブリワンブラックです。兄キタサンブラックに劣らぬ活躍を期待して”みんなの”ブラックと名付けられたエブリワンブラックですがデビュー当時はなかなか勝つことが出来ませんでした。
偉大な兄と比べるのはやはり酷だったのか、と思わせましたが、エブリワンブラックが活路を開いたのは兄キタサンブラックが挑戦したことのないダートでした。デビュー6戦目のダート戦で初勝利をあげると、その後も堅実な走りを続けるうちに確実に力をつけ、デビューからおよそ1年9か月が経った4歳の夏に念願のオープン入りを果たしました。
オープンに入ってからは苦戦が続いていますが、キタサンブラックとはまた違う道を歩むエブリワンブラックに注目してみてはいかがでしょう。
七夕賞 ヤマニンデンファレ
3勝クラスの身ながら格上挑戦するヤマニンデンファレ。4代父にタマモクロスがいます。
ヤマニンデンファレはタマモクロスの娘ヤマニンリコール、その娘ヤマニンアラバスタ、ヤマニンデンファレの母であるヤマニンアドーレ、そして本馬と4世代続けて芦毛が産まれています。芦毛の馬はその白さから「夏に強い」と言われることが多いです。また、こちらも古い競馬の格言で「夏は牝馬」と言うものがあり、それを生かすならこの馬には注目すべきと言えるでしょう。
実際この一族についても祖母のヤマニンアラバスタが2005年の新潟記念を制しており、夏競馬の実績は十分です。
50キロと言う軽ハンデ、穴ジョッキーとして知られる江田照男騎手など穴として狙える要素は多く、穴党の方にとっては楽しみな馬と言えるでしょう。
開発：Cygames
ジャンル：育成シミュレーション
プラットフォーム：iOS/Android/PC
配信：日本
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