[POG2023-2024]注目馬紹介~一口クラブ・YGGホースクラブ編~

2021年産世代は、門別競馬場で行われた日本一早い新馬戦、スーパーフレッシュチャレンジを道営募集馬クリスタライズが勝利、幸先良いスタートを切ったYGG。

そんなYGGの2021年産中央募集馬12頭から、私が今年のPOG指名候補として注目している所属馬をご紹介したいと思います。

キングスミールの21

牝馬
ブリックスアンドモルタル×キングスミール
2021年03月12日生まれ
チャンピオンズファーム生産
栗東)牧浦充徳厩舎

まずはこちら、キングスミールの21です。
競走馬名はリリーズブルーム。

ノーザンファーム生産、未出走のまま引退している母の20歳時の仔で、12番仔になります。
デビュー済みの兄姉は10頭いて、中央勝ち上がり馬7頭、地方1頭。
半兄ブルミラコロ、ハクサンルドルフの2頭が1億円以上を稼ぎ出しています。

募集総額は2310万円。

ブリックスアンドモルタル初年度産駒で、測尺十分の立派な馬体にスムーズな歩様。

チャンピオンズファームの生産馬である本馬。育成でも、年々存在感を高めている本州のチャンピオンヒルズを利用するようで、まだ1歳だった昨年秋に本州移動済みです。
当初はまだ少し緩めで時間がかかるのかなという印象もありましたが、大きな移動を既に済ませて本州の環境にも充分慣れていると思われますし、早めのデビューからの活躍に期待の1頭です。

クリストフォリの21

牡馬
サトノダイヤモンド×クリストフォリ
2021年04月20日生まれ
奥山ファーム生産
美浦)田島俊明厩舎

2頭目はこちら、クリストフォリの21です。
競走馬名はダイヤモンドナイツ。

故障で現役時代3戦1勝、複勝率100%のまま惜しまれつつ引退したノーザンファーム生産馬クリストフォリの初仔で、募集総額は1760万円。

育成は森本スティーヴルさん。

力強い印象の歩様に、馬体重は控えめでしたが管囲や胸囲はしっかりしていて成長の余地たっぷりの馬体。

育成はやや遅れ気味になっていたようですが、4月下旬に入りいよいよ本格的にペースアップできているとのアナウンスもされています。ちょうどこのタイミングで同じサトノダイヤモンド産駒であるサトノグランツが京都新聞杯を勝利し、サトノダイヤモンド産駒の重賞初制覇を達成していますし、流れのよさを感じます。

良い流れに乗って1発なるか、大いに注目しています。

プレインズウーマンの21

牡馬
キンシャサノキセキ×プレインズウーマン
2021年04月08日生まれ
谷川牧場生産
栗東)寺島良厩舎

3頭目にご紹介するのは、プレインズウーマンの21。
競走馬名はホルトバージです。

現役時代、南米で重賞含む4勝を挙げている母8歳時の仔で、3番仔となります。
デビュー済みの兄姉は2頭おり、クラブ所属の半姉ミーナティエルナが勝ち上がりを決めています。

募集総額は1210万円。

育成は森本スティーブルさん。

募集時、測尺は控えめでしたが冬を越えて馬体重は400㎏台半ばまで成長しています。柔らかい脚さばきに質の良さそうな筋肉がついた、楽しみが膨らむ歩様をしています。
加えてファントムシーフの登場で改めて存在感を増している谷川牧場さん生産馬ということで、期待値は充分でしょう。

既に本州入りし宇治田原優駿ステーブルさんでデビューへ向けて順調に進められていて、早期デビューも見込めそうです。

ビジュートウショウの21

牝馬
スワーヴリチャード×ビジュートウショウ
2021年04月05日生まれ
聖心台牧場生産
栗東)庄野靖志厩舎

最後にご紹介するのはこの馬、ビジュートウショウの21です。
競走馬名はスウィープフィート。

現役時代地方交流戦で1勝を挙げている母10歳時の5番仔。
デビュー済みの兄姉は3頭いて、中央勝ち上がり2頭、地方勝利1頭。

募集総額は990万円。

育成は森本スティーブルさん。

スワーヴリチャードの初年度産駒で、母の母がG1を3つ勝っている名牝スイープトウショウという夢のある血統表を持ち、母ビジュートウショウの産駒成績も安定しています。

この世代のYGG中央募集馬で最も順調に育成が進んでいる1頭で、既に本州入りし宇治田原優駿ステーブルさんを経て5月現在庄野厩舎入厩も果たしてゲート練習中とのこと。
気の強さがレースへの前向きさに繋がれば、大きなところでの活躍も夢ではないのでは、と注目している1頭です。


以上、私が今年のPOG指名候補として注目していますYGG所属馬4頭でした。

この他にもダートで活躍期待のラニ産駒リボルトレイダーの21や、サンダースノー初年度産駒ヴィオレッタの21など、今年も多様なラインナップが揃うYGG。

ダートや地方競馬では着実に実績を積んできていますが、今度はPOG的に注目されるような所属馬がこの中から誕生となるのか、注目ですね。

皆様のPOGドラフトの参考になれば幸いです。

※写真は募集時のものを使用しています。
※記事内の産駒成績等は5月10日現在のものになります。
※本記事はクラブ様の許可をいただき書かせていただいております。無断転載等はご遠慮ください

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