「名馬」を語る イスラボニータ〜衝撃のラストラン〜 2018年12月22日 1995年3月5日、中山競馬場。この日に行われた弥生賞で、衝撃的なレースぶりからクラシック皐月賞への最有力候補へと名乗りを挙げた1頭の名馬がいた。 2歳王者となった前年末のレースも、逃げ馬を射程に捉え、追い込んでくるスキーパラダイスをクビ差抑えるという正攻法の競馬だった。その王者たる走りは、多くの競馬ファンを虜とした。... ウマフリライター
「名馬」を語る 鮮烈で清冽な、南関東のブリザード 2018年12月18日 2018年12月2日、チャンピオンズカップ(GⅠ)が行われました。そこでは3歳馬のルヴァンスレーヴ(美浦・萩原清厩舎)が1番人気に応え、見事優勝。3歳シーズンを終えて8戦7勝──さらにはたった一度の敗けも2着、という素晴らしい戦績はまさにチャンピオンに相応しいものでしょう。そんな若き王者が初めて挙げた重賞勝利──それが... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 競馬への愛に国境はない!オーストラリアで馬主になったひとりの若き青年のお話 2018年10月9日 オーストラリアのビクトリア州、州都メルボルン。そこで行われる、ビクトリア州最大の1歳馬セリがある。イングリス・メルボルン・プレミア・イヤリングセールだ。2018年3月4日から7日にかけて行われたその1歳馬セリでは、1070頭が上場され799頭が売却された。その中の1頭、lot364の購入者の欄に、D Takahashi... ウマフリライター
「名馬」を語る サトノダイヤモンド~その瞳が見つめる先~ 2018年10月8日 2013年1月30日。 一頭のサラブレッドがこの世に生を受けた。 父ディープインパクト、母マルペンサ。ノーザンファームに生まれたこの馬の額には、きれいなダイヤモンドの形をした流星が流れていた。 サトノダイヤモンド。 2018年9月現在でGⅠ2勝を挙げているこの馬が歩んだ道のりは、幾多もの栄光と、挫折と、個性豊かな戦友た... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 南部杯 ~ 天高く○○肥える秋? 2018年10月7日 天高く馬肥える秋になりました。マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ)が行われる季節です。 岩手競馬のホームページを開けば、筆文字で「南部杯」と書かれた和風のバナーが輝いています。さっそくバナーをクリックすれば、金色を基調とした画面に、家紋と綺羅星のようにちりばめられた過去の優勝馬達が現れました。 なんだが大河ドラマ... ウマフリライター
競馬場を楽しむ 盛岡の地で『南部』の名を冠するということ~私が見た3度の南部杯~ 2018年10月5日 岩手県盛岡競馬場で毎年行われるJpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯(以下、南部杯)。 数々の名馬、名勝負が生まれたこの大レースの存在は、地方競馬ネット投票が普及したこともあり、今や中央競馬のファンにとってもよく知られるところとなったと思います。 しかしながら、「南部」の名称が盛岡にとって大きな意味を持つということにつ... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 次から次へ、と。〜金沢競馬フリーペーパー『遊駿+』ができるまで〜 2018年10月1日 ウマフリ読者の皆さま、はじめまして。金沢競馬のフリーペーパー「遊駿+(ゆうしゅんプラス)」の編集長・ヨドノミチと申します。「遊駿+」は『ファンが作る、金沢競馬をもっと楽しむ情報誌』として金沢競馬場内で不定期に配布を行っているフリーペーパーです。創刊は2006年の白山大賞典号。2018年度の白山大賞典号で、創刊13年目と... ウマフリライター
インタビュー [インタビュー]父と子の絆~ホクセンジョウオーと掴み取った、大野親子の『親子タッグ勝利』~ 2018年8月6日 2018年7月21日、福島競馬場。 ウイナーズサークルで肩を並べた馬主と騎手──大野裕氏と大野拓弥騎手の、笑顔が弾けた。それは非常に珍しい『馬主と騎手、親子でのJRA勝利』の瞬間だった。男同士の家族らしく、交わした言葉は非常にシンプル。 父は子に「サンキュー」と伝え、子は父に「良かったね」と答えたという。 その短い言葉... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 馬旅~野生の馬・御崎馬に会うため宮崎へ~ 2018年7月20日 「日本にも、野生に近い状態の馬を観ることができる場所があるらしい」 私がSNSで宮崎県串間市「都井岬」という存在を知ってから、約1年の時が過ぎました。そしてついに先日、行ってみたかったその場所に一人旅を敢行。今回はその日の思い出を、写真とともに振り返ります。 宮崎市内から国道220号線を南下。左手に海を見ながら都井岬へ... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 7年の時を経て~岩手競馬、腐れ縁のベテラン2頭のたたかい~ 2018年7月15日 因縁のライバル……とまでいかないが、腐れ縁というような関係の馬はいるものだ。今回の記事でいうと、タイセイファントムとイーグルカザンの2頭がそれにあたる。 その2頭が出会ったのは、2010年の8月8日だった。函館2歳ステークス。芝の1200mで争われる、世代最初の2歳戦だ。 仕上がりの早い馬たちが集まるとされているレース... ウマフリライター