2015年1月24日。アドミッションという1頭の競走馬が、初の障害オープン戦に臨んだ。彼は、とても飛越の綺麗な障害馬だった。飛越の際、他馬の蹄鉄が彼の左後脚に接触してしまうアクシデントがありながらも、結果は4着。一番人気のエーシンジーラインを退けての立派な成績であった。それもカリスマミッキー、ティリアンパープルといった...
川井 旭
神奈川県横浜市出身。
薬学部卒業後、研究職を経て出版社勤務の傍らライターとして活動中。執筆ジャンルは競馬から芸能まで多岐に渡る。
主に障害競走や馬術に関心があり、モットーは「人馬への敬意」。
川井 旭の記事一覧
年齢による限界など、いったい誰が決めるのだろう。 競走馬である彼の11歳はという年齢は「もう11歳」ではなく「まだ11歳」であった。万能、多才……そのようなタイプがもてはやされる中で、自らの才を存分に活かせる舞台を見つけ、活躍するスペシャリスト。京都の障害コースにおいて、彼に適う者はいるだろうか。 2016年5月28日...
澄んだ瞳。凜とした眼差し。鹿毛の美しい馬体に端正な顔立ち。堂々とした、気品ある立ち居振る舞い。パドックで彼が目の前を通る度に、空気が変わる。 そして今もなお「障害の申し子」と言われた飛越センスで、話題を独り占めしてしまう。 「アポロマーベリックって、飛越上手いよね」「綺麗だったよね」 そんな彼は、中山で華開き、中山に生...
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語り継がれし「名馬」たち
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