ウマフリ読者の皆さま、こんにちは。
障害騎手・石神深一です。
2021年12月25日の中山大障害で、オジュウチョウサンと勝利することができました！
オジュウにとって、2020年4月の中山グランドジャンプ以来の勝ち星となります。復活勝利をあげられて、本当に良かったです。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
オジュウには、ありがとうの言葉と感謝の気持ちで一杯です。調教やスクーリングでの具合は、ここ最近では一番の感触でした。
そうした手応えに加えて、枠順も良かったので、レース前の不安は１つもありませんでした。
このレースのポイントは、襷を２回通ること。そこをいかにロス無く良いポジションを取れるかどうかで勝敗が分かれます。今回は、大生垣で内のポジションを取れたのが勝因だったと思います。
勝利を確信したのはゴール直前。オジュウの脚色も少し鈍っていたので、最後まで気は抜けませんでした。
オジュウも、もう10歳。
年齢の衰えは、全く無いとは言えません。
今回も、2年前のオジュウだったら2着馬に大差勝ちしていたと思います。
ただ、そうした年齢になっても、ここでしっかりと勝ちきることがオジュウの凄いところでもあります。
レース翌日、オジュウを見に行ったら少し疲れてる様子でしたが、愛撫しようとしたら噛みつかれそうになりました（笑）
その辺は、若い頃と全く変わってないですね。
今回オジュウが復活出来たのは、脚や馬体に痛いところが無くなったからだと思います。オジュウはとても賢いので、痛いところがあると走りませんから……。
これは厩舎スタッフ、牧場スタッフ、和田正一郎先生、獣医さん達がしっかりケアしてくれたからこそ。チームで掴み取った復活勝利でした。
個人的に今年を振り返ると、重賞を3つも勝たせて貰ったのに障害リーディングを獲れなかったことだけが悔やまれます。来年も怪我に気をつけて障害リーディングを獲ることが目標ですね！
今年も１年間応援して頂いて本当にありがとうございました。来年はもっと良いパフォーマンスを見せられるように頑張ります！
来年もまた応援の程、宜しくお願い致します！
写真：かぼす
