はじめまして!みれちかといいます!
今回は皆さんに岩手競馬の魅力を知っていただきたいと思いまして、記事を書きました。
地方競馬の中で岩手競馬がみなさんにどのように思われているのかは分かりませんが、自分の中では実力馬が集まる南関東競馬にも負けず劣らず、素晴らしい開催だと思っております。
まず、岩手競馬というのは盛岡競馬と水沢競馬の2つがあります。
盛岡競馬場は左回りで水沢競馬場は右回りと、まずは回る方向が違います。また、水沢競馬場は直線が短めなのに対して盛岡競馬場は地方競馬では珍しい最後の直線で坂があるというコース形態で、同じ岩手競馬でもコース適性・脚質・展開など様々なファクターが予想に影響してきます。
つまり前開催の盛岡競馬場で凡走を繰り返していた馬が、水沢競馬に替わってから一変して好走する例もしばしばあるのです!
穴党の方にはたまらないですよね(笑)
また、盛岡競馬場には地方競馬唯一の芝コースが存在しています。
これが岩手競馬の大きな魅力の一つですね。
近年、中央で昔輝いていた芝馬がもう一花咲かせようと、芝コースを求めて岩手競馬に移籍してくる例が増えています。
例をあげると、ユウキソルジャー(菊花賞3着、神戸新聞杯4着)、ケイアイアストン(バーデンバーデンC1着、京阪杯2着、スプリンターズS15着)、シルクアーネスト(福島TVOP1着、キャピタルS2着、安田記念14着)、ダイワマッジョーレ(マイルCS2着、京王杯スプリングC1着、阪急杯1着)、ブレイズアトレイル(京成杯オータムH2着、小倉大賞典3着、安田記念6着)などなど、キリがないほどです。
昔好きだったあの馬は今どこにいるのだろう?と思っている方がいらっしゃったら、もしかするとその馬岩手競馬に在籍しているかもしれません。
そして岩手競馬にはマイルチャンピオンシップ南部杯というjpn1があります。
実は南関東以外で毎年古馬が出走可能なjpn1を開催している地方競馬は、岩手競馬しかないのですよ!
毎年、このレースのタイトルを求めて岩手に遠征してくる中央の有名馬も少なくありません。
過去の優勝馬には、ホクトベガ・アグネスデジタル・アドマイヤドン・ユートピア・ブルーコンコルド・エスポワールシチー・トランセンドなど、名馬がずらりと並んでいます。
南部杯の開催が10月半ばの体育の日なので、ローテーション的にもここをステップにしてJBC、チャンピオンズカップ、東京大賞典と向かう有力馬もいます。さらに、南部杯は一着馬にJBCスプリント・JBCクラシックの優先出走権が与えられるので、少し賞金が足りない上がり馬がなんとしても挑戦権を得ようと全力で向かってきたりしますので、毎年熱いレースが繰り広げられています。
そして私が一番推したい岩手競馬の魅力。それはファンと騎手・馬たちの近さです。
近いといってもジョッキーの皆さんはファンにとても優しく、非常に親密に接してくださいますので(もちろんパドックや馬場ではレースに集中していますが)、その親密さというのもありますが、それよりも、なんといっても物理的に近いです!(笑)
まず水沢競馬場のパドックは良い意味でこじんまりしていますから、フルゲートのレースになると馬と馬との距離がかなり近いままでの周回となります。
JRAや他の競馬場を思い浮かべてください。パドックには柵がありさらに少しスペースを設けてありその内側を馬が周回することになっていて、馬と人が距離をとれるようになっていませんか?
しかし水沢競馬場では柵しか設けられていないので、パドック内の外側を周回している馬に思いっきり手を伸ばせば、その馬体に手が届きそうです!(これ、大袈裟ではなくて本当ですよ!)
つまりかなり近い距離で馬を見ることができ、馬体をしっかり見ることができるのはもちろん、臨場感を楽しむこともできます。
また岩手競馬では毎回重賞ごとに表彰式を行っており、そのたびに終了後優勝ジョッキーが直筆サイン色紙をファンに配ります。
こういってはなんですが、平日の重賞やあまり有名ではない重賞の表彰式では参加している人も少ないので、かなり高い確率でジョッキーのサイン色紙をもらうことができますよ(笑)
そして、たまに「チャリティー募金抽選会」というのが行われていて、募金をすると抽選会に参加できます。そこでは抽選で、ジョッキー直筆サイン入りの馬のゼッケンがもらえます。
これもかなり数があり参加者もそこそこなので、少し運が良ければすぐにサイン入りゼッケンが当たりますよ!
なかなかジョッキーの直筆サイン入りゼッケンなんてもらえる機会は少ないと思うので、かなり良い機会なのではないかと思っております。
自分もそんなに頻繁に競馬場には行っていませんが、ジョッキーの直筆サイン入りゼッケンを三枚と、サイン色紙を三枚持っていて自宅に大切にかざっています!
さらに募金箱を持っているのは騎手なので、募金の際軽くジョッキーの方々とお話できたりかなりフレンドリーに接することもできます!
そして岩手競馬ではバックヤードツアーというものを行っていて、普段立ち入ることのできない競馬場の裏側を誰でもみることができます。
例えば、装鞍所で馬に鞍をつけているところを見学したり、検量室でジョッキーが体重計に乗っているときに一緒に計りの目盛りを見たり、実況室で実況アナウンサーの隣に座って新聞と双眼鏡を持ちながら本物のレースを実況しているアナウンサーの声を間近に聞いたりなど。
ここ、盛岡競馬場・水沢競馬場でしかできない貴重な経験がたくさんあります。
競馬がもっと好きになること間違いなしです!
どうでしょうか?
岩手競馬の魅力、少しでも分かっていただけたでしょうか?
少しでも興味を持たれたら、是非盛岡競馬場・水沢競馬場に足を運んでください!
きっと楽しいことがたくさん待っていますよ!
写真:みれちか