全ての競馬ファンに贈る一冊『サラブレッド大辞典（株式会社カンゼン）』が予約開始（発売日2025年12月19日）。初心者からベテランファンまで、改めて「競馬をもっと深く楽しみたい」というファンに向けて制作した、競馬を構成するあらゆる要素を体系的な網羅を目指した一冊となります。
距離適性、心肺機能、遺伝子、生産、育成… 競馬を“深く楽しく”観戦するための体系的知識を1冊に凝縮。
「競馬に絶対はない。しかし、真実はある」
私たちが普段目にするレース。その背景には、生産者の配合の意図、育成牧場での試行錯誤、厩舎での日々のケア、そして当日のジョッキーの判断など、数えきれないほどの「人の想い」と「馬のドラマ」が詰まっています。
本書は、そうした「競馬の解像度を高めるための情報」を、美しい写真や図解、そして現場のプロフェッショナルへの取材を通じて一冊に凝縮しました。
見どころ①：美しいビジュアルで知る「サラブレッド」の構造
第1章では、「走る芸術品」とも称されるサラブレッドの美しさや構造を深掘りします。 骨格や筋肉の仕組みはもちろん、近年注目を集める「毛色」についても詳細に解説。他にも馬具や白斑など、競走馬の基本について、写真付きで楽しく学べます。
見どころ②：レース観戦の「視点」が変わる実践知識
第2章では中央・地方の各競馬場をコース図つきで紹介。さらには日本競馬の賞金体系、海外の大レースなどを取り上げ、幅広く「競馬」そのものについて知識を深めていきます。
「パドックでどこを見るべきか？ 」「返し馬でのチェックポイントは？」など、第3章・第4章では、レース観戦ですぐに役立つ実践的な知識の網羅を目指しました。 「距離適性」や「コース適性」の見極め方から、馬場状態が競走パフォーマンスに与える影響、さらには「ジョッキーカメラ」や「トラッキングシステム」といった最新技術まで、現代競馬を楽しむための情報を詰め込んでいます。
見どころ③：普段は見られない「舞台裏」への潜入取材
本書の最大の特徴は、徹底した現場取材に基づいている点です。 美浦トレーニング・センターでの調教風景、生産牧場での「寝ずの番」となる出産シーズン、馬を守るための輸送や装蹄の技術、そして引退馬支援の最前線まで。
普段はなかなか見ることのできない競馬の「裏側」を、豊富なデータと写真で紹介します。
さらには、
- 科学的トレーニングの最前線： 乳酸値測定や低酸素トレーニングとは？
- 生産・血統： 配合のロジックや、世界と日本の名種牡馬たち
- 馬を守る： 獣医療、リハビリ、輸送ケア、引退後の余生について
など、多くのジャンルについて取材。
競走馬の心肺機能などについても、科学的な知見に基づいてご紹介していきます。
見どころ④：競馬界を支える「人々」へのロングインタビュー
最終章では、競馬界の第一線で活躍する方々に貴重なお話を伺いました。
騎手： 菅原 明良騎手（美浦・高木登厩舎）
調教師： 加藤 和宏調教師（美浦トレセン所属）
調教助手：原木 あかねさん（美浦・土田稔厩舎）
厩務員：本間 壮右さん（美浦・蛯名正義厩舎）
アナウンサー： 大関隼 アナウンサー（ラジオNIKKEI）
運送会社： 白川典人 代表（大江運送株式会社 代表取締役）
研究職： 向井和隆 室長（JRA競走馬総合研究所）
それぞれの立場から見た「競馬」への想い、プロフェッショナルとしての仕事の流儀は必読です。
一頭のサラブレッドがデビューし、引退するまでの物語。そしてそれを支える沢山の人々の物語。 この一冊があれば、週末のレースがこれまで以上にドラマチックに、そして愛おしく感じられるはずです。
ぜひ、お手に取ってご覧ください。
| 書籍名 | サラブレッド大辞典 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年12月19日 |
| 価格 | 定価：2,420円（税込） |
| ページ数 | 224ページ |
