[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達 - 2022年8月06日・07日

8月に入り、2020年産駒達の新馬戦も早くも60戦以上が終了。
ここでは先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬達をご紹介していきたいと思います。

2022年8月06日(土)

札幌5R 芝1200 晴・良 8頭

メイクアスナッチ

牝馬
ルーラーシップ×スナッチマインド
母の父:ディープインパクト
所属:美浦)武市康男厩舎
生産:白老ファーム
鞍上:岩田望来騎手
438㎏ 3番人気 8枠8番

G2京王杯2歳Sの勝ち馬キングエルメスを半兄に持つテラステラが単勝1.7倍のダントツ1番人気となったレースでしたが、勝利を『掴み取った』のは438㎏の小柄な牝馬でした。

大外枠から好スタートを決めたメイクアスナッチは逃げたヴェラグリエロのすぐ後ろでレースを進め、早い段階で先頭に並びかけるとそのまま最後までしっかり走り切り、追い上げてきた2着馬セフィロをクビ差退けました。

勝ち時計は1分10秒1。
1200は忙しいくらいとの評価を受けているそうで、距離の幅を広げての走りも楽しませてくれそうです。

新潟5R 芝1800 晴・良 11頭

フェイト

牡馬
リアルスティール×サンタフェチーフ
母の父:Wiesenpfad
所属:栗東)矢作芳人厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:福永祐一騎手
478㎏ 1番人気 6枠7番

ウマ娘で有名な藤田晋オーナーがダントツの1番人気に応え今年の新馬戦初勝利です。

戦前から古馬と併せて良い動きを見せ注目を集めていたフェイトは、悪くないスタートから5-6番手にポジションをとって折り合い、直線に入るとスっと外へ。進路が開けて軽く促されると楽な手応えのままぐんぐん伸びていき、5馬身差つける強い内容でした。

勝ち時計は1分48秒1。
父リアルスティールも管理していた矢作調教師が新馬戦の鞍上にその父と同じ福永騎手を手配していたことからも、期待のほどがうかがえます。福永騎手からも「リアルスティールより気性が良さそう」「じっくり育てていけばクラシック戦線にも」という言葉も飛び出しています。クラシック3戦をドゥラメンテやキタサンブラックらと戦った父リアルスティールを超える活躍に期待したい1頭ですね。

新潟6R 芝1600 晴・良 18頭

ニシノコウフク

牝馬
サトノクラウン×ニシノマメフク
母の父:スペシャルウィーク
所属:美浦)伊藤大士厩舎
生産:中山高鹿康
鞍上:三浦皇成騎手
468㎏ 7番人気 5枠9番

西山オーナーが今年の新馬戦2勝目を、セイウンアグライア、ニシノマメフクと血を繋いできた期待馬で挙げました。
逃げることもできそうな好スタートから3番手で折り合い、持ったまま先頭に並びかけると直線途中でステッキが入り、そこからは良い反応で加速していきましたね。

勝ち時計は1分36秒2。
桜花賞を大目標に年内は冬の阪神JFを目指して逆算して使っていくとのこと。来春の牝馬クラシック戦線も含め、見逃せない注目馬がまた1頭名乗りをあげました。

2022年8月07日(日)

札幌5R 芝1800 晴・良 9頭

エイトスターズ

牝馬
ジャスタウェイ×インザスポットライト
母の父:Exceed And Excel
所属:栗東)坂口智康厩舎
生産:レイクヴィラファーム
鞍上:吉田隼人騎手
468㎏ 2番人気 4枠4番

レイクヴィラファーム生産馬が今年の新馬戦初勝利をあげました。
ややぎこちないスタートでしたがスッと2番手につけると4コーナー曲がりながら早くも先頭に立ち、詰め寄ってきた1番人気フェネストラをクビ差退ける押し切り勝ちでした。

勝ち時計は1分51秒2。
幼さも見せつつの勝利だったということで今後更なる成長が楽しみな1頭です。

新潟5R 芝1600 晴・良 16頭

ムーンスカイ

牡馬
トゥザワールド×スターリットスカイ
母の父:フジキセキ
所属:栗東)牧田和弥厩舎
生産:森永牧場
鞍上:今村聖奈騎手
434㎏ 12番人気 7枠14番

Saxon Warrior産駒フォミルマジック、Kingman産駒ソフィアエール、そしてJustify産駒のワインワインレッドとマル外馬3頭が人気を集めた新馬戦になりましたが、勝利したのは期待のルーキーに導かれた単勝44倍、12番人気の伏兵でした。

悪くないスタートを決めたムーンスカイは減量も活かして2-3番手にポジションをとり、外を回しながら先頭に並びかけるとそのまま直線へ。
横に広がった見ごたえある競り合いを最後は1/2馬身制して勝ち上がりを決めました。

勝ち時計は1分35秒7。
今村騎手はこれが新馬戦初勝利。永田オーナー、森永牧場にとっても今年の新馬戦初勝利ということで記憶にも記録にも残る新馬戦となりましたね。

新潟6R ダ1800 晴・良 15頭

ミトノオー

牡馬
ロゴタイプ×シダクティヴリー
母の父:Thunder Gulch
所属:美浦)牧光二厩舎
生産:築紫洋
鞍上:木幡巧也騎手
480㎏ 4番人気 7枠13番

築紫洋さん生産馬は、この世代2頭目のデビューにして2頭目の新馬戦勝ち馬となりました。

悪くないスタートから積極的に前へ付けていき差のない2-3番手でレースを進めると、4コーナーを曲がりながら先頭に並びかけ直線は軽快な脚取りでグングン加速。
2着馬ツウカイリアルに2と1/2馬身、3着コスモアバンサまでは更に7馬身という快勝となりました。

勝ち時計は1分54秒9。
抜け出してからは遊んでいるところもあり脚もまだまだ使えそうとのことで、次走以降の走りと今後の成長に期待です。

以上、今週のメイクデビュー勝ち馬6頭を見ていきました。

この仔達がこれからどのような成長を見せてくれるのか、また今週末の新馬戦ではどんな仔達がデビューしてくるのか、週末を楽しみに待ちたいと思います。

写真:かずーみ、とり

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