[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達 - 2022年11月13日(日)-

11月の開催も2週目。2020年産駒達の新馬戦もここまでで190戦を超えました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬達を紹介していきたいと思います。

2022年11月13日(日)

東京5R 芝1800 曇・良 9頭

ソールオリエンス

牡馬
キタサンブラック×スキア
母の父:Motivator
所属:美浦)手塚貴久厩舎
生産:社台ファーム
鞍上:戸崎圭太騎手
460㎏ 1番人気 5枠5番

2020年富士S勝ち馬ヴァンドギャルドの半弟、ソールオリエンスが1番人気に応えました。

ゲートの出はそれほど早い方ではなかったソールオリエンスですが、二の脚がついてスーッと前へ。
3-4番手で折り合いレースを進めます。
外を回りながらラクな手応えのまま直線に入ると追われてしっかり反応。途中からは2番人気レーベンスティールとの一騎打ちになりますが、クビ差前に出たところでゴールを迎えました。

勝ち時計は1分50秒8。
社台RH所属馬は前日の東京5レースから数えて新馬戦3連勝となりました。

3コーナーで競走中止となった4番ラヴァは右前肢跛行とのこと。
軽症であることを祈っています。

阪神5R 芝1800 雨・稍重 7頭

サンライズピース

牡馬
ブラックタイド×シースナイプ
母の父:グラスワンダー
所属:栗東)河内洋厩舎
生産:藤原牧場
鞍上:吉田隼人騎手
494㎏ 5番人気 1枠1番

最内からスタートとなったサンライズピース。まずまずのスタートを切ると先行勢の後ろへ。5-6番手でレースを進めます。

内で我慢したまま直線に入り、ラチの切れ目で加速して内を突き一気に前へ。
そこから稍重の馬場を物ともせず脚を伸ばして抜け出しを図ると、最後は1番人気ジュンフカリとの激しい競り合いを制しデビュー勝ちとなりました。

勝ち時計は1分50秒3。
2着から4馬身差の3着には重賞3勝馬ディアデラマドレの半妹メグスタスが入っています。

松岡隆雄オーナー、生産の藤原牧場、河内洋厩舎にとって今年の新馬戦初勝利となる見事な勝利でした。

東京6R 芝1600 曇・良 9頭

トラマンダーレ

牡馬
ドゥラメンテ×テルアケリー
母の父:Tapit
所属:美浦)鹿戸雄一厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:T.マーカンド騎手
482㎏ 1番人気 2枠2番

夫婦で来日中のT.マーカンド騎手とH.ドイル騎手が、JRA史上初の夫婦ワンツー達成です。

内枠からスタートとなったトラマンダーレは、ゲートを出ると二の脚をきかせて積極的に前へ。
逃げの体勢に入りレースを進めます。
良い手応えを残して直線に入ると、鞍上T.マーカンド騎手の力強い追い出しに応えて最後までしっかりと脚を伸ばし、追い込みをかけたH.ドイル騎手騎乗のスリーアイランドに1と3/4馬身差をつけてゴールしました。

勝ち時計は1分36秒6。
10月には新馬戦勝ちがなかったシルクレーシングですが、これが今年の新馬戦10勝目となりました。

このレースで2022年マイラーズC勝ち馬ソウルラッシュの半弟ジョアジョルナータがデビュー予定でしたが、馬場入場後に右前肢跛行を発症し除外。
軽症であることを祈っております。


以上、今週日曜開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を見ていきました。

この仔達がこれからどのような成長を見せてくれるのか、また今週の新馬戦ではどのような仔達が登場してくるのか、土日のレースを楽しみに待ちたいと思います。

写真:ちゃぼ

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